新潟大女子学生刺殺事件が起きたトルコ中部の観光地カッパドキアで、日の丸や横断幕を掲げて被害者に哀悼の意を示す人が増えている。世界からたくさんの旅行者が訪れる観光地だけに、旅行会社や土産物店には観光への悪影響を最小限にとどめたい思惑があるようだ。 「ごめんなさい」「(事件は)大変残念です」。10日に事件現場近くで献花が行われた際、たくさんの住民が手書きの日本語メッセージを持って集まった。「申し訳ございません」とプリントしたそろいのTシャツや、「ご冥福をお祈りします」という横断幕も。 ギョレメのヌーリ・ジンギル村長は「ひとりの父親として、海外で子どもが殺されるなんて許せない。日本とトルコは友好な関係を築いてきただけに、(事件は)とても残念だ」と振り返った。(共同)