2007年4月25日のブックマーク (42件)

  • 「経済停滞の原因と制度」のまとめ - svnseeds’ ghoti!

    経済停滞の原因と制度 (経済制度の実証分析と設計) 作者: 林文夫出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2007/01/30メディア: 単行購入: 1人 クリック: 74回この商品を含むブログ (12件) を見る あちこち(というか極一部w)で盛り上がっているこのですがとりあえず第7章までをざっと読んだのでまとめてみました。既にドクターkoiti_yanoさんによる簡にして要を得てかつ面白いまとめがありますので激しくアレですがまあご参考まで。 とりあえず結論としては、林先生による最初の総論だけを読んでこのを読んだ気になるのは大変危険だということです。例えば、日の大停滞の原因は供給側にあって、しかもそれはTFPの低下によるもので、更にそれは追い貸しによるゾンビ企業の存在のためである、といった結論を書に載っている論文群から導くのはかなり無理があります(が、総論だけ読むとそう取れなくも

    「経済停滞の原因と制度」のまとめ - svnseeds’ ghoti!
  • 2007-04-21

    どうもこうばたばたしており、かつ季節の変わり目は毎度のことながらなんとなくやる気も出ず、そもそもズボラでインプットは好きでもアウトプットはキライな性分なんで、一度更新しなくなるとずるずると放置が続いてしまいます。 エイプリルフールが花見をしている間に終わっていたのが残念orz。ネタは用意していたのでそのうちちょっと趣向を変えて出すかもしれません。 ということでまだ続いております(その1、その2、その3の続きです)。だんだん読んでるの分野が岸信介関連から離れて戦後史そのものになってきつつありますがそこはそれ。早いところ今あるストックを読み切って戦前の昭和や明治時代にまで手を伸ばしたいのだけれど遅々として進みません【ストック増えとるsvnseeds】。のんびりやっていこうと思っております。 の紹介の前に、ちょっと今の僕の問題意識というか興味の対象を整理しておくと、まずは論点として次の4つが

    2007-04-21
  • 原田重光・萩尾ノブト『ユリア100式』

    原田重光・萩尾ノブト『ユリア100式』 ブログ「最後通牒・こぼれ話」で知ったことだが、書は神奈川県青少年保護条例の「有害図書類」の指定をうけている。同条例での「有害図書」というのは「青少年の性的感情を著しく刺激し、その健全な育成を阻害するおそれがあるもの」だそうで、その具体的な内容は施行規則にこうある。 (1) 全裸、半裸又はこれらに近い状態での卑わいな姿態で次のいずれかに該当するもの ア 大たい部を開いた姿態 イ 陰部、でん部又は胸部を誇示した姿態 ウ 男女間の愛ぶの姿態 エ 自慰の姿態 オ 排せつの姿態 カ 緊縛の姿態 (2) 性交又はこれに類する性行為で次のいずれかに該当するもの ア 性交又はこれを連想させる行為 イ ごうかんその他のりょう辱行為 ウ 同性間の行為 エ 変態性欲に基づく行為 「男女間の愛ぶ」や「同性間の行為」も「有害」なのかと驚く。 『ユリア100式』は、「汎用人型

    blackspring
    blackspring 2007/04/25
     「『卑わい』を『指定』することは、指定したものの『卑わい』観、性意識を鏡のように映し出してしまう」
  • ODN:サービス終了のお知らせ

    ご訪問いただいたお客様へのお知らせ アクセスいただいたWebサービスは提供を終了いたしました。 長年にわたり、多くの皆様にご利用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。 ODNトップページへ

  • 壊れた街はつくりなおせるか - 日々・from an architect

    今朝の(1月12日)朝日新聞の「天声人語」を、そうなんだ、これは僕の言いたいことだと思いながら読み始めた。しかし読み終わってこれは困る、こう言ってはいけない、ことにジャーナリストがこういう認識だと`街が駄目になる`と一言言わずにいられなくなった。 今朝の天声人語のテーマはブッシュ大統領のイラク戦争感だ。 24歳だった息子をイラク戦争で失ったシンディ・シーハンさんが、ニューヨークの集会で述べる。「もう二度と息子の声を聞くことはないのです・・・イラクに大量破壊兵器はなかった・・・何のために息子たちは死ななければならなかったのでしょう」そして天声人語氏はいう。「・・国際社会の多様な声に耳を貸そうとせず、単独行動に傾いて先制攻撃をかけたことが、そもそもの過ちではなかったか」と。そうだと僕も思う。 そしてこう続いていく。「破壊による混沌から秩序をつくり出すことはできず、日々おびただしい命が失われつづ

    壊れた街はつくりなおせるか - 日々・from an architect
  • 見学に行ってきた。 : 近代建築 三信ビルに行ってきた!(QuickTimeVR有り)

    工場グラフィティ 工場萌えの鉄男氏と共に、工場の外観、内部を撮影した写真集です。 工場の他、地下や火花など好きな方も見てみてください。 詳しい内容は→こちら 大人の社会科見学マニアックス 加速器編 難しい加速器を、まずはビジュアルから捉えてみようという。加速器の写真がたくさん載っているほか、加速器の解説もしっかりしているので、加速器初心者におススメの一冊。多田将さんのインタビューは必見。 見学に行ってきた。 私ぴろり、が4年間見学や、放浪して撮影した写真の中から厳選した60枚を収録した写真集です。 ブログタイトルと同じですが、内容はあまり関係ありません。 詳しい内容は→こちら 社会科見学に行こう! 日が誇る先端科学や土木の現場や産業、史跡などの見学レポート集。今となっては見る事のできない場所の写真も多数掲載しています。 詳しい内容は→こちら ニッポン地下観光ガイド 日各所にある見学可

    見学に行ってきた。 : 近代建築 三信ビルに行ってきた!(QuickTimeVR有り)
  • 昭和のロマンとモダニズムを秘めた「愛される三信ビル」 - 日々・from an architect

    嬉しいことがある。 三信ビルのシンポジウムの会場に来てくださった建築家林昌二さんから、お手紙を頂いたのだ。このビルはぴかぴかに輝いている、日が最も輝いていた昭和ひと桁時代を語り継ぐこの建築を残したいと励まして下さった。 ご了解を頂いたので、後段に記載させていただく。 三信ビルの存続を願って1月16日にシンポジウムを行った。タイトルは「三信ビルの存続に向けて」。 コーディネートを担い司会をした僕の問題意識は副題にある。 『残し活用しながら新しい都市を創る』。 このビルの魅力を探るだけでなく、移り変わっていく、つまり人の手で創られていく都市の中で、時を刻んできた建築の存在する意義とそれが存続していくことの大切さを問いたいと思ったのだ。これは基調講演をしてくださった初田亨工学院大学教授や、若い世代のパネリストの問題意識でもある。 130名を越える人で溢れた建築家会館(JIA)は熱気に満ち、コメ

    昭和のロマンとモダニズムを秘めた「愛される三信ビル」 - 日々・from an architect
  • 残すべき建築はないのか? - 日々・from an architect

    東京大学郷キャンバスで2月17日、18日の二日間に渡って行ったJIA保存問題東京大会は、初日の午前に行ったキャンパスの見学会のあと、それぞれのテーマを上げて四つのセッションでパネルディスカッション(シンポジウム)を行った。 僕は初日の第2セッションで日の第一線で活躍しているジャーナリストを招いた座談会のコーディネーターつまり聞き手として参加し、弥生講堂で行われた二日目の総括的な第4セッションではパネリストとして意見を述べた。 気になって思わず手を上げたくなったのは、若手の論客を招いて「保存と創造」と言うタイトルの第三セッションでのことだ。 招いたパネリストは、東北大助教授で評論家の五十嵐太郎さん、みかんぐみの建築家加茂紀和子さん、建築家手塚貴晴さん、それにJIA保存問題委員でポルトガルの大学の研究生として、歴史的建造物の調査などの経験を持つ倉澤智さんで、副委員長の金山真人さんが進行役を

    残すべき建築はないのか? - 日々・from an architect
    blackspring
    blackspring 2007/04/25
     建築家手塚貴晴の日本の街並み・建築についての認識と、日本橋の上にかかる高速道路を通してみた日本の街づくりに対する五十嵐太郎の意見。「美しい」町並みとは?「美しい」建築とは?
  • 安藤忠雄の21_21 DESIGN SIGHT : 中年とオブジェ

    4月14 安藤忠雄の21_21 DESIGN SIGHT カテゴリ:建築 東京ミッドタウンの高層棟に隣接した広い緑地の中に、21_21 DESIGN SIGHTは建っていた。三宅一生ら3人のデザイナーがディレクターとなり、デザインをテーマにしたギャラリー活動を展開する拠点。設計は安藤忠雄である。開館記念で「安藤忠雄 2006年の現場 悪戦苦闘」という建築展が開催されていたが、まさにこの建物の設計・建築の過程を見せるのが主眼の展覧会。最終案に決定するまでの数多くのドローイング・スタディ模型・図面などが展示され、安藤の「悪戦苦闘」ぶりを完成した建物の内部で味わえる。そのほか、アブダビの海洋博物館や安藤の東京格進出を感じさせる、東京の様々なプロジェクトが紹介されている。 東京大学・上野毛駅舎などいずれも興味深いプロジェクトだが、中でも東急東横線・渋谷駅の再開発計画は驚くべき発想だ。地下鉄13号

    安藤忠雄の21_21 DESIGN SIGHT : 中年とオブジェ
  • http://www.f00-236.165.218.202.fs-user.net/index.html

    blackspring
    blackspring 2007/04/25
     都営地下鉄の駅に置かれるフリーマガジン。発行部数15万部。偶数月25日発行。
  • フリーペーパー|東京メトロ

    運行情報 列車の運行に15分以上の遅れが発生、または見込まれる場合の情報をお知らせしています。

  • 「JR発足20周年・青春18きっぷ」の旅 全5回 - 日本史日誌

    旧箕郷町&高崎城下散策/高崎市 - 日史日誌(徒歩20.8km) 宇都宮線沿線散策/小山市・下野市・宇都宮市 - 日史日誌(自転車27.3km + 徒歩12.2km) 神奈川散策/鎌倉市・小田原市 - 日史日誌(徒歩15.0km) 日史日誌 - 栃木県南部散策/足利市・佐野市・宇都宮市・小山市(徒歩19.9km) 鎌倉散策&浜離宮夜桜見物/鎌倉市・東京都港区・中央区 - 日史日誌(徒歩15.9km) 記事がバラバラなので、一覧にしてみました。ついでに距離を付して。距離はもちろんALPSLAB routeより。 にしても、こうして数字として示されると、我がことながら呆れてしまいますな。当にこんなに歩いているんでしょうか。うーん。 そのかわり電車移動は少なめ。折角の18きっぷなのにね。でもそれは私にとって目的ではなく手段に過ぎないので、いいんです。

    「JR発足20周年・青春18きっぷ」の旅 全5回 - 日本史日誌
  • 鎌倉散策&浜離宮夜桜見物/鎌倉市・東京都港区・中央区 - 日本史日誌

    史跡アルバム紀行 - 鎌倉【極楽寺・大仏】 史跡アルバム紀行 - 東京【浜離宮夜桜】 青春18きっぷの旅、第五回はまたまた鎌倉です(^^; あと、浜離宮のライトアップにも寄ってきました。 青春18きっぷはこれで全部使い切り、ようやっとオシマイです。短期間に立て続けに出かけるのって、結構しんどい・・・しばらくは休みたい気分(_ _).。o○ ちなみに今回の鎌倉行きは18きっぷ云々以前に予定していたものです。4月8日といえば花まつり、この日は極楽寺で忍性塔(重要文化財)というバカでかい五輪塔が公開される日でして、年に一度のチャンス(しかも今年は休日に当たった)ですから、それに照準を合わせていました。 また、鎌倉まつりの期間中に当たり、鎌倉まつり自体には差ほど興味は無いものの、この期間中は浄光明寺で覚賢塔(重要文化財)というこれまたバカでかい五輪塔が公開されていて、こちらもまた今回お目当てのひと

    鎌倉散策&浜離宮夜桜見物/鎌倉市・東京都港区・中央区 - 日本史日誌
    blackspring
    blackspring 2007/04/25
     4月8日は極楽寺で忍性塔というバカでかい五輪塔が、鎌倉まつり期間中は浄光明寺で覚賢塔というこれまたバカでかい五輪塔が公開される。
  • プライスさんがやって来た!!! - 美と出会ひ。美と遊ぶ、

    blackspring
    blackspring 2007/04/25
     ジョー・ブライスの武蔵美での公演の様子。ブライスの洞察力には驚いたそう。
  • 東京メトロ|副都心線(東京メトロ13号線)の情報

    Japanese, English, Korean, Chinese (Simplified), Chinese (Traditional), and Thai are available. Close

  • 地宙船へ潜入!

    副都心線の新しい渋谷駅のデザインコンセプトは,宇宙船ならぬ「地宙船」。コンセプトづくりは,建築家の安藤忠雄さんが手がけている。

    地宙船へ潜入!
    blackspring
    blackspring 2007/04/25
     東急電鉄・東京メトロの渋谷駅 その2
  • 東急文化会館は生きていた!?

    日経クロステック有料会員になると… ・専門雑誌7誌の記事が読み放題 ・注目テーマのデジタルムックが読める ・雑誌PDFを月100pダウンロード

    東急文化会館は生きていた!?
    blackspring
    blackspring 2007/04/25
     東急電鉄・東京メトロの渋谷駅 その1
  • Amazon.co.jp: 東京坂道散歩―坂道上れば昭和がみえた: 冨田均: 本

  • Amazon.co.jp: 江戸の坂: 東京・歴史散歩ガイド: 山野勝: 本

    Amazon.co.jp: 江戸の坂: 東京・歴史散歩ガイド: 山野勝: 本
  • 2006-12-03

    秋田県とわが山形県はもともと出羽国というひとつの行政単位だった。近代になって羽前(山形)・羽後(秋田)と分かれ、現在につながる。 このあいだ秋田を訪れ、初めて佐竹氏の居城久保田城跡(現千秋公園)に行ったとき、感じたことがある。秋田駅からの近さだった。秋田の玄関口である秋田駅から目と鼻の先にお城がある。いや、順序から言えば、お城の近くに駅が設けられたとすべきか。 ここでわが山形市にある山形駅を思い出さないわけにはいかなかった。山形駅も山形城跡(現霞城公園)のすぐ近くにあるからだ。山形駅から北に向かうとまもなく城跡があり、そればかりか奥羽線の線路は二の丸のお濠端に平行して走っている。ただ、駅からの近さで言えば秋田のほうが近いかもしれない。 加えてさらに思い出したのは、その少し前に訪れた秋田県北部の古い町大館だった。こちらは逆に、町の中心部から大館駅がえらく離れていた。バスでないと行けないよう

    2006-12-03
    blackspring
    blackspring 2007/04/25
     青木栄一 『鉄道忌避伝説の謎―汽車が来た町、来なかった町』(吉川弘文館・歴史文化ライブラリー) 地元民の反対運動により鉄道が来なかったという話「鉄道忌避伝説」は根拠のない虚説であることを検証する本。
  • 住むことへの意識 - 新・読前読後

    山形の実家に18年暮らしてから、仙台に12年と東京に9年。仙台と東京ではずっと集合住宅住まいである。集合住宅住まいの年数が一戸建て住まいのそれを上回ってしまった。 東京に住んでいるかぎり、一戸建て暮らしに戻ることは難しい。わたし自身一戸建てへの願望はそんなに強くないからこのままでもいいけれど、子供たちにとってみれば、生まれてからずっと集合住宅暮らしというのもいかがかと思わないでもない。という考えは、やはり一戸建てを優位に見ているということになるのだろうか。 いま一戸建てや集合住宅のような「箱」にいることを「住まい」「暮らし」と表現した。しかしながらこれまでの人生をふりかえってみて、「住まい」「暮らし」といった「住」を意識したことがあるかと問われれば、返答に窮してしまう。かならずしも意識的に「住」を愉しんだことはなく、ただただ「箱」のなかで時間を過ごしてきただけと言わざるをえないのである。わ

    住むことへの意識 - 新・読前読後
    blackspring
    blackspring 2007/04/25
     大月敏雄 『集合住宅の時間』(王国社) 「東京や横浜、大阪の大都市にある(あった)特徴的な集合住宅について、成立の経緯のような歴史から、建てられ方、そこに住んでいる人びとの意識を追究しようとした本」
  • フィクションとしての「国語」 - 新・読前読後

    英語をはじめとする外国語が不得意なのをひがむあまり、得意な人を見るとひねたり、外国語が飛び交う場面から身を遠ざけようとするのは、かわいい嫉妬のようなものか。ただ、英語への反発から「英語教育の前にまず日語だろう」という考え方に深く賛同するのは、飛躍なのかもしれない。外国観光以前に自分の国のなかにももっと訪れるべき場所がたくさんあるはずだとかたくなに海外旅行を拒むのは、もはや屁理屈である。ナショナリズムなどというある種体裁のいい言葉でくくられる次元の話ですらない。 とはいえ、(ここでいきなり話題が低俗になるが)同じ日語で書かれたミステリを読むにしても、翻訳文だと頭にすんなり入ってこないのは、たんに舞台が外国だとか、カタカナの人名だとかという表面的な問題だけでなく、これまで数十年の間築いてきた日語での思考法が骨がらみになっているため、たとえこなれた訳文であるにせよ、外国人が書いた文章の行間

    フィクションとしての「国語」 - 新・読前読後
    blackspring
    blackspring 2007/04/25
     安田敏朗 『「国語」の近代史―帝国日本と国語学者たち』(中公新書)
  • 銀座フィルター - 新・読前読後

    1936年に制作された映画「東京ラプソデイ」によって、銀座のランドマーク服部時計店(和光)の時計台にも「若い時代」があったことに気づかされた(→1/8条)。あたりまえながら、「時計台がない銀座」という時代もあったわけである。 そんなことを思っていたら、これまた昨年12月に買っていたのことを思い出した。岡哲志さんの『銀座四百年―都市空間の歴史』*1(講談社選書メチエ)である。こういう機会にこそ読むべきだとさっそく読み始めた。 著者の岡さんは「岡哲志都市建築研究所」を主宰し、東京の都市空間史、都市形成史を調査研究されている方のようだ。書はその観点から銀座という空間に限定し、都市江戸が作られた16世紀末から現代に至るまで、その形成史や空間的特徴を見通した内容となっている。かなり緻密な分析が行なわれ、叙述が専門的にわたる部分もあって、読み進めるのに苦労したが、なるほど江戸時代から見通す

    銀座フィルター - 新・読前読後
    blackspring
    blackspring 2007/04/25
     岡本哲志 『銀座四百年―都市空間の歴史』(講談社選書メチエ)
  • 第88 下山遺跡と山村遺跡 - 新・読前読後

    先の週末はせっかくの連休、いろいろ出歩きたいのは山々だったけれど、前に書いたような事情で土曜日の午前中ラピュタ阿佐ヶ谷に「黒い潮」を観に出かけたほかは、我慢して籠居していた。 さすがにずっと籠もりきりだと息苦しくなってくる。また「黒い潮」を観、『下山事件』を読んだことで下山事件への関心が沸いてきたこともあり、下山総裁轢死現場を訪れてみようと思い立った。時すでに連休も終わろうとしている月曜午後のことである。 事件現場は常磐線(東京メトロ千代田線)北千住駅と綾瀬駅の間、綾瀬に向かう電車が荒川を渡り東武伊勢崎線と交差してまもなくの場所であるという。映画では遺体発見直後、雨の中傘もささず山村聰がその現場にたたずむ。調べてみると現場の近く(西綾瀬一丁目)に下村総裁の慰霊碑が建てられているという。サイクリングがてら現場に向かう。 自宅から綾瀬駅まで自転車で15分ほどか。さらに綾瀬駅から現場まで行くには

    第88 下山遺跡と山村遺跡 - 新・読前読後
  • 観者の空間 - 新・読前読後

    先ごろ仕事がらみで「宴会の歴史」について考える機会があった。日人はどのような酒宴を催していたのか。前近代の身分制社会において、酒が入る宴会にはどのような意味があったのか。文字史料や絵画史料に宴会はいかに記録されているのか。発掘遺物からどの程度宴会の空間を推し量ることができるのか。などなど。 このあいだ出た宮下規久朗さんの『べる西洋美術史―「最後の晩餐」から読む』*1(光文社新書)をたまたま選び、読んでいたら、こうした宴会のテーマとも関係する内容だったので驚いてしまった。せっかくの趣味読書仕事に引きつけてしまうのは野暮の骨頂ではあるが、何か参考になることはないかと思わず熟読してしまう。 著者宮下さんは兵庫県立近代美術館・東京都現代美術館を経て現在は神戸大学の美術史の先生をしている方で、専門はイタリアを中心とした西洋美術史、日近代美術史だと裏表紙にある。 書は、西洋美術に特徴的な、

    blackspring
    blackspring 2007/04/25
     宮下規久朗 『食べる西洋美術史―「最後の晩餐」から読む』(光文社新書)
  • 変わる方言 動く標準語 / 井上 史雄

    変わる方言 動く標準語 / 井上 史雄
  • 2007-03-06

    「企画展 文京・まち再発見2 近代建築 街角の造形デザイン」@文京ふるさと歴史館 去年は諸事あって身辺余裕がなく、ただ散歩だけを目的に歩くということがほとんどなかった。職場周辺、とりわけ谷根千地域を歩くこともほとんどなくなった。最近この地域も変貌してしまい、うまく説明できないけれど、東京に越してきた当初に持っていたある種の雰囲気を失った観があるのも理由のひとつだ。たんにこの地域を見る自分の目が変わってしまっただけなのかもしれぬ。 さて久しぶりの文京ふるさと歴史館。今回の企画展は、文京区にあるユニークな邸宅や建築物の意匠に注目して紹介するというもので、まだまだこの界隈には知られざる名建築が眠っているものだとあらためて感じる。 いや、名建築は名建築なのだが、それがマスコミにも取り上げられるような目立つものではなく(伊東忠太の湯島聖堂も展示にあったが)、ごく普通の個人住宅などとして残っているとこ

    2007-03-06
    blackspring
    blackspring 2007/04/25
     文京区にあるユニークな邸宅や建築物の意匠に注目して紹介する企画展。http://www.city.bunkyo.lg.jp/rekishikan/event/h18_0210.html
  • 2007-03-18

    昨日のテレビ東京系「出没!アド街ック天国」はお花茶屋だった。わたしの住む町からは自転車で20分も走れば行くことができる。時々ふらりと遊びに出かける隣町であり、“準生活圏”と言っていい。 そのお花茶屋が、地名から“メルヘンの街”と称されていたり、“葛飾の田園調布(?)”と言われていたのには思わず苦笑してしまった。田園調布はもとより冗談のたぐいだろうが、これはむろん馬鹿にしているのではない。駅前に広がる商店街がとても賑やかなのをテレビで客観的に認識させられ、つくづくいい町だと思ったのである。 ことほどさように京成電車沿線の町はお花茶屋に劣らずどれも好ましい。とりわけ各駅停車しか停まらない町が好きだ。隣の堀切菖蒲園しかり。高層ビルが林立し巨大専門店がひしめく町も悪くないが、個人的には、駅から個人商店ばかりで成り立っているようなマーケットが眺められる小さな町に惹かれ、その風景を見ると興奮をおぼえる

    2007-03-18
    blackspring
    blackspring 2007/04/25
     東武東上線 下赤塚駅から板橋区立美術館まで、途中にある寺(東京大仏で有名な乗蓮寺など)に寄りながら歩いていく。
  • 2007-04-12

    椎根和さんの『平凡パンチと三島由紀夫』*1(新潮社)を読み終えた。 著者の椎根さんは平凡出版(現マガジンハウス)の元編集者で、『平凡パンチ』『anan』の編集部員を経て、『Hanako』の創刊編集長も務めた方だというから、その世界では有名な人なのだろう。 『平凡パンチ』は1964年に創刊された。椎根さんは1968年に同誌編集部に中途採用となり、1970年11月25日の三島由紀夫の自決まで、3年間三島の担当記者だったという。書はその3年間における作家・「スーパースター」三島由紀夫との付き合いを回想し、その時代の流れのなかに三島由紀夫という存在を位置づける試みでもある。 書を読むと、椎根さんは、三島の剣道の弟子として一緒に稽古をつけてもらったり、結婚式でスピーチをしてもらう(写真掲載)といった親しい仲であったにもかかわらず、雑誌記事では、皮肉や揶揄、からかいを込めた三島の記事を書いた。それ

    2007-04-12
    blackspring
    blackspring 2007/04/25
     「スーパースター」としての三島由紀夫。
  • 小説の地形学 - 新・読前読後

    前田愛さんの『幻景の街―文学の都市を歩く』*1(岩波現代文庫)を読み終えた。 昨年11月、12月に『幻景の明治』と連続して文庫化された前田さんの著作、いずれも元版を持っていたのだが、未読なので文庫化を機会に読もうという思いと、解説が両方とも川三郎さんということもあり、買い直した。 すでに元版は処分してしまったのか、以前書棚のあった場所に見あたらないので、きちんと確認できないのだが、『幻景の街』のほうは田村義也さんの装幀にかかる緑色っぽいだった(『幻景の明治』は朝日選書)。 今回文庫版で読んでみると、漢字で書くべきところをわざとひらがなにしたり、「まなかい」などとあまり使われない和語を好んで用いたりする前田さんの流麗な文体は、かな文字のデザインが美しい精興社の書体でこそ引き立つものであると感じた。文庫化大成功と言うべきではないだろうか。 さて書は、明治から昭和までの文学作品を、その舞台

    小説の地形学 - 新・読前読後
    blackspring
    blackspring 2007/04/25
     前田愛 『幻景の街―文学の都市を歩く』(岩波現代文庫)
  • 東京大学の建造物 - Wikipedia

    安田講堂(後ろの建物は理学部1号館) 郷キャンパスには歴史のある建物が多く、東京都の登録有形文化財第1号である安田講堂をはじめ、正門(横にある門衛所も含む)、法文1号館、法文2号館、法学部3号館、工学部列品館、工学部1号館が登録有形文化財に登録されている。これらの建物のうち、正門以外は内田祥三の設計による建築である。これらは共通する特徴をもったゴシック様式の建物であるため、設計者の名前を取って内田ゴシックと呼ばれている。内田ゴシックは他にも医学部2号館(館)など同キャンパス内に数多く存在する。 正門 キャンパス西部にあり、郷通りに面している。横にある門衛所も合わせて登録有形文化財に登録されている。1912年完成。設計は伊東忠太。 赤門(あかもん) キャンパス南西部にあり、郷通りに面している。同キャンパスの正門とよく間違われるが、正門ではない。 旧加賀藩主前田家上屋敷の御守殿門であり

    東京大学の建造物 - Wikipedia
  • http://blog.nikkeibp.co.jp/arena/google/2007/04/google.html

  • [書評]中沢新一批判、あるいは宗教的テロリズムについて(島田裕巳): 極東ブログ

    大変な労作だと思うし、この一作をもって私は島田裕巳への評価を変えることした。粗方は想定していたことでもあり、驚きは少なかったとも言えるが、いくつかかねて疑問に思っていたことやミッシング・ピースをつなげる指摘もあり、貴重な読書体験でもあった。 ただ、読後自分なりの結論を言えば、あの時代島田裕巳を批判していた人々と同じ地平に島田裕巳が立ってしまっているのではないか、そうすることで暗黙の大衆的な免罪の位置に立とうしているのではないかとも思えた。もっとも、彼の意識の表出としてはこれ以上はないというくらいきちんとした反省の思索の跡が見られるので、それは批判ということではない。 書がどのようなであるかについては帯書きがわかりやすいと言えばわかりやすい。 初期著作でオウムに影響を与え、麻原彰晃を高く評価し、サリン事件以後もテロを容認する発言をやめない中沢新一。グル思想、政治性、霊的革命、殺人の恍惚な

  • POLAR BEAR BLOG: ユーザーから本音を引き出す10の方法

    製品/サービス向上のために、ユーザー側からフィードバックを得る -- という作業をされた方なら誰でも、それがいかに難しいことかは身に染みてお分かりだと思います。問題の1つは、回答者が音や心を明かしてくれない(無意識か意図的かどうかを問わず)という点だと思いますが、これについて10個のアドバイスを掲げたエントリがありました: ■ When Observing Users Is Not Enough: 10 Guidelines for Getting More Out of Users’ Verbal Comments (UXmatters) 著者の Isabelle Peyrichoux さんは心理療法(サイコセラピー)を学んだことがあるとのことで、回答者の心理面から正しい情報を引き出すアドバイスを挙げてくれています。以下、ほんとーに抜粋&意訳しまくりでまとめたもの: 自分の勝手な判断

  • イカサマ霊能師やインチキ占い師の手口まとめ - A Successful Failure

    霊能師や占い師はみんな詐欺師である。実際彼らの手口は、それほどバリエーション豊かなものではなく、いくつかの基的なテクニックの組み合わせに過ぎない。詐欺師の手口については、日記でも何度か取り上げてきたが、複数の日付に分散して参照しにくくなってきたため、この辺でまとめておきたい。まとめの都合上、文章の一部は過去のエントリーの再掲となっている。ご了承いただきたい。 霊能師、霊媒師、占い師、超能力者、宇宙人や高次元存在とのコンタクティー、チャネラー、新興宗教教祖等々が人を騙す手口は大別して、ホットリーディング(hot reading)とコールドリーディング(cold reading)に分けられる。 ホットリーディング(hot reading) ホットリーディング(hot reading)とは、クライアントの情報をあらかじめ調べておき、さも霊視や占いの結果のように告げる手法である。非常に単純だが

    イカサマ霊能師やインチキ占い師の手口まとめ - A Successful Failure
  • 【新製品レビュー】リコー Caplio R6

    リコーCaplio Rシリーズの最新機「Caplio R6」は、2006年9月に発売された「Caplio R5」の後継となるモデルで、広角から望遠まで広範囲にカバーする光学7.1倍ズームレンズ、CCDシフト式手ブレ補正機能などの基性能は維持しながら、さらに薄くなり細かな改良が加えられ登場した。 大手家電量販店での実売価格は4万7,000円前後だ。 ■ スリムになったボディ スペックだけ見てみると前機種Caplio R5と比べても画素数724万画素、光学7.1倍ズーム、CCDシフト式手ブレ補正と一見何も変わってないように見える。しかしながら、Caplio R6の魅力はやはりスリムになったボディだろう。高倍率ズームモデルになってくるとやはりボディの厚みが犠牲になりがちだが、機では最薄部20.6mmの薄さを実現している。 この薄型化の為にレンズユニットのコンパクト化、沈胴時にレンズの一部がス

  • 【実写速報】リコー Caplio GX100

    ※編集部に届いた新製品の外観と仕様などとともに、編集部の撮影による実写画像をいち早く掲載するコーナーです。 ■ 外観

  • Time Will Tell - 「おとなしい奴はヤバい」

  • 【インフォシーク】Infoseek : 楽天が運営するポータルサイト

    日頃より楽天のサービスをご利用いただきましてありがとうございます。 サービスをご利用いただいておりますところ大変申し訳ございませんが、現在、緊急メンテナンスを行わせていただいております。 お客様には、緊急のメンテナンスにより、ご迷惑をおかけしており、誠に申し訳ございません。 メンテナンスが終了次第、サービスを復旧いたしますので、 今しばらくお待ちいただけますよう、お願い申し上げます。

  • エッセイ ある日の恐竜倶楽部 - 恐竜・化石特集 - 環境goo

    「昆虫のおもしろさはその多様性にある」 多様な昆虫の世界と、その地域に生きる昆虫たちと一体となった自然の姿を紹介する。 続きはこちら

    エッセイ ある日の恐竜倶楽部 - 恐竜・化石特集 - 環境goo
  • Fuji-tv ART NET:ヴィクトリア アンド アルバート美術館所蔵 初公開 浮世絵名品展

    blackspring
    blackspring 2007/04/25
     浮世絵関連。
  •   手掘りトンネルツアー - kasukabe architect studio’s blog

    朝から、写真家の中里和人さんに案内していただける房総手掘りトンネルツアー(INAXギャラリー主催)に参加した。房総半島は標高500mを越えることのないなだらかな丘陵地帯だが、地盤が柔らかいせいか、あちこちに手掘りのトンネルがあるらしい。そのなかから中里さん選りすぐりのトンネルを巡るツアーなのだ。一行は西船橋駅に集まってバスに乗り組んだ15名ほど。 思いのほか渋滞もなく、バスは予定より早く最初の目的地へ。ここは竹岡の立体交差トンネル。手掘りトンネルのさらに地下にJR内房線の線路が立体交差しているという2段式のトンネルである。後から思えば手掘りトンネルとしては普通の規模だったのだが、初めてなので、参加者一同みな興奮気味にトンネルに入って行った。幅、高さとも3mに満たない小ささで、壁にはノミの後がくっきりと残っている。蛍光灯がぽつんと1つ灯っているだけで、快晴なのにトンネルのなかは薄暗い。しかし

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