ブックマーク / realsound.jp (8)

  • 不可思議で不穏、そして圧倒的に新しい――『Lorelei and the Laser Eyes』が切り開く、現代のナラティブ体験

    不可思議で不穏、そして圧倒的に新しい――『Lorelei and the Laser Eyes』が切り開く、現代のナラティブ体験 文=ラブムー、画像=© 2024 Simogo AB. All rights reserved. Published by Annapurna Interactive under exclusive license. 「迷宮は未知を引き延ばすためのもの……いっぽう迷路は道に迷うためのもの。そして我々は迷いました。」 『Lorelei and the Laser Eyes』(Nintendo Switch/Steam)のことを書くにあたって、「一見アーティスティックなガワをしているものの、実際はゴリゴリのパズルアドベンチャー」とか「小難しそうだが、意外とシンプルなストーリー」などと、そんなふうに話を持っていくことはそれほど難しくないだろう。作は一面においては、た

    不可思議で不穏、そして圧倒的に新しい――『Lorelei and the Laser Eyes』が切り開く、現代のナラティブ体験
  • メタルギア畑でつかまえてーーファントムを描く短編小説「『Metal Gear Solid V: The Phantom Pain』をプレイして」

    メタルギア畑でつかまえてーーファントムを描く短編小説「『Metal Gear Solid V: The Phantom Pain』をプレイして」 『ニューヨーカー』誌の2020年1月6日号に、短編小説「『Metal Gear Solid V: The Phantom Pain』をプレイして(“Playing Metal Gear Solid V: The Phantom Pain”)」が掲載された(オンライン版は2020年9月現在でも閲覧可能)。同作は小島秀夫監督によるメタルギア・シリーズ第8作となるビデオゲーム『Metal Gear Solid V: The Phantom Pain』(以下、『MGSV:TPP』と表記)が発売された2015年から5年後、アフガニスタン系アメリカ人のジャミル・ジャン・コチャイ(Jamil Jan Kochai) が上梓したものだ。以下にそのあらすじをまとめ

    メタルギア畑でつかまえてーーファントムを描く短編小説「『Metal Gear Solid V: The Phantom Pain』をプレイして」
    barringtonia
    barringtonia 2022/01/23
    以下で全文読めるがすごい小説だった。この解説自体も素晴らしい。 https://www.newyorker.com/magazine/2020/01/06/playing-metal-gear-solid-v-the-phantom-pain
  • 斉木久美子が語る『かげきしょうじょ!!』制作秘話と作家生活25年の歩み 「“もう終わったな”と一度は思いました」

    斉木久美子が語る『かげきしょうじょ!!』制作秘話と作家生活25年の歩み 「“もう終わったな”と一度は思いました」 美しく華やかな舞台で多くのファンを魅了する紅華歌劇団は、100年の歴史をもち、未婚の女性だけで構成されている。そんな歌劇団の人材を育成する紅華歌劇音楽学校に、「オスカル様」に憧れる天真爛漫な渡辺さらさと、元・国民的アイドルの奈良田愛ら、40名の少女が第100期生として入学した――。 未来のスターを目指す少女たちの青春群像を描く『かげきしょうじょ!!』は、斉木久美子による大人気マンガだ。2012年に「ジャンプ改」(集英社)で連載が始まり、同誌の休刊後は「メロディ」(白泉社)に移籍して物語は継続されている。今年7月には最新11巻が発売、そしてTVアニメも放送が開始された。新刊リリースとアニメ化、また漫画家生活25周年といくつもの節目を迎える斉木久美子氏に、『かげきしょうじょ!!』に

    斉木久美子が語る『かげきしょうじょ!!』制作秘話と作家生活25年の歩み 「“もう終わったな”と一度は思いました」
  • 武器を持たないチョウの“縄張り争い”、なぜ成立する? 研究者が語る、目からウロコの新説

    チョウの最新研究で予想外な結論をスリリングに導き出した『武器を持たないチョウの戦い方』(京都大学学術出版会)。多くの種のチョウの雄同士では、互いに相手の周りを飛び回る「卍巴飛翔」(まんじともえひしょう)が観察される。これは縄張り争いと見なされてきたが、実はチョウ自身にはライバル同士という認識はなく、求愛行動だったと結論づけている。なぜ、雄同士で求愛行動をすると考えられるのか? 科学とは来どういうものなのか? 著者の大阪府立大学大学院研究員・竹内剛氏に話を聞いた。(篠原諄也) 雄同士で求愛する理由とは? チョウの研究をする竹内剛氏 ーーこの研究に関心を持ったきっかけを教えてください。 竹内剛(以下、竹内):野外でチョウの行動を見ている中で、一番謎に思ったことがあります。それはチョウは攻撃をしないのに、雄同士の縄張り争いが成り立っているとされていることでした。これが直感的に理解しにくかったの

    武器を持たないチョウの“縄張り争い”、なぜ成立する? 研究者が語る、目からウロコの新説
    barringtonia
    barringtonia 2021/08/04
    だとすると、多くの種で雌雄の羽の色が大きく異なることはどう説明されるのだろう?
  • 『SFマガジン』編集長・塩澤快浩が語る、SFが多様性を獲得するまで 「生き延びることしか考えてきませんでした」

    SFマガジン』編集長・塩澤快浩が語る、SFが多様性を獲得するまで 「生き延びることしか考えてきませんでした」 2020年2月号が創刊60周年記念号となった「SFマガジン」を発行する早川書房は今年、ハヤカワ文庫創刊50周年を迎え、「ミステリマガジン」9月号、「SFマガジン」10月号でそれぞれ記念特集を組んだ。 長年、SFにかかわり、現在では国内と翻訳の編集部全体を統括する立場の塩澤快浩氏(早川書房事業部副部長兼編集統括部長兼SFマガジン編集長)にジャンルの専門誌である「SFマガジン」の歩み、SFの過去と現在について訊いた。(9月15日取材/円堂都司昭) 「SFマガジン」の仕事を始めてからSFを読み始める ――早川書房へ入社する前は、SFに興味がなかったそうですね。 塩澤:高校の頃から翻訳もののハードボイルド、冒険小説を読み始めました。大学時代もそういうものばかり読んで就職活動はほとんど

    『SFマガジン』編集長・塩澤快浩が語る、SFが多様性を獲得するまで 「生き延びることしか考えてきませんでした」
  • くどうれいんが語る、俳句・短歌への目覚めとインターネット 「全員を感心させるのではなく、たった一人を打ちのめす文章を」

    くどうれいんが語る、俳句・短歌への目覚めとインターネット 「全員を感心させるのではなく、たった一人を打ちのめす文章を」 くどうれいんは盛岡在住の作家であり、歌人であり、俳人であり、会社員である。2018年に盛岡の書店から刊行した、俳句にまつわる日記のリトルプレス『わたしを空腹にしないほうがいい』(BOOKNERD)は身のうちでパチンと弾けるような文章が評判を呼び、現在は8刷というリトルプレスとしては異例の売り上げに達している。 待望のエッセイ集『うたうおばけ』(書肆侃侃房)が2020年4月29日に発売され、即重版が決定した。読者が「できすぎだろう」と思ってしまうほど面白いエピソードが記された39編は、すべてくどうの日常で実際に起きたことだという。 ズブリと感性を貫く言葉を紡ぐくどう。しびれるように良いのに、だれかに説明しようとしてもその良さをうまく言葉にできない。“おばけ”のようにつか

    くどうれいんが語る、俳句・短歌への目覚めとインターネット 「全員を感心させるのではなく、たった一人を打ちのめす文章を」
    barringtonia
    barringtonia 2020/08/03
    この方のことは知らなかったが、岩倉玲音とたまたま名前が同じなせいで2chで叩かれたとか、中学生の時にARuFaに憧れてブログやってたとか、いかにもインターネット世代の物書きっぽいエピソードが良い
  • 『マイ・ブロークン・マリコ』で注目の漫画家・平庫ワカ、初インタビュー 「この作品を描いて本当に報われた」

    『マイ・ブロークン・マリコ』で注目の漫画家・平庫ワカ、初インタビュー 「この作品を描いて当に報われた」 2019年、『COMIC BRIDGE online』(KADOKAWA)で連載された平庫ワカの『マイ・ブロークン・マリコ』は、全4回の連載が更新されるたびにトレンド入りし、今年1月に出た単行も発売即重版が決定、いまなお売れ続けている。同作は、自ら命を絶った親友イカガワマリコの遺骨とともに海をめざすOLシイノトモヨの旅を描いたロードムービー風の傑作だが、その作者である平庫ワカという新人漫画家がいったい何者なのか、現時点ではまだあまり多くの情報は公開されていない。そこで今回、この『マイ・ブロークン・マリコ』が誕生するまでのいきさつをはじめ、これまで目にしてきた漫画映画、好きな音楽についてなど、ファンなら誰もが知りたいようなことを平庫ワカ人に語ってもらった。なお、今回のインタビューが

    『マイ・ブロークン・マリコ』で注目の漫画家・平庫ワカ、初インタビュー 「この作品を描いて本当に報われた」
  • タミヤ「ムカデロボット」、なぜセンサー無しで障害物をさける? 機構を再現する“模型”の面白さ

    今年も開催された、第57回 静岡ホビーショー(5月10日〜13日)。その会場の片隅で、一風変わったキットが発表された。タミヤの"楽しい工作シリーズ"の新作「ムカデロボット工作セット」がそれである。キットに含まれているのは全長40㎝ほどの、まさにムカデ型のロボット。クリアブルーの胴体からは内部の動力が見え、オレンジ色の脚を回転させて障害物を乗り越えつつ動く姿は、かなり実物のムカデに似た雰囲気が出ている。 このキットには元ネタがある。大阪大学の大須賀公一教授がロボット、そして生物の動作研究のために作った「i-CentiPot」がそれだ。市販のモーターなど手に入りやすい部品と単純な構造を持ちながら、まるで物のムカデのように動くロボットである。今、このロボットがキットになるということには、模型が元来持っていた「機構を再現する」という役割が絡んでいる。 i-CentiPotを開発した大須賀教授が研

    タミヤ「ムカデロボット」、なぜセンサー無しで障害物をさける? 機構を再現する“模型”の面白さ
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