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もし中国人を入国禁止にしたならば、日本の観光産業が受ける影響は計り知れない。これが中国人の全面的な入国禁止措置に踏み切れない大きな要因だと考えられる。 また、4月に習近平国家主席の国賓としての来日が予定されている。2月末には最終調整のため、中国の外交担当トップである中国共産党中央政治局委員の楊潔篪(よう・けつち)氏も来日することになっている。安倍政権が中国人を入国禁止にしないのは、習主席の訪日前に両国の友好ムードに水を差したくないからではないか。これは日本のメディアからも指摘されている。 そして、7月に開幕する東京オリンピックである。東京オリンピックも安倍政権が推し進める観光立国政策の重要な柱だ。日本政府は、中国人の入国禁止がオリンピックを含めた今後のインバウンド需要にどう影響するかを試算したはずだ。なお、オリンピックの延期や中止の検討については、2月13日に大会組織委員会の森喜朗会長が「
――ご著書が売れているそうですが、どんなお気持ちですか? 思ったより売れているのでハズい(恥ずかしい)っていうのがいちばんの感想ですね。こんなに話題になるとは思わなかったから。自分の考えは瞬間瞬間で変わるので、僕自身が読み返しても「今とはちょっと考えが違うな」って思うところもあります。書いた時点で思ったことだから、芸人とかで「これを参考にします」っていう人がいたら、そんなにしないほうがいいよ、とは思いますね。 ――現役の芸人が笑いについての理論的な本を書くのは割と珍しいと思うんですが、こういうのを書くことに対する抵抗はなかったんですか? こういうのって取材で絶対聞かれるんですよ。とくに『M-1(グランプリ)』がすごいんです。2008年ぐらいからはもう毎日のように取材があるわけですよ。「今年の『M-1』はどうですか?」とか。それは本当にキツいんですよ。何かボケたりしても「いや、もっとまじめな
ネット広告業界に大きな衝撃が広がった。 グーグルは1月14日、世界シェア約6割を占める同社のウェブブラウザ「Chrome(クローム)」で、「クッキー」と呼ばれるユーザーのネット閲覧履歴のデータが第三者のネット広告企業などに提供される仕組みを停止すると発表した。2022年までに段階的に実施する方針だ。 クッキーを制限する動きはアップルが先んじていた。アップルのブラウザー「Safari(サファリ)」では2017年以降、段階的に制限の度合いを拡大。現在は実質的に、広告用にクッキーが使えない。 端末メーカーとしてユーザーのプライバシー保護の姿勢を強調していたアップルに、グーグルが追随した格好だ。「アップル対グーグルという、ネット上のエコシステムの争いが激しくなっている」(広告や検索のコンサルティングを手がけるプリンシプルの中村研太常務)。 クッキーは何に使われているのか クッキーは1994年に考案
2019年12月のある夜、フィンテック関連企業が数多く入居する東京・大手町のシェアオフィスは熱気で満ちあふれていた。 20代から40代の男女約40人が10チームに分かれ、これまでにない新しい保険商品のアイデアの優劣を競っていた。参加者は生損保会社や証券会社などの金融機関から、コンサルティング会社やIT企業に所属するビジネスパーソンまで、幅広い業界に及んだ。 アリババのP2P保険加入者は1億人を突破 「妊活中の人を支える保険」「ユーチューブへの投稿禁止による収入減に備える保険」から「夢を応援する保険」、「女性限定のハゲ保険」や「美容整形のやり直し保険」まで。 各チームから飛び出した新商品のコンセプトはどれも斬新だ。なかには冗談ではないかと思えるものもあったが、イベントの主催者で、少額短期保険会社「justInCase」(ジャストインケース)の畑加寿也社長は「これらの保険はP2Pの仕組みを使え
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最近の日経平均株価は、2万4000円の節目こそ割っているものの、高値圏で推移している。またアメリカの主要な株価指数は史上最高値を小幅ながら更新し続けるなど、主要国の株価は総じて堅調な推移をたどっている。 米中合意は「タヌキとキツネの合意」のようなもの だが、筆者はこうした推移のために、今後の株価下落リスクが積み上がってきていると懸念している。秋以降は、米中部分合意が進展するとの期待が、大きな株価押し上げ要因であったと解釈できる。先週末(20日金曜日)も、ドナルド・トランプ大統領が習近平主席と電話協議し、習主席が「両国と世界の繁栄にプラスだ」と米中合意を歓迎する旨を表明したと報じられたことが、株高材料とされた。 「米中部分合意」というまったく同じ材料を、何度も出がらしのように買いの口実として使い続けること自体に危うさを感じざるを得ないが、この合意自体が果たして確かなものだろうか。部分合意の肝
日本人は、文化に対する貪欲さと柔軟性がすごい! ――カナダ出身のサンシャインさんが、最初に日本に来たきっかけは? トロント大学で芝居の研究をしていて、能と歌舞伎には、ギリシャ喜劇と共通する点があると知りました。「本物を観てみたい」と1999年に半年間の滞在予定で日本を訪れました。当時はインターネットも発達していなかったので、日本に関する事前情報はほとんどなし。「経済大国」「カブキ」「スシ」ぐらいのイメージでしたね。 ――日本の第一印象は? 新宿に行ったら、高層ビルのライトアップが未来的で、テクノロジーを感じました。一方で、路地に入れば、何代も続く老舗の呉服屋やお茶屋が残っています。伝統と最新が混在していて「何ここ、最高に面白い!」と。 ――アメリカやカナダは、歴史が浅いですからね。 ええ。ヨーロッパには歴史がありますが、「社会がモダンになりすぎると、伝統が忘れられる」という恐れを持っていま
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