レッドブルRB6： 複雑化するフロント・ウィング : F1通信
昨年の空力学的規約の変更の目的のひとつは、フロント・ウィングを含め開発領域を制限することで、空力学的開発への関心を抑制することだった。F1デザイナーとF1チームの困った点は、彼らは0.1秒のために命を賭けていることであり、規約が変更されても、ひるむのではなく別のソリューションを見つけようとする。 例えば、レッドブルRB6のフロント・ウィングは、RB5のフロント・ウィングの開発型である。ニューウィがこれまで設計したマシンは、シンプルなフロントウィング・エンドプレートを有していたが、今のエンドプレートには曲面と二重の換気口がついている。 ウィング自体はふたつのスリットがある。下側のスリットは間違いなくマクラーレンの2008年フロント・ウィングに触発されたものである。重層部品は依然として2枚の小型ウィングで構成されており、このマシンにとってはルノーやマクラーレンのような曲線的設計よりも優れたソリ
FIA、複数のF1チームにディフューザ変更を通知 : F1通信
先週末の開幕戦バーレーンGP中、マクラーレンはMP4-25に搭載したディフューザをメルボルンで使わないよう命じられた。 報じられるところによると、マクラーレンは外部エンジン・スターター用の穴を空力学的に悪用し、必要以上に大きくしてもうひとつのディフューザとしての効果を得ていたという。 マクラーレンは、メルボルンではこの設計を変更することに同意したという。 スペインの "El Pais" 紙は、ルノーとメルセデスもチャンピオンシップ第2戦前に同じ理由でディフューザを改良しなければならないだろうと報じた。 噂によると、FIAの技術代表チャーリー・ホワイティングは、さらに1〜2台のマシンについても懸念しているという。 FIAの規約はディフューザ中の穴は外部スターター用に大きくできるとしているが、スターター・プローブ自体の最大サイズを規定していないことから、一部チームはそこにつけこんだと見られてい
F1第1戦決勝後コメント アロンソ マッサ ハミルトン ヴェッテル シューマッハ : F1通信
フェリペ・マッサ（フェラーリ）：2位 「この結果にはとても満足している。チームとファンに感謝したい。今日は、僕がF1を始めてから最高のシーズン開幕戦だ。トラブルがいろいろあったことを考えれば、とても嬉しい。マシンの温度を管理しなければならず、約30周ほどは望むほど激しくプッシュすることができなかった。スタートではアロンソに抜かれたが、その後マシンは両方のタイヤで調子がよかった。軟らかい方のタイヤではレッドブルの方が僕らより速かったが、硬い方のタイヤでは僕らの方がかなり速かった。過去数ヶ月間、僕にメッセージを書いて送るなど応援してくれたみなさんにもう一度感謝したい。できるだけ準備をしてオーストラリアに臨まなくてはならない」 ルイス・ハミルトン（マクラーレン）：3位 「今日の3位は僕らにとってとても堅実な結果だった。僕らはいい仕事をしたと感じている。信頼性は素晴らしく、今日のペースはかなりよか
マクラーレンMP4-25： フロント・シャシー・ダクト / リアのエアロ・パッケージ : F1通信
マシンの発表以来、MP4-25の複雑なエアロ・パッケージは多くの注目を集めてきた。エアボックスはふたつのチャンネルに分離されている。下のチャンネル（下の青い矢印）はギアボックス・ラジエータを冷却するよう設計されている。その後、高温の空気は下部ビームウィングとディフューザの縁に向かう（小さい赤い矢印）。上のチャンネル（上の青い矢印）は、リア・ウィングにつながる長いフィンに沿って空気を供給する。その後、空気は特定の速度でスリットを通じてウィングのフラップに流れる。この2つのプロセスが組み合わさり、高速でリア・ウィングを失速させ、ドラッグを低下させるので、最高速度が増加する。これはこのシステムをコントロールする巧妙なソリューションである。ダクトはシャシーの前に設置されており、このプロセスに追加の空気を供給し、ダクトを飽和させて機能を停止させる。このソリューションが最も重要な直線では、ドライバーは
FIA、マクラーレンのバーレーン仕様ディフューザを次戦から禁止 : F1通信
マクラーレンは、今週末バーレーンで使用しているディフューザを2週間後のメルボルンでは搭載しないようFIAから命じられた。 膝で起動させる吸気システムは怒ったライバルたちから批判され、FIAが承認するとメディアで広く報道されたが、MP4-25のサキール仕様の二層ディフューザは車検時にあまり好意的に受け取られなかった。 ドイツの "Auto Motor und Sport" は、マクラーレンは外部エンジンスターターの穴をもうひとつのディフューザのレベルに達するほど必要以上に大きくし、空力学的に活用したと報じた。 2009年は大きなディフューザ論争が起こったが、マクラーレンは14日のバーレーンGPが終了したあとこの設計を廃止することに同意し、静観している。 -Source: motorsport.com -Amazon: 2009 FIA F1世界選手権総集編 [DVD] ＋関連記事 2010年
ホイットマーシュ 「ライバルは通気システムをコピーするだろう」 : F1通信
マクラーレンのチーム代表マーティン・ホイットマーシュは、マシンがシーズン開幕戦のバーレーンGPでのFIA査察と車検に合格したあと、ライバルチームはマクラーレンの革新的な「通気」システムについて不満を言うのをやめて、コピーを始めるだろうと考えている。 シーズン開幕戦前のバーレーンのパドックでは、マクラーレンのマシンに搭載されたユニークなコンセプトが大きな話題になっていたが、ホイットマーシュはチームがコックピットを通して巧妙なエアダクトを利用していることを初めて認めた。 このシステムの正確な機能は不明であり、ホイットマーシュは図々しくもこの気流システムは「ドライバー冷却」用だと示唆しているが、チームは木曜中このシステムに直接関心を示したことから全体像がさらに明らかになった。 空気は、チーム内で「F-ベント」として知られているノーズの中のチムニーを通過するとされている。空気はマシンの中を通ってリ
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