クラウドコンピューティングやスマートフォンに見られるように、情報通信技術(ICT)の進化によってハードウエアとソフトウエアという二つの領域は融合し、ほぼ一つになりました。世の中の事象すべてがデータ化され、クラウド上で扱われる「IoT(Internet of Things、モノのインターネット)時代」に、日本は何をつくり、付加価値を提供していくか。それを見通すことが、企業が生き残るための成否を握っています。本レポートは、「ICT」「エレクトロニクス」の新しい潮流が様々な分野にもたらす将来像を明らかにしていきます。 1984年、慶應義塾大工学部卒、イリノイ大学修士課程修了(化学専攻)。 技術とイノベーションの育成に関するエキスパート。付加価値となる商品サービス機能の独自性の根源を、文化的背景と体系的に紐付けたユニークな方法論を展開する。その代表的著作「オタクで女の子な国のモノづくり」は、技術と