新電力大手のF-Power(エフパワー、東京・港)は24日までに、東京地方裁判所に会社更生法の適用を申請したことを発表した。東京地裁は同日申請を受理し、保全管理命令を出した。負債総額は約243億円。今年最大の倒産案件となった。1月の電力逼迫により、電力卸市場の調達価格が急騰して業績が急激に悪化したことなどが響いた。エネルギー関連企業での会社更生法適用はこれが初めて。【関連記事】東京地裁は24日に申請を受理し、保全管理命令を出した。エフパワーは24日の取締役会で更生手続きについて決議した。埼玉浩史社長ら現経営陣の進退については決議しなかった。埼玉社長は「熟慮に熟慮を重ねて