フランスが、午後6時以降の業務メールを禁止したというニュースを大きく報じたのは英・ガーディアン紙だった。このニュースは日本でも大きく報じられ、フランスの企業連合と労働組合が、勤務時間外の上司とのメールのやり取りなども労働時間として認めるように求めた協定が成立したために、「社員も18時以降は(仕事用の)携帯電話の電源をオフにすることが求められる」1ことが伝えられた。また、それに伴い「GoogleやFacebookなどのテック系企業やコンサルティングファームに勤務する約100万人の労働者に影響を与える」というガーディアンの見解も伝えられている。 誇張や誤解 しかし、Slate誌によるとそれは少しばかり誇張や誤解であるのだという。今回のフランスの決定は正式な法律ではなく、どうやらガーディアン紙の翻訳の過程でニュアンスが変わってしまったようだ。また18時という時刻についても明記されたものではなく、
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