2023年8月30日のブックマーク (3件)

  • 入間人間の手口はほんとうにわかってきたのか? - Akosmismus

    saize-lw.hatenablog.com 興味を惹かれるタイトルだったのでこの記事を読みました。なるほど、というとこもあり、うーん?というとこもあり。以下読んで思いついたことを書きます。 LW さんの主張は大まかに以下の通りです。 1. 小説には「対立」が必要である。 2. 対立を表現するために同一の事象に対する異なる視点からの主観的な評価が描写される必要がある。 3. 2. を実現するために(地の文は?)「回りくどい表現」を採用する必要がある。 興味深いとは思いつつあまりうなずけない点もあります。 対立のない小説も存在する。 クリーランドが対象とするジャンルは「格の低い娯楽小説」であり、クリーランドが主張するのは「格の低い娯楽小説では」対立が必要とされる、ということです。 いっぽう LW さんは「小説が持つ質的な特徴から演繹的に導出できる理由」を求めているので、クリーランド

    入間人間の手口はほんとうにわかってきたのか? - Akosmismus
  • ゲームプレイの快楽:ウォーキングシミュレーターにおける視点の移動と目眩の感覚

    ビデオゲームにおける多様な楽しみの特徴を検討し、その仕組みを探る連載「ゲームプレイの快楽」。今回は「Dear Esther」などを例に取り、「ウォーキングシミュレーターにおける視点の移動と目眩の感覚」について語る。 ジェットコースターのおもしろさは、重力によって身体が引っ張られたり、ものすごい速さで変遷していく景色を見て、目眩を覚えたりすることにある。構造としては、映画ととてもよく似ている。しかし体験の質はまったく違う。映画に映し出される映像が原理的にどのような視点も許容するのに対し、ジェットコースターを体験する視点はつねにあなたのものだ。 では、車に乗ってドライブに行くことのおもしろさはなんだろう。拡張された身体を用いることの快感については、前章で述べた。しかし、ドライブにおいてもうひとつ重要なことは、気の向くままにどこへでも行けるという自由さだ。ジェットコースターはなにがあろうとも、定

    ゲームプレイの快楽:ウォーキングシミュレーターにおける視点の移動と目眩の感覚
  • The Cosmic Wheel Sisterhood(または一人称の占いとしてのアドベンチャーゲーム) - 青色3号

    store.steampowered.com ストーリーとしては、「とある理由から遠い小惑星に流刑された魔女が、禁忌とされる存在(ベヒモス)と契約を結び、オリジナルのタロットカードの作成、そして友人その他の魔女たちとの会話および彼女らを対象としたタロットによる占いを通じ、魔女たちの共同体(コヴン)、ひいては宇宙の運命を変えていく」といったもの。そんなCosmicでWheelでSisterhoodなゲームなのですが、以下ではWheelの話しかしません。おそらく作の魅力のメインはSisterhoodの部分にこそあるものの、今回はスルー。 さて、作のコアループは(合間に回想があったり、後半には多少要素が増えるものの、質的には)ほとんど下記に尽きています。 オリジナルのタロットカードを作成する1。通常のタロットとおなじように、解釈に使えそうな言葉たちがいろいろと付いてくる 流刑先の小惑星に訪

    The Cosmic Wheel Sisterhood(または一人称の占いとしてのアドベンチャーゲーム) - 青色3号
    barringtonia
    barringtonia 2023/08/30
    自分の場合はエレメントを介した正のフィードバック(物騒な選択肢を選び続けると物騒なカードが作りやすくなるとか)も結構効いていた印象