米国で新型コロナのワクチンを接種する7歳の男の子=2021年11月、米国メリーランド州、ランハム裕子撮影 5~11歳の子どもに使う米ファイザー社製の新型コロナウイルスワクチンについて、厚生労働省の専門家部会は20日、特例承認を了承した。21日にも厚労相が正式に特例承認する。今後、公費での接種が認められる見込みで、3月以降に接種が始まる。 【写真】5歳から11歳の子どものためのファイザー社製ワクチン 国内で11歳以下に使える新型コロナワクチンが認められるのは初めて。 この年代へのファイザー社製ワクチン接種について、オミクロン株への有効性を示すデータは十分に得られていないが、これから感染者全体が増えていくと、ワクチンを接種していない子どもの割合が増え、中等症や重症例が出ることが懸念されている。 ■発症予防効果は9割、副反応は少なめ 部会後に会見した厚労省の吉田易範(やすのり)・医薬品審査管理課