軍艦島、上陸禁止 アスベストの疑い 大気汚染防止法基準をオーバー 2019/7/31 11:41 (2019/7/31 13:42 更新) 長崎市は31日、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の一つ、端島(軍艦島)で、大気汚染防止法の基準値を上回るアスベスト(石綿)と疑われる物質が検出されたして、上陸を禁止した。期間は未定で、アスベストと確定すれば国と対応を協議する。基準値を超えたのは初めて。 同法は、アスベストの製造施設などを対象としており、軍艦島は適用外。ただ、市は多くの観光客が訪れることから、2009年に上陸を許可してからほぼ毎年調査をしている。12日の調査で、観光客に開放している見学広場3カ所のうち2カ所で基準の1・2~1・6倍を検出した。 海底炭鉱の採掘拠点だった軍艦島は1974年の閉山まで多くの人が暮らした。国内最古の鉄筋コンクリート高層アパートなどの建築年代からアスベストの
