東北の新しい道がひらけました。名前は、「みちのく潮風トレイル」と言います。 とてもとても長い道で、森と海のどちらの恵みも感じることができる豊かな道です。森、里、川、海のつながりから生まれた自然とそこで紡がれた物語は、このトレイルだけが持つ美しい魅力。 そしてこの道から人々の暮らしが伝わり、やがて未来へと続いて行くことを願っています。みんながいっしょになって歩くことで、道になる。どうぞ、東北を、この道を歩いてください。
東北の新しい道がひらけました。名前は、「みちのく潮風トレイル」と言います。 とてもとても長い道で、森と海のどちらの恵みも感じることができる豊かな道です。森、里、川、海のつながりから生まれた自然とそこで紡がれた物語は、このトレイルだけが持つ美しい魅力。 そしてこの道から人々の暮らしが伝わり、やがて未来へと続いて行くことを願っています。みんながいっしょになって歩くことで、道になる。どうぞ、東北を、この道を歩いてください。
屋久島に行くか、北海道に行くか、はたまた北アルプスや南アルプスを縦走するか。今年、少し大きなハイキングを計画しているなら、台湾をその候補に入れても良いかもしれません。 詳しくは、これまで山と道JOURNALSで数多くご紹介してきた台湾関連の記事をぜひ参照していただきたいのですが、台湾は九州とほぼ同じ面積に270座以上もの3000m峰がひしめく「山の国」です。しかも、これまで外国人には煩雑だった登山パーミッション取得も山と道が現地の協力者と立ち上げたパーミッション取得代行サービスにより、グッとハードルが下がりました。 今回は、そんな台湾の山をHLC関西アンバサダーの中川裕司さん(通称キンニクン)が、プライベートで山と道HLCディレクターの豊嶋秀樹(同ヒデキ)、友人の小川裕史さん(同ボマ)と、実際に山と道のパーミッション取得代行サービスを利用して、1週間ほどのハイキング旅をした模様を寄稿してく
未組立プラモ写真家。稀に組む。山登る。からぱたへのお問い合わせ、文章・写真・DJ・飲酒のオファーはTwitter @kalapattar からどうぞ
北海道の北にある巨大な島サハリンは、 じつは稚内からわずか40数キロしか離れていない 〝日本にもっとも近い外国〟だ。 昨年の夏、香港・ベトナム・台湾・モンゴルのアジア諸国を放浪した さすらいの旅人ホーボージュンさんが、 この夏は北方の島サハリンへ旅に出た。 最終回となる今回はいよいよ山中へと足を踏み入れた。 オホーツクを望む絶景の地でその胸に刻んだものは……。 (サハリン前編はこちらから) ハスカップとウィルダネス 「ハアハアハア……」 予想通りの急登だった。 「ハアハアハア……」 これだからロシアン登山はいやなんだ。 歩き始めてわずか15分で僕はすっかり汗だくになってしまった。トレッキングパンツが太腿に貼り付いて足もうまく上がらない。登山口の森の中は風通しが悪く、蒸し暑かった。額を伝った汗が目に入り猛烈に染みる。今日もハードな1日になりそうだった。 それにしてもロシア人は本当に「直登」が
北海道の北にある巨大な島サハリンは、 じつは稚内からわずか40数キロしか離れていない 〝日本にもっとも近い外国〟だ。 昨年の夏、香港・ベトナム・台湾・モンゴルのアジア諸国を放浪した さすらいの旅人ホーボージュンさんが、 この夏は北方の島サハリンへ旅に出た。 かつては日本領だったこの島には 果たしてどんな自然が広がっているのだろうか? なんでまたサハリンなんかに!? 「今度はサハリンに行こうと思ってるんだ」 次の旅の計画を話すとまわりの友人たちは一様に驚いた顔をした。 「えっ?サハリンって……どこだっけ?」 「旧樺太だよ。北海道の北にあるでかい島」 「それって、北方領土じゃないの?」 「ちょっと違うけど、グレーゾーンかな」 「そんなとこに行ってもいいの?」 「うん。ロシアのビザを取れば誰でも行ける」 「でも、どうやっていくわけ?」 「船だよ。稚内(わっかない)から定期船が出てるんだ」 「ええ
私たちの住む「アジア」を眺めてみると、 まだ知られていないトレイルが方々にあった……! 世界中を歩きめぐってきたサスライの旅人ホーボージュンが そんなアジアへバックパッキングの旅へ出た。 3カ国目は日本の西に浮かぶ島・台湾へ! 台湾の山中にひとり取り残された 「……訪客、訪客!」 どこか遠くのほうで人の声がする。 「請醒來!」 肩を揺すられて、ハッと気がついた。慌てて飛び起きるとバスはすでに停車していて、制服姿の運転手さんが心配そうに僕の顔を覗き込んでいた。 「こ、ここはどこですか!!」 慌てて尋ねるが、英語がまったく通じない。 「せ、せ、清泉橋は? ぼ、僕は清泉橋に行きたいんです!」 「你在哪裡下車?」 ダメだ。ぜんぜん通じていない。僕はポケットから手帳を出すとそこに漢字で「清泉橋」と書いて差し出す。運転手さんはそれを見て「ああ、やっぱり」というような顔をしている。そしてバスの後方を指さ
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