モリッシーはロンドン・オリンピックについて、イギリスの大衆が場当たり的な愛国心をまき散らしているとして、とても観戦に耐えないと語っている。 ファンサイトのトゥルー・トゥ・ユーに寄せた公開書簡でモリッシーはイギリスの王室がオリンピックを「経験的な必要性から乗っ取った」と次のように指摘している。 「ぼくは今回のオリンピックが場当たり的な愛国主義にまみれてしまっていてとても観るに耐えない。イギリスがかつてここまで愛国主義に蹂躙されてしまったことはあるだろうか。まばゆいばかりの王室は当たり前のように今回のオリンピックを経験的に自分たちの要求のために乗っ取って利用しているし、表現の自由が保障されているはずのプレスでもまったくこうしたことへの異議も表明されていない。ロンドンは突然、さも超富裕層向けのブランドとして宣伝され、その一方でロンドン以外のイギリス全土は予算削減と緊縮財政と破滅的な経済状況に恐れ