タグ

ブックマーク / www.oist.jp (3)

  • 沖縄の「シークヮーサー」、出自の謎が明らかに

    研究のポイント マンダリン類に属する柑橘類は、農産品として経済的に重要な価値を持っているが、種の多様化の過程については謎であった。 研究チームは、東アジアの品種のゲノムを解析し、これまで多様性の中心として知られていた中国南部の山岳地帯に加えて、琉球列島にも豊かな多様性の中心があることを発見した。 沖縄の在来種が、約200万年前に琉球列島がアジア大陸から切り離された際に誕生した新種であることを発見した。 沖縄のシークヮーサーや州のタチバナなどの柑橘類は、今回新種であることを発見した野生種とアジア大陸の異なる品種との交配種である。 研究成果は、望ましい特性をもつ交配種の開発につながる可能性があり、商業的にも意義が大きい。 プレスリリース マンダリン類に属する柑橘類は、美味しく健康にも良いという特性から、世界中でされています。日では、小さなシークヮーサーや観賞用のタチバナは、用として

    沖縄の「シークヮーサー」、出自の謎が明らかに
  • クラゲをクラゲたらしめるものとは?

    透き通るクラゲ、色とりどりのサンゴ、海底でたゆたうイソギンチャク。見た目は全く異なりますが、これらはすべて動物の系統樹の中で同じ部類に属しています。実は、クラゲも成長の初期段階では、サンゴやイソギンチャクのように海底に固着しています。この度、沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究者たちは、クラゲが固着の段階を卒業し、海中へと泳ぎ出すための遺伝子群を突き止めました。 クラゲは成長の初期段階において、幼生からポリプに変態します。ポリプは動かず、花の茎のような構造で、海底の堆積物に付着します。イソギンチャクとサンゴはこのポリプの状態で一生を過ごすため、ギリシャ語で「花の動物」を意味するanthozoa(和名:花虫網)と呼ばれます。これに対し、クラゲは花虫網には属さず、ポリプ世代からクラゲ世代に変態し、なじみのある、発光するベル型の姿に変わります。 年4月15日発行(日時間4月16日)のNat

    クラゲをクラゲたらしめるものとは?
    batta
    batta 2019/04/16
  • 巨大な単細胞生物「海ぶどう」の全ゲノム解読

    概要 沖縄科学技術大学院大学(OIST、沖縄県恩納村、学長ピーター・グルース)は、沖縄県恩納村漁業協同組合と共同で、沖縄県を代表する用海藻である、海ぶどう(標準和名・クビレズタ)の全ゲノム解読に成功しました。海ぶどうは長さ10〜20cmにもなる緑藻の一種ですが、実は、沢山の核を含むたった1個の細胞でできている、生物の体作りという観点からとても不思議な生物です。この度、研究チームはこの巨大な単細胞海藻のゲノム解読に世界で初めて挑みました。 その結果、海ぶどうのゲノムのサイズは、養殖・栽培されている農水産物の中でも最小クラスの2,800万塩基対で、遺伝子の数もわずか9,000ほどであることが明らかになりました(※1 )。また、海ぶどうは野菜や果物などの陸上植物とは全く別の生物であるものの、成長に関しては類似した遺伝子が関わっている可能性が示唆されました。 研究によって解読されたゲノム情報を

    巨大な単細胞生物「海ぶどう」の全ゲノム解読
  • 1