J1で初優勝を果たした川崎。勝者だけが手に出来る優勝シャーレ(銀皿)を授与されるはずだったが、主将の小林が高々と掲げたのは、底にシャーレの絵が描かれた風呂おけだった。 本物のシャーレは、前節終了時点で首位にいた鹿島の試合会場(静岡・ヤマハスタジアム)にあった。逆転優勝のために到着が間に合わず、代わりに用意されたのは風呂おけ。 川崎が、地元の浴場組合と合同イベントなどを企画したことにちなんでつくられたものだ。MF中村は「これも、川崎らしくていいのでは」と笑顔。Jリーグ幹部は「(中村に)本物を用意しておいてくださいよ、と言われてしまった」と苦笑いを浮かべていた。
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