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フランスと文学に関するbt-shouichiのブックマーク (20)

  • 第169回 セリーヌ・ロックンロール - 株式会社現代思潮新社

  • 特集「バタイユからナンシーへ」ジャン=リュック・ナンシー 聞き手:澤田直

    ブランショ、フーコー、デリダといった20世紀の思想家たちに多大な影響を与えた、フランスの思想家・作家ジョルジュ・バタイユ。生誕120年で開かれた国際シンポジウム「神話・共同体・虚構 バタイユからナンシーへ」で日に招かれた、フランスの哲学者ジャン=リュック・ナンシー氏のインタビュー(聞き手:澤田直)をお届けします。(「ふらんす」2017年8月号初出) 澤田直:ジャン=リュック・ナンシーさんは、今回、慶應義塾大学の招待で「神話・共同体・虚構 バタイユからナンシーへ」と題されたシンポジウムに参加するために来日されました。ですから、まずはこの企画と関連した質問からさせていただきたいと思います。あなたの思想は、カントやヘーゲル、そしてハイデガーの思想の批判的継承を通して、また、フィリップ・ラクー=ラバルトやデリダとの継続的な対話を通して展開してきたと思いますが、こういった思想上の師や友情の星座のな

    特集「バタイユからナンシーへ」ジャン=リュック・ナンシー 聞き手:澤田直
  • ルイ゠フェルディナン・セリーヌ『戦争』訳者解題(text by 森澤友一朗)|幻戯書房編集部

    2023年11月27日、幻戯書房は海外古典文学の翻訳シリーズ「ルリユール叢書」の第36回配として、ルリユール叢書50冊目となる、ルイ゠フェルディナン・セリーヌ『戦争』を刊行いたしました。ルイ゠フェルディナン・セリーヌ(Louis-Ferdinand Céline 1894–1961)はフランスの作家・医師。パリ郊外で医業に携わるなか、俗語・卑語を駆使したデビュー作『夜の果てへの旅』で圧倒的反響を巻き起こしました。第二次世界大戦にあたっては、激越な反ユダヤ主義パンフレットを書き連ねたため、終戦間際にデンマークへ亡命、現地にて逮捕、収監されました。大赦を得ての帰国後、パリ郊外ムードンに居を構え、亡命行を主題とした三部作などでフランス語の構文を破砕する言語実験を推し進めました。死後も現在に至るまで、その文学的達成と反ユダヤ主義言説との関係が国内外で度々スキャンダラスな議論を巻き起こし続けている

    ルイ゠フェルディナン・セリーヌ『戦争』訳者解題(text by 森澤友一朗)|幻戯書房編集部
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/12/23
    “いわばフランスの「国体」とでもいったものを隠微に証し立てるこの作家の反ユダヤ主義以上の危険性”
  • 死と直結した濃厚なエロス 60年の空白経て刊行された『戦争』が描く、人の極限の姿:朝日新聞GLOBE+

    ロシアウクライナ侵攻により、もうヨーロッパが戦争の舞台になることはないという能天気な思い込みは、みごとに吹き飛ばされてしまった。 陸続きのフランスはウクライナからこれまで約10万人の難民を迎え入れている。今後、この悲惨な戦争はいつまで続くのだろうか。 そんな折、20世紀を代表する大作家のひとりルイフェルディナン・セリーヌ(1894~1961)の『Guerre(戦争)』が刊行された。 『夜の果てへの旅』などで知られるセリーヌは、良識あるブルジョア階級の人々が目をむくような俗語や卑語を駆使した斬新な文体で、フランス文学に大革新をもたらした作家だ。ふたつの世界大戦を生き、自身の戦争体験に題材を取って数々の傑作を世に送り出した。 一方で、反ユダヤ的な評論をいくつも書き、44年6月に連合軍がノルマンディーに上陸すると、自ら身を案じてフランスを脱出。デンマークに亡命した「問題作家」でもある。セリーヌ

    死と直結した濃厚なエロス 60年の空白経て刊行された『戦争』が描く、人の極限の姿:朝日新聞GLOBE+
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/09/30
    “セリーヌはフランスから逃げ出した時、複数の手書き原稿をパリに残した。その原稿の束は長いこと行方不明になっていたのだが、昨年になって、あるジャーナリストが保持していると名乗りを上げ、文壇は騒然となった
  • 筑摩書房 PR誌ちくま 2007年3月号 追悼・阿部良雄 弔辞──阿部良雄先生を送る 松浦寿輝

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    bt-shouichi 2023/06/05
    “文法の説明が一通り終わり、文章の講読に入った後に阿部先生が繰り返しおっしゃったのは、後は辞書を引いて理詰めで考え抜けば、君たちはいかなるフランス語の文章も読み解けるのだというお言葉です。”
  • ノーベル・フォーラム:会社案内サイト「読売新聞へようこそ」

    対談 大江健三郎氏 ル・クレジオ氏 出会い 大江ル・クレジオさんが23歳で『調書』によってデビューされたのは1963年。5歳年上の私はすでに作家だった。すぐにその“Le Proce`s‐verbal”をフランス語で読み、アダム・ポロという主人公に興奮した。直後、あなたを日ペンクラブの世界大会へ招く手紙を書くよう依頼されたのは私だが、きれいな手書きの断りの返事が来た。 「仏訳された日の若い作家の『壁』を読んで感心した。多分あなたの作品だと思う」。それは安部公房の作品でしたが(笑)。 続けてあなたの短編集『発熱』と哲学的なエッセー『物質的恍惚(こうこつ)』、長編『大洪水』まで続けて読んだ。そして私は感じた。「新しい世界を表現する言葉を発見したル・クレジオは、『大洪水』に至り、その世界を終わりまで描ききった。彼はもう小説をやめて、新たな分野に移っていくだろう」 『大洪水』の最後には、核兵器に

    ノーベル・フォーラム:会社案内サイト「読売新聞へようこそ」
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/05/07
    大江健三郎とル・クレジオの対談。“対談の詳報は「中央公論」2010年2月号に掲載されます”
  • なぜか大江先生と招待されちゃったオレ

    ノーベル賞作家・大江健三郎氏をはじめとするキラ星のごとき作家たちと一緒に、パリ国際ブックフェアを体験した漫画家、じゃんぽ~る西。日ではあり得ないような一大イベントを天性の観察眼で描き下ろしたイラスト・ルポで紹介。 じゃんぽ~る西(西村拓) J.P. Nishi (Nishimura Taku) 2002年、ヤングマガジンアッパーズ誌に『スペースパイレーツ』でデビュー。2005年にワーキングホリデー・ビザで1年間パリに滞在。そのときの体験を描いたエッセイ漫画を2006年から3年間、女性向けの月刊漫画誌『office YOU』(創美社)に連載。2011年『パリ愛してるぜ〜』(飛鳥新社刊)出版。2012年同書の仏訳版『A nous deux, Paris !』(Editions Philippe Picquier 刊)出版。現在はフランスのITニュースサイト「clubic.com(クルビックド

    なぜか大江先生と招待されちゃったオレ
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    bt-shouichi 2023/04/14
    2012年、パリ国際ブックフェア「サロン・ド・リーブル」に(なぜか)招待されたじゃんぽ~る西。大江とタクシーに同乗した話など
  • 『悪の華』の謎を解く1――「アヴェ・マリア」と「祝福」 - 平岡公彦のボードレール翻訳ノート

    シャルル・ボードレールの韻文詩集『悪の華』は、ニーチェの『ツァラトゥストラ』と同じく、キリスト教の『聖書』の知識がないと、なにが書かれているかを充分に読み説くことが難しい書物である。 韻 文 訳 悪 の 華 シャルル・ボードレール 平岡公彦訳 トップページ 聖書の物語は、欧米のキリスト教文化圏の人々にとっては一般教養というよりも常識と呼ぶのがふさわしい知識だろう。私たち非キリスト教国の国民でも、「創世記」におけるアダムとイブの物語や、『新約聖書』におけるイエスの誕生からゴルゴダの丘での刑死にいたる神話の大筋くらいはだれでも知っているはずだ。これまでの『悪の華』の解説も、読者も聖書の物語の大筋は知っているという前提で書いている。 『新約聖書』をもとにした作品として、ここまでの『悪の華』の詩作品のなかでいちばんわかりやすいのは、「祝福」の詩人の母親による神への呪詛だろう。 至高なる者の力能の命

    『悪の華』の謎を解く1――「アヴェ・マリア」と「祝福」 - 平岡公彦のボードレール翻訳ノート
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    bt-shouichi 2023/02/06
    「アヴェ・マリア」のパロディー/「諧謔の精神」、生真面目におふざけ
  • ド・メーストルとボードレールの「苦悩の神学」 - バックアップ+

  • 『慈しみの女神たち(上)(下)』ジョナサン・リテル|担当編集のテマエミソ新刊案内|集英社 WEB文芸 RENZABURO レンザブロー

    『慈しみの女神たち(上)(下)』著者:ジョナサン・リテル 訳:菅野昭正、 星埜守之、篠田勝英、有田英也 上巻 定価:4,500円(体)+税・下巻 定価:4,000円(体)+税 5月26日発売 Les Bienveillantes By Jonathan Littell あらすじ 1941年独ソ戦が口火を切る頃、ナチスの保安諜報部の将校アウエはウクライナに派遣され、ジトーミルやバビ・ヤールの虐殺に立ち会う。殺人行為のストレスや憤りが兵士たちをサディストに仕立ててゆくさまを目にし、冷静で温厚な将校であるアウエも神経を衰弱させてゆく。もとは法律を志す文学青年であったアウエは、その後カフカスの少数民族調査にも携わるが、中立的な立場を貫いたため上司の怒りと失望を買い、激戦下のスターリングラードへ転属させられてしまう。そこで頭に銃弾を受けて倒れるのだった。ベルリンの病院で死の際から生還し、最愛の女

  • 美と官能とダンディズム。「序論」(抜粋)ウェブ公開 | みすず書房

    美と官能とダンディズム。「序論」(抜粋)ウェブ公開 小倉康寛『ボードレールの自己演出――『悪の花』における女と彫刻と自意識』 2019.11.12 青年は愛する女を彫刻化することによって詩人になった―― 「近代人の成長の物語」を演出した詩人像を析出する画期的な新研究。 序論(抜粋) 小倉康寛 文学者が自伝的な作品で自らのこととして表現する精神性は一般に、その実人生を飛び越え、過剰に偉大なものとなる傾向がある。例えば、現実の作家は欲望にだらしがなかったのに、作品で崇高な愛を表現していることがある。研究が論じようとするテーマを先取りして言えば、彫刻のような身体を持つ女と恋愛する男の物語である。彫刻は古代の理想を体現している芸術であり、男は作家の化身である。彼は女との恋愛を通じて愛に関する思想を深めていくかに見える。しかし、こうした精神性の追求は暴くべき嘘なのだろうか。それとも、意図的な演出な

    bt-shouichi
    bt-shouichi 2022/05/12
    “小倉康寛『ボードレールの自己演出――『悪の花』における女と彫刻と自意識』”
  • シモーヌ・ヴェイユとジョルジュ・バタイユが茶飲み友達だったと聞いたわたしは

    真魚は帰ります🫧🏖 @kakari01 ヴェイユはニーチェが嫌いだったんだけど二人で話し合っていてそれが発覚したときバタイユがくやしさと怒りにふるえながらも努めて冷静にむしろ優しく「なにが気に入らないんだ?」って聞いたらヴェイユからさらっと「文体」っていわれるの最高だとおもいます。 #ヴェイバタにありがちなこと 2015-09-26 14:28:57 真魚は帰ります🫧🏖 @kakari01 ヴェイユが紙ナプキンにへんな線を書いていたのでそれは何だと尋ねたら顔を上げて「鳥よ。鳥を描いていたの」って言われるんだけど紙ナプキンに現れているのがただの妖怪のこどものようでとても鳥に見えないのでなんか絶句してしまうバタイユ。#ヴェイバタにありがちなこと 絵が下手だったヴェイユ 2015-09-26 14:37:31

    シモーヌ・ヴェイユとジョルジュ・バタイユが茶飲み友達だったと聞いたわたしは
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    bt-shouichi 2022/01/20
    “キリスト教神秘主義的な思想家シモーヌ・ヴェイユと狂人あるいは聖人なる思想家ジョルジュ・バタイユが茶飲み友達だと知って以来ふたりの関係を勝手に妄想”
  • ニコラ・エドム・レチフ・ド・ラ・ブルトンヌ  18世紀フランス文学の「恥の三人組」の一人です。  代表作は性的自叙伝「ムッシュー・ニコラ」

    ニコラ・エドム・レチフ・ド・ラ・ブルトンヌ  18世紀フランス文学の「恥の三人組」の一人です。  代表作は性的自叙伝「ムッシュー・ニコラ」 前説 マルキ・ド・サド コルデルス・ラクロ と並ぶ いわゆる「恥の三人組」の一人です。 ただサドやラクロはそれなり日でも紹介されていますが レチフは残念ながらいまだに全く無名状態です。 私の(私見)では、むしろサドやラクロよりも フランス文学史上で、最も偉大な18世紀フランス作家のひとりであると断言します。 日人にも、もっと知られていい作家それがレチフ・ド・ラ・ブルトンヌです。 そこで、、不肖私が非力を顧みずこうして紹介文を書こうかという次第です。 というわけで? 以下、、思い違い・誤記憶等ありましたらご容赦くださいませ。 1、その生涯、 レチフが生まれたのは1734年10月23日 フランスはブルゴーニュのサシという農村。 名は、 Nicolas

    ニコラ・エドム・レチフ・ド・ラ・ブルトンヌ  18世紀フランス文学の「恥の三人組」の一人です。  代表作は性的自叙伝「ムッシュー・ニコラ」
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2020/05/26
    ニコラ・エドム・レチフ・ド・ラ・ブルトンヌ
  • 考える葦

    「考える葦」は「の旅」へ移行中です

    考える葦
  • フランス図書 on Twitter: "大江健三郎作品集、ガリマール社より来月刊行。『政治少年死す』も収録。 Oe, Kenzaburô - Oeuvres. [Gallimard]. (Quarto). EUR31.00"

    bt-shouichi
    bt-shouichi 2016/10/27
    いーなー
  • どの翻訳を選ぶか――ボードレール『悪の華』の邦訳の誤訳について - 平岡公彦のボードレール翻訳ノート

    今年アニメ化された押見修造の『惡の華』(講談社コミックス)のおかげで、ボードレールの『悪の華』にふたたび注目が集まっているようだ。訳者の一人として、喜ばしく思う。 惡の華(1) (少年マガジンKC) 作者:押見 修造講談社Amazon 押見の『惡の華』は読んでいたが、私自身、しばらくボードレールから遠ざかっていたし、そもそも読んだことを公言することがはばかられるようなマンガだということもあり(笑)、なかなかそのことを書く機会がなかった。これだけ大きくボードレールを看板に掲げた作品なのだから、おそらく私以外のボードレールの訳者や研究者も一巻くらいは読んでいるのではないか。 いい機会なのでこのマンガの感想を書いておこう。ボードレールの『惡の華』を愛読する主人公の春日高男は、ある日、想いを寄せていたクラスメイトの佐伯奈々子の体操着を盗む。春日はそれを見ていたクラスの嫌われ者の仲村佐和に脅迫され、

    どの翻訳を選ぶか――ボードレール『悪の華』の邦訳の誤訳について - 平岡公彦のボードレール翻訳ノート
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    bt-shouichi 2016/10/20
    『悪の華』の誤訳。とくに新潮の堀口訳はダメ、読むならマシなちくまの阿部訳で、と/それにしても大江の『性的人間』の表紙は、何度見ても嫌になるな…
  • :出口裕弘『ボードレール』 - 古本ときどき音楽

    学生時代に読んでいたと思いますが、古屋店頭100円で購入したのをきっかけに読んでみました。今から見ると、文章のやや激したトーンが時代を感じさせます。著者の性格もあるには違いないけれど、断言的で挑戦的な口調、ねばならないあるいは反語の多用。気負い、世間の風潮に対する皮肉な姿勢。 同世代でおそらく学友だった篠田浩一郎の『フランス・ロマン主義と人間像』を少し前に読みましたが、その分析的で落ち着いた文章かつ文学史的総覧的なスタイルとはまったく正反対です。篠田も優れていると思いますが出口の方がパワーがあって魅力を感じます。 ランボーやロートレアモンのような文学の外へ出てしまった生き方との対比から始まり、『悪の華』よりも後期の散文詩や『赤裸の心』『火箭』に重きを置いた目配り、すなわち審美的よりは思想的な側面からのアプローチをしており、マラルメ、ヴァレリーへの系譜でなくシュールレアリストへの系譜として

    :出口裕弘『ボードレール』 - 古本ときどき音楽
  • ボードレール語録 - 岩波書店

    象徴派の先駆者として知られるボードレールの「現代性(モデルニテ)」の美学とは何か.19世紀当時の現代的な文学・芸術運動であったロマン主義の超克として提示された「現代性」を軸に据え,「ブルジョワジー」「メランコリー」「陶酔」などをキーワードにして19の詩・散文のテクストを解説し,近代の相貌を浮かび上がらせる.書下ろし.岩波現代文庫オリジナル版 ■翻訳者からのメッセージ 「吸血鬼の頭目」で「謎と恐怖を間抜けに駆使して読者を驚かせる」人物,「死体置き場と屠畜場の詩」,『悪の華』刊行前に,ジャーナリズムではさして話題にもならなかった詩人ボードレールとその作品について書かれた数少ない新聞記事で目立ったのは,このような評価だった.『悪の華」は,1857年出版されとすぐ,その背徳性を攻撃する書評が新聞に掲載されたのに続いて,公衆道徳宗教道徳紊乱の咎で告発され,宗教道徳侵害の嫌疑は却下されたが,公衆道徳良

    ボードレール語録 - 岩波書店
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    bt-shouichi 2013/04/23
    ボードレールが禿げてたのを知ったときの衝撃。だが見慣れると普通にイケメン
  • 「書簡で読むアフリカのランボー」書評 詩作放棄した後半生の意味問う|好書好日

    書簡で読むアフリカのランボー [著]鈴村和成 一人の男が生きた二つの人生。二十歳まで詩人として駈(か)けぬけた数年と、五年間の放浪のあと、アフリカコーヒー交易商人、武器商人、僻地(へきち)の探検家として生きた十余年。きれいさっぱり詩作を放棄したこの後半生がもつ意味を、このは問うている。 家族への近況報告や事務的な書簡ばかりで、「沙漠(さばく)の様に無味乾燥」(小林秀雄)にみえるアフリカからの書簡は、全集のほぼ半分を占める。これを解読しながら、著者は、ランボーは「沈黙」したのではなく、死の床にいたるまで「書く人」だったという。彼の二つの人生は、「〈書簡〉というメディアを用いた書簡作者の変遷」として解釈すべきだと。じっさい、彼の詩の多くは「書簡とともに書かれ、書簡とともに知友に送付され」た(著者による個人訳全集の解題から)。『地獄の季節』がヴェルレーヌを宛先とする自伝でもあったように、詩そ

    「書簡で読むアフリカのランボー」書評 詩作放棄した後半生の意味問う|好書好日
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2013/03/13
    「彼の二つの人生は、「〈書簡〉というメディアを用いた書簡作者の変遷」として解釈すべきだと。じっさい、彼の詩の多くは「書簡とともに書かれ、書簡とともに知友に送付され」た」
  • La France au Japon

    bt-shouichi
    bt-shouichi 2012/04/07
    大江、萩尾望都、島田雅彦、平野啓一郎、綿谷りさ、さらにヤマザキマリ…幅広いわ~
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