『クラッシュ』『イグジステンズ』『ヒストリー・オブ・バイオレンス』など数々の受賞歴と共に物議をかもしてきた映画作家デヴィッド・クローネンバーグ。第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部⾨に出品され、退出者が続出した賛否両論の問題作がいよいよ⽇本公開となる。主演は『グリーンブック』のヴィゴ・モーテンセン。⾃⾝のカラダから臓器を⽣み出すアーティスト・ソールを演じ、パートナーのカプリースに『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のレア・セドゥ、⼆⼈を監視する政府機関のティムリンに『スペンサー ダイアナの決意』のクリステン・スチュワートという豪華キャストが揃った。 製作に20年以上を費やした最新作のテーマは「⼈類の進化についての黙想」。⻤才監督が創造する⼈類の進化とは︖ 本作は人類の進化についての黙想です。 つまり、人間がこれまで存在しなかった非常にパワフルな環境を作り出したため、そのプロセスを制御