伊勢崎賢治●いせざき けんじ1957年東京生まれ。大学卒業後、インド留学中にスラム住民の居住権獲得運動に携わる。国際NGOスタッフとしてアフリカ各地で活動後、東ティモール、シェラレオネ、 アフガニスタンで紛争処理を指揮。現在、東京外国語大学教授。紛争予防・平和構築講座を担当。著書に『東チモール県知事日記』(藤原書店)『武装解除 紛争屋が見た世界』(講談社現代新書)などがある 国会での議論もなく、気がついたら海外派遣されていた海上自衛隊の巨大な護衛艦。 海賊対策だし、警察行動だから、仕方ないか?と、 多くの人がそう思っていた今回の派兵について、 国際社会の紛争の現場を知る伊勢崎賢治さんは 「これ以上ない憲法違反。もう取り返しはつかない」行為だと厳しく指摘します。 伊勢崎さんの怒りを真摯に受け止め考えたいと思います。 ついに! 国益のために海外派兵をする国になった日本 2009年3月14日にソ