2015年4月9日のブックマーク (6件)

  • 「ロレンツォのオイル」のモデル死去 : 有機化学美術館・分館

    6月21 「ロレンツォのオイル」のモデル死去 カテゴリ:医薬雑記 以前館の方で一度紹介した、「ロレンツォのオイル」のモデルとなったロレンツォ・オドーネ氏が5月30日に死去したとのことです。享年30でした。 ロレンツォ氏は5歳の時に、難病である副腎白質ジストロフィー(ALD)を発症しました。これは脂肪酸の代謝異常によって、炭素数が24から26の長鎖脂肪酸が神経細胞に蓄積し、これがミエリン(神経を保護する鞘状の層)を破壊して脳にダメージを与えるという病気です。X染色体の異常によって発生する遺伝病であるため、通常男の子だけに発生します。5歳前後で発症し、体の麻痺などを伴って多くは2年以内に死亡します。 ロレンツォ少年の父・オーグスト氏は化学には何の縁もない一銀行員でしたが、息子を救うために必死になって生化学を勉強し、ある種の油がこの病気に対して効果があるのではないかという結論にたどり着きます。

    「ロレンツォのオイル」のモデル死去 : 有機化学美術館・分館
    barringtonia
    barringtonia 2015/04/09
    副腎白質ジストロフィーを発症した息子のために、一から生化学を学び、特効薬を自ら開発した銀行員の父の話。
  • 石川博品 - 「耳刈りネルリ」シリーズ - Close To The Wall

    耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳 (ファミ通文庫) 作者: 石川博品,うき出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2009/01/30メディア: 文庫購入: 25人 クリック: 293回この商品を含むブログ (82件) を見るこのブログでラノベ記事を上げるのは初めてだ。 嗚呼、素晴らしき3巻ラノベの世界 - ディドルディドル、とバイオリン アクロバットな異世界FTラノベ「耳刈ネルリ」シリーズ - Togetter 全く知らない作品、作家だったけれど、この人が面白そうに紹介していて、またどうもソ連みたいな多民族が混在する学園生活、というのが基設定だと言うことを知り、東欧関係を調べていた時だったので俄然興味がでてきたのだった。 で、これがとても面白い。いかにもオタクな妄想トークが暴走したりするトリッキーな語りは今風なんだと思うけど、物語的にはむしろ王道の、あるいはほとんど古風な学園もの

    石川博品 - 「耳刈りネルリ」シリーズ - Close To The Wall
  • 『街道と犬ども』石川博品|日常の謎|webメフィスト|講談社文芸第三出版部|講談社BOOK倶楽部

    小仏峠を越えたあたりからなぜか犬に吠えられるようになった。 このところ甲州街道を歩いている。高尾山を相模湖の方におりたとき、駅前に「甲州街道」という道路標識があるのを見て「近所を走っているあの道がここまで通じているのか」と不思議に思ったのがきっかけで、昨年日橋から諏訪まですこしずつ歩いて踏破し、今年は二度目に挑戦中だ。 何が楽しくて歩いているのかと訊かれれば答えに窮する。舗装路が中心なのでアウトドア派の人には退屈だろう。歩いているそばをひっきりなしに車が通るので、思索に耽ろうにも集中できない。頭に浮かぶことといえば「あんよが痛いよぉ」とか「かむかむレモンおいちい」といったことくらいだ。 それでも道端に腰をおろして刈り入れの済んだ田の面を見晴るかしながら水筒の水など飲んでいると胸のすく思いがする。木の枝から鳶が二羽飛び立ち、競い合うようにして空をのぼっていく。鳶といえば翼をひろげて高い空を

    『街道と犬ども』石川博品|日常の謎|webメフィスト|講談社文芸第三出版部|講談社BOOK倶楽部
    barringtonia
    barringtonia 2015/04/09
    こんなの書ける人があんなの書いてるんだもんな、すげー話だよな。ネルリ以外もちゃんと読まないと。
  • moluv.jp

    moluv.jp 2023 著作権. 不許複製 プライバシーポリシー

    moluv.jp
    barringtonia
    barringtonia 2015/04/09
    “データ上ではRAPやHIPHOPで生きるということは、軍人よりも職業的危険性が大きい” / 単純に割り算するとか無茶苦茶だけど、同じようにジャンルが若いエレクトロニカの他殺率と大差があるからなあ。
  • 500マイル以上離れた場所にメールが送れないのだが

    http://web.mit.edu/jemorris/humor/500-miles From: Trey Harris <trey@sage.org> 今から私が書く話は、起こりようのない問題についてだ。この話を広く一般に公開してしまうのは惜しい。というのも、いい酒の話のネタになるからだ。この物語は、退屈な詳細や問題を隠すために、多少事実を変えていて、物語を面白く脚色している。 数年前、私はキャンパスのメールシステムを保守する仕事をしていて、統計学部の学部長から電話を受けた。 「大学の外にメールを送るのに不具合が発生しているのだが」 「どんな問題でしょう?」と私はたずねた。 「500マイル以上メールを送れないのだよ」と学部長は説明した。 私はラテを吹き出した。「何だって?」 「ここから500マイル以上離れた場所にメールを送信できないのだよ」と学部長は繰り返した。「実際は、もう少しあるの

    barringtonia
    barringtonia 2015/04/09
    良かった、半径520マイルの謎の球体に隔離された世界は存在しなかったんだ。
  •  ハリ・クンズル『民のいない神』 - 西東京日記 IN はてな

    帯には「ピンチョンとデリーロの系譜に連なる、インド系イギリス作家による、「超越文学(トランスリット)」の登場!」との文句。 ピンチョン、デリーロという名前が出ると、「この世界のすべて」をぶち込んだような小説を期待してしまうわけですが、確かにこの『民のいない神』も、カリフォルニアの砂漠にある巨大な岩石とそこに集うUFOカルトの人々、その砂漠で起きた幼児失踪事件、18世紀の宣教師の手記、リーマン・ショック、イラク戦争など、さまざまな要素を時系列を入れ替えながら投入しています。 このあたりの要素を見ると、「なるほどピンチョン的か」と思わせますが、登場人物の設定や描き方がぜんぜん違う。特に幼児失踪事件が起こる現代のパート(2008〜2009年)の部分には、インド系のシク教徒の家に生まれたジャズとユダヤ人のリサの夫婦、イギリスのロックバンドのボーカルのニッキー、イラクから逃げてきた少女のライラなどが

     ハリ・クンズル『民のいない神』 - 西東京日記 IN はてな