ソフト開発事業、とくに、ソフト製品開発販売事業をしていると、ソフトウェアの保守性はとても重要です。「かっこいいソースコードより、理解しやすいソースコード」で書いたように、ソースコードが理解しすいかどうかはとても重要です。しかし、ある意味それ以上に重要なのが、「作った本人」の存在です。 ソースコードの属人性を減らせるかどうかというのは、長いことプログラミング分野では大きなテーマの一つとして議論されてきたと思いますが、ビジネス的な側面から考えれば、属人性を減らすべきと考えます。「作った本人」でないと保守できないということでは、様々なリスクがあるからです。 ・作った本人が倒れたら?辞めたら? ・作った本人が他のプロジェクトで忙しくなったら? ・平行して開発を進めたり、あるいはバリエーションを増やすようなときに一人では回らない? つまり、属人性が高い状態とは、会社としては「作った本人」に弱みを握ら