【本日の絶句】『ハーバード大のセン教授、市場経済の価値不変、民主主義は統治の最善策。2012/02/07 日本経済新聞』の巻 日本経済新聞編集委員・加賀谷和樹が厚生経済学の碩学・アマルティア・セン氏にインタビューした。絶句したのは、最後の加賀屋のコメントだ。 『教授はかつて市場経済が地球規模で広がるグローバル化が「生活条件の大きな進歩につながる」と述べた。一方、これが必ずしも貧困者の利益につながらない現状を率直に認めている。インタビューでは経済格差を是正する有効な手段に触れなかった。民主主義と市場経済に代わるシステムがみえない限り、貧困という不正義の解消策は大きな課題として残る。』 「民主主義と市場経済に代わるシステム」を求めたいのは加賀屋の意見だろうが、この前提として、加賀屋はそういうシステムを構想しなければならないという先験的発想に立っていることになる。この先験的態度は、近著『正義のア
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