風光明媚な山の頂き近くに建つ、未来的なフォルムの住まい。SF映画に登場するかのようなその家には、建築家の大胆なアイデアと施主夫妻の遊び心が詰まっていた。雑誌『エンジン』の、クルマと暮らす理想の住まいがテーマの人気シリーズ。今回は、建築家の奥和田健設計の文字通り尖った家を紹介。デザインプロデューサーのジョースズキ氏がリポートする。 建築家の提案を全面的に受け入れる 「これほど先鋭的な家を建てることを、よく許しましたね。そんなお施主さんに出会いたいものです」 この家を設計した奥和田健さんが、建築家仲間を連れてくるたびそう羨ましがられると、施主である喜多敬さん(55歳)夫妻は楽しそうに話す。それはそうだろう。建築家の挑戦的な提案を、全面的に受け入れた喜多邸。深く記憶に刻まれる姿をしている。陽の当たる東側の通りに面して窓はなく、銀色に輝く姿はまるでロケットだ。しかも外観だけでなく、内部空間も相当に
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