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ブックマーク / newclassic.jp (6)

  • 「フランスが午後6時以降の業務メールを禁止」という誤報に御注意あれ | THE NEW CLASSIC

    フランスが、午後6時以降の業務メールを禁止したというニュースを大きく報じたのは英・ガーディアン紙だった。このニュースは日でも大きく報じられ、フランスの企業連合と労働組合が、勤務時間外の上司とのメールのやり取りなども労働時間として認めるように求めた協定が成立したために、「社員も18時以降は(仕事用の)携帯電話の電源をオフにすることが求められる」1ことが伝えられた。また、それに伴い「GoogleやFacebookなどのテック系企業やコンサルティングファームに勤務する約100万人の労働者に影響を与える」というガーディアンの見解も伝えられている。 誇張や誤解 しかし、Slate誌によるとそれは少しばかり誇張や誤解であるのだという。今回のフランスの決定は正式な法律ではなく、どうやらガーディアン紙の翻訳の過程でニュアンスが変わってしまったようだ。また18時という時刻についても明記されたものではなく、

    「フランスが午後6時以降の業務メールを禁止」という誤報に御注意あれ | THE NEW CLASSIC
  • ウジェーヌ・エマニュエル・ヴィオレ・ル・デュクの生誕200年、近代建築への影響とは? | THE NEW CLASSIC

    1814年に生まれたウジェーヌ・エマニュエル・ヴィオレ・ル・デュクは、ノートル・ダム大聖堂(パリ)の修復や、サン・ドゥニ・ド・レストレ教会堂の建設などで知られている。そんなヴィオレ・ル・デュクの生誕200年にあわせて、Googleのロゴも変更された記念日にあわせてロゴが変更される「Google Doodle」によるものだ。 自ら学んだ建築 彼は、ノートル・ダム大聖堂の修復からも分かる様に、中世建築の修復によって知られている。裕福な家庭に生まれながらも、フランスの正統派の教育を受けることを拒否したヴィオレ・ル・デュクは、フランス中を自らの足で歩きながら、中世建築をデッサンすることで建築を学んだ。 フランスの歴史に彼が目を向けたのは、プロスペル・メリメの影響もあったと言われる。メリメは“文化大国・フランス”の父であり、フランス中の傑出した建造物を調査し、目録をつくったことで知られる。近代フラン

    ウジェーヌ・エマニュエル・ヴィオレ・ル・デュクの生誕200年、近代建築への影響とは? | THE NEW CLASSIC
  • 【闘争】フランス五月革命の熱烈なアジビラたち【学生運動】 | THE NEW CLASSIC

    1968年5月、パリは革命の熱気に包まれた。大学の旧態然とした体制に抗して学生たちが立ち上がったのだ。 折しも激化したベトナム反戦運動と相まって、運動は急速に拡大した。発端となったのはパリ大学の中でも郊外に位置するナンテール校だったが、運動はただちに市内中心部にまで波及し、ソルボンヌ校の学生を中心とする自治要求運動がおこった。学生たちは路上にバリケードを築き、カルチエ・ラタン一帯を占拠した。 革命に参加したのは学生ばかりではない。運動に共鳴した労働者たちが蜂起し、合わせて約1千万人もの民衆がパリ市内の至る所でゼネストを行ったのだ。 学生と労働者による運動に対して、ド・ゴール大統領は強硬姿勢で臨んだ。出動した機動隊はスト参加者を激しく殴打。民衆の怒りに火を注ぎ、パリの交通システムは完全な麻痺状態に陥った。 以下に紹介するのは、この闘争の最中に学生や労働者の手で刷られたアジビラである。68年当

  • 小津安二郎生誕110周年、Googleトップページが『東京物語』に変更 | THE NEW CLASSIC

    が世界に誇れる映画監督といえば誰だろうか。『七人の侍』の黒澤明? 『戦場のメリークリスマス』の大島渚?「世界のキタノ」こと北野武も評価が高い。 しかしながら、何と言っても小津安二郎を外すことはできないだろう。海外の日映画好きからは必ずと言っていいほど名前が上がる監督だ。今日はそんな小津安二郎の誕生日。これにあわせてGoogleトップページが彼の代表作『東京物語』のワンシーンへ変更されている。誌でも過去に何度か特集した「Google Doodle」によるものだ。   小津安二郎とは?   小津安二郎は1903年12月12日、現在の東京都江東区に生まれた。 短期のあいだ小学校教員として勤めた後、1923年に松竹キネマへ入社。映画の世界へ入る。 代表作『東京物語』ではローポジションを多様し、カメラを固定して人物を撮る独自の演出技法を用いた。説明的要素を限界までそぎ落とした台詞回しは、フラ

    小津安二郎生誕110周年、Googleトップページが『東京物語』に変更 | THE NEW CLASSIC
  • セルマ・ラーゲルレーヴ生誕155周年 Googleトップページが『ニルスのふしぎな旅』仕様に | THE NEW CLASSIC

    30~40代の読者にとって『ニルスのふしぎな旅』という単語は懐かしく響くのではないだろうか。同作はNHKでアニメ化され、1980~81年にかけて放映され人気を博した。子供のころ毎週見ていたという読者も多いだろう。 今日はそんな『ニルスのふしぎな旅』の作者であるセルマ・ラーゲルレーヴの生誕155周年。これに合わせてGoogleトップページががちょうのモルテンに乗ったニルスの可愛らしいイラストに変更されている。誌でも何度か紹介した「Google Doodle」によるものだ。 セルマ・ラーゲルレーヴは1858年11月20日、スウェーデンに生まれた。1885年から1895年まで女学校で教師として勤めた後、1906年に『ニルスのふしぎな旅』を著す。1909年には女性初のノーベル文学賞受賞者となった。(ちなみに今年のノーベル文学賞、誰だったか覚えてますか?答えはこちら。) 彼女の代表作『ニルスのふし

  • 「ロマは国に戻るべき」、フランスで“また”政治家の発言 | THE NEW CLASSIC

    ニュースというのは悲しいものだ。何もなければ報じることはないし、もしある人々が平和に暮らしているならば、取り立てて騒ぎ立てるようなことはないはずだ。誌が、再びヨーロッパに暮らす少数民族ロマのニュースをお届けする(私達は、この記事とこの記事でヨーロッパに起きた問題を取り上げた)というのは、彼らに対して再び問題が持ち上がったということだ。   「ロマは国に戻るべきだ」 フランスのヴァルス内務大臣は、ラジオ局のインタビューにおいて「ロマ人はフランス人との統合に失敗した。彼らはルーマニアかブルガリアに戻るべきだ」と発言した。また、他の政治家について、移動の自由を認めているヨーロッパからこれら2つの貧しい国々を「ロックアウト」するべきだという発言があったことも報じられている。 この発言はヨーロッパにおいて国境がほとんど廃止されることとなった移民政策の“惨めな失敗”について、広範な議論を呼んでいる。

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