結果として,最も原始的なv7以外のフォーマットでは,「tar32.dll ver2.24」の除いてほぼ全滅のようです(ちなみに99文字以内のファイル名を用いた場合は,ustarやgnutarフォーマットでもすべてのソフトで展開が可能です).つまりWindows環境で展開することを想定してtarアーカイブを作成する場合,できる限りv7フォーマットを用いると安全ということになります. 次は安全なtarアーカイブの作成方法について検討してみましょう.まず,LinuxやMacで普通にtarアーカイブを作成すると,v7フォーマットは用いられません.LinuxとMac 10.5以前ではGNU tarが標準のtarコマンドとなっているため,gnutarフォーマットが利用されます.一方,Macの10.6以降ではlibarchiveが標準となっているため,paxフォーマットがデフォルトで用いられます.なお,