フウセンクラゲモドキ (Haeckelia rubra) はフウセンクラゲに似たクシクラゲの1種。分枝のない触手には刺胞を持つ。このことから本群と刺胞動物との系統関係に関わって注目されてきたが、現在では盗刺胞をする(後述)ものとされている。 特徴[編集] 体長約5mm、幅2.5mmの小型のクシクラゲ[1]。大きいものは15mmにまでなる[2]。生きている時は全体に淡いピンク色をしている。概形は楕円形で断面は円形。櫛板列は口の反対側の頂端付近から始まって身体の中央を越えて少し下まで届く。1つの櫛板列には20-25の櫛板が並んでいる。咽頭は深く、全長の9割に達する。 2本の触手は櫛状の枝を持たない単一の糸状をなし、体の口側1/4程度の位置から出る。ただし触手の付け根である触手根は口と反対側の頂端に近い位置にあり、そこから下向きに触手鞘が長く伸びて触手の出る位置まで繋がっている。 この触手にはこ
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