アーティストの音楽遍歴を紐解くことで、音楽を探求することの面白さや、アーティストの新たな魅力を浮き彫りにするこの企画。今回は、先日チャットモンチー完結後初のソロアルバム「日記を燃やして」をリリースした橋本絵莉子のルーツに迫った。 取材・文 / 小林千絵 LINDBERGを“ジャケ買い”小さい頃、家族で毎週日曜日に教会へ行っていて、そこで賛美歌を歌っていたのが私の最初の音楽体験です。「楽しい」とか「楽しくない」とか、そういうことを考えることもなく、教会に着いたら聖書を読んで、歌を歌うというのが当たり前だと思っていた感じでした。だからといって、特別歌が好きで、家でも歌っていたようなこともなかったみたいです。家で音楽を聴いていた記憶もあまりないんです。 意識的に音楽を始めたのは小学1年生のとき。私は覚えていないんですけど、両親によると親戚の家にあったピアノを触っていたら両親に「ピアノ習う?」と聞
![橋本絵莉子のルーツをたどる | アーティストの音楽履歴書 第37回](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/20b96c53b35533e1034580ffe2ddbbb9dc5950d6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fogre.natalie.mu%2Fmedia%2Fnews%2Fmusic%2F2021%2F1222%2Fhashimotoeriko_rirekisho.jpg%3Fimpolicy%3Dtwitter_card_face_crop)