京都・祇園の焼き肉店で牛の生レバーを提供したとして、食品衛生法違反容疑で逮捕された京都市東山区の焼き肉店「祇園焼肉 志(こころ)」の料理長、大槻善之容疑者(44)が、「このまま続けていたら、食中毒になったかもしれないと思うとぞっとする」と供述していることが6日、京都府警西京署への取材で分かった。同署は、店側が食中毒の危険性を認識しながら売り上げ目的で提供を続けていたとみて調べている。 同署によると、大槻容疑者が生レバーの仕入れや値付けを担当。複数の業者から仕入れたレバーのうち、肉の張りなどの見た目で生食可能と判断した部分のみを生レバーとして提供していた。 また、店舗責任者の大西亮太容疑者(28)=同容疑で逮捕=が「1年で少なくとも1200皿売った」と供述していることも判明。同店では、提供した生レバーを30分後には回収するルールも定めていたという。