潮流発電、関門海峡に実験機 2012年3月18日 00:17 カテゴリー:社会 九州 > 福岡 潮流発電の実験装置。底のコンクリートの上にあるブレードが潮流で回転し、上部の発電機を動かす=17日、北九州市門司区 関門海峡の速い潮の流れを生かした「潮流発電」の実証実験をするため、九州工業大や北九州市は17日、水車式の実験機を北九州市門司区の岸壁から約30メートル沖の海中に沈めた。26日から発電量などのデータを取り始め、半年から1年かけて実用化を検討する。 実験機は、海中の2枚のブレード(直径1メートル、高さ1メートル)が潮流で回転する力を海上の発電機に伝えて発電する。装置を製作した九工大の試算では、潮流が最も速い約2・5ノットで1日4・4キロワット時の発電量があり、1世帯の半日分の電力使用量に相当する。理論上は、関門海峡に直径1メートル、高さ1メートルの水車を32万7千基設置し、年間で一