小規模介護、閉鎖次々 4月から「報酬」減額改定、あおり受け [福岡県] 2015年03月16日(最終更新 2015年03月16日 00時30分) 基本報酬が減額されるデイサービス事業所。体の衰えを防ぐ体操などが行われている=福岡市東区写真を見る 4月から介護保険サービスの対価「介護報酬」が平均2・27%引き下げられる。財源不足の中、超高齢社会に対応するために、通所介護(デイサービス)事業所や特別養護老人ホーム(特養)などほとんどのサービスの基本報酬を減額する。九州には小規模な事業者や施設も多く、資金繰りの悪化を懸念し、撤退を決めるところも出てきた。9年ぶりの減額改定は、九州の介護現場にも混乱を招きそうだ。 基本報酬の下げ幅が最も大きかったのは、定員10人以下の小規模型デイサービスで、9・3%減(要介護3の場合)だった。 「これでは、もう要らないと言われているようなもの。頑張る気も起きない」