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![「障害者雇用」の兄を自死で亡くした弟が語ること](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/95d0caca86f343f8a9f3b1d5c5f702886384c2fb/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fa%2Ff%2F1200w%2Fimg_afced8e429911ee88f7145e189354751336914.jpg)
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『アイアム精神疾患フルコース』(彩図社)という強烈なタイトルの本だ。本の内容は、タイトルのとおり、パニック障害、統合失調、感情障害、睡眠障害、薬物依存症、摂食障害、アルコール依存症……など、14もの精神疾患と闘ってきた、瀧本さんの半生がつづられている。 ただ、ジメジメと暗い雰囲気ではない。もちろん、日々の生きづらさや、薬物の離脱症状(薬物をやめる時に起こる禁断症状)のつらさなどはリアルに語られるが、全体的にはさらりと明るい。 インタビュー時に、彩図社の編集部でお会いした瀧本さんも、ルポと同じようなさらっと明るい人という印象だった。 瀧本さんがどのような人生をたどってフリーライターになり、そしてこの1冊を上梓することになったのかを聞いた。 瀧本さんは大阪で生まれ育った。 「父親はほとんど家にいなくて、誕生日とかにプレゼントをくれるどっかのオジサンという感じでした。お父さんという感じがわからな
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なぜ東大ランキング上位には男女別学校が多いのか 2018年の高校別東大合格者ランキングの上位20校のうち75%は男子校か女子校である。因果関係は別として、結果として男女別学校の生徒の学力が高い傾向にあることは、日本だけでなく海外でも多数報告されている。 少なくとも日本において、考えられる理由は2つ。1つは、もともと名門校と呼ばれるような学校に男子校・女子校が多いこと。もう1つは男子校・女子校という教育環境に、それぞれの性の能力を引き出す力があること。 拙著『開成・灘・麻布・東大寺・武蔵は転ばせて伸ばす』でも触れているが、戦前まで、小学校を卒業するとその先はすべての学校が原則的に男女別学校だった。戦後、GHQの指導の下、共学化が進められた。ただし、GHQの指導がゆるかった東日本の一部の地域では男女別学校が存続した。また、私学においてはGHQの指導の対象外だったので、その多くが男女別学を存続し
「教育困難校」の教員にとっては既視感のある場面 10月上旬、高校生が授業中に若い男性教員に暴力を振るう画像がインターネットに流れ、その後に高校生が逮捕されたというニュースがあった。事件の発端は、教師が生徒に対してその授業では使ってはいけないIT機器を使うのを注意したことだそうだ。 今回の映像は一般的には確かに衝撃的だっただろう。しかし、生徒が荒れた中学校に勤務する教員や、「教育困難校」の教員にとっては既視感のある場面だったと思う。似たような場面に日常的に遭遇し、専守防衛に努めている中学・高校教員は全国に大勢存在する。 だが、教員に対してあのような態度を取ってきた生徒たちが大学、特に「教育困難大学」に入学していることを、当事者である大学関係者もあまり気にしていない。彼らは「自身の学びを助けてくれる人」として教員に一目置く、ということはない。逆に力関係として下に見てさえいる。そうした生徒たちが
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日本の歴史上、女性の“専業主婦”が浸透したのは、実は戦後の1950~70年代である。 「男=会社、女=家」という構図は、日本が右肩上がりの高度成長期にあったからこそ、実現した仕組みだ。第一次産業=農業が中心だった時代は、農家の嫁は朝早くから亭主と一緒になって田畑を耕し、日が暮れるまで厳しい農作業に明け暮れていた。その間、自分の子どもたちは、祖父母や近所にいる共同村落の人間が一緒になって育ててくれた。生活は貧しかったが、みんなが貧しかった。大家族で子どもの数も多く、放ったらかしにされても、何とか1人1人育っていった。 「育児ストレス」「教育ママ」が時代の流行に しかし戦後になり、価値観が180度変わる。日本経済のめざましい発展とともに、「男=会社、女=家」という役割分担の構図が定着。亭主はモーレツサラリーマンになり、嫁は家で家事・育児をするのが「仕事」になった。核家族化が定着し、多摩(東京)
雇用機会均等法から約30年。日本の働く女性は、幸せになったか? 日本のフェミニズムを牽引してきた上野千鶴子さんは、新刊『女たちのサバイバル作戦』(文春新書)で、このテーマに取り組んだ。 安倍政権は、成長戦略として女性の活用を推進。「働く母」を支援する各種人事制度の整備も進んだ。産後職場復帰する女性も増えている。それでもなお、働く女性の悩みが尽きないのはなぜか? インタビュー後編では、女性は「変わらない企業」「変わらない男たち」とどう接したらよいかなどについて聞く。 ※インタビュー前編はこちら 手を取り合えない女たち ――今の日本の会社には、正規雇用と非正規雇用の人が混在しています。正規雇用の社員の育休の穴は、多くの場合、非正規雇用の派遣社員が埋めていたりします。 同じ女性たちが、正規雇用、非正規雇用で分断されたの。それでも、非正規労働者も「同一労働同一賃金」で不当な賃金格差がなればいいのだ
雇用機会均等法から約30年。日本の働く女性は、幸せになったか? 日本のフェミニズムを牽引してきた上野千鶴子さんは、新刊『女たちのサバイバル作戦』(文春新書)で、このテーマに取り組んだ。 結論から言うと、その答えは「イエス・アンド・ノー」だと言う。安倍政権は、成長戦略の柱のひとつとして、女性の活用を推進。女性管理職の登用目標数値を掲げる会社も増えた。「働く母」を支援する各種人事制度の整備も進んだ。 実際、「ワーキングマザー・サバイバル」にご登場いただいた女性たちのように、産後、職場復帰する女性は増えている。それでもなお、働く女性の悩みが尽きないのはなぜか? 誰が働く女を「不良債権」にしたのか? ――上野さんは新刊『女たちのサバイバル作戦』で、今の日本のワーキングマザーは、いわゆるマミートラック(お母さん向けコース)に乗せられ、二流の仕事しか与えられないか、男と“機会均等”に戦って体がボロボロ
「ワーキングマザー・サバイバル」には、どうしてすごすぎるママさん社員ばっかり出てくるんですか? 当連載が始まって1年半弱――。私が読者の皆さんや知人・友人から、最もよく聞かれた質問だ。確かに、当連載には「すごすぎる母」、略して「凄母(すごはは)」たちが、続々と登場する。 2児の母親でありながら、出世競争が激しいことで有名なリクルートで事業部長にまで上り詰めた人……。40歳過ぎで、子どもがいながら、ほとんどすべての日本女性が働いてみたいと思う資生堂に入社し、海外マーケティングの仕事で世界中を飛び回る人……。 しかも、その華麗なキャリアや両立のワザもさることながら、皆さん、母親になっても美容も手抜かりないのだろう。美しい人ばかりだ。 確かに、どのマザーも「すごすぎる」。 読者の皆さんが、「世のワーキングマザーはもっと普通ですよ」「なんで、普通のワーママを取り上げないの?」「どの方もすごすぎて、
年末年始はどのように過ごされましたか? クリスマス(前々回)は誰と? 年末ジャンボ(前回)は当たりましたか? そんなことより年末から年明けまでずっとバタバタしていて、3連休でようやくホッとした、なんて方もいらっしゃるかもしれません。 実は、結婚紹介業の申し込みが、この時期に多いってご存じですか? クリスマスと年末は「それどころやあらへん!」とフル稼働して、ふと気がつくと正月は「ぼっち」。田舎に帰ると親だの親戚だのから、無言・有言のプレッシャー。「しゃーない、試してみるか」というのが、この時期なんですって。 さて今日は、新聞でも取り上げられ、いささか物議を醸している学会誌の表紙、という変わったネタを扱ってみようと思います。とりあえず、下の画像を見てください。どうやらツイッターなどでは炎上しているらしいのですが……。
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