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ブックマーク / www.chem-station.com (23)

  • 立体電子効果―三次元の有機電子論 | Chem-Station (ケムステ)

    化学書籍レビュー 立体電子効果―三次元の有機電子論 2008/3/28 化学書籍レビュー, 有機化学 有機化学, 有機合成, 立体効果, 電子効果 コメント: 0 投稿者: cosine [amazonjs asin=”4759808191″ locale=”JP” title=”立体電子効果―三次元の有機電子論”] 内容 有機化学を理解するうえで、反応や分子のかやちを支配する因子としての立体電子効果を認識することが重要である。化学科の学生にとってすべての学年を通して有用な立体電子効果の普遍的な性質を解説。 対象 学部生以上 評価・解説 学部~大学院生向けの初等シリーズOxford Chemistry Primersシリーズの一つ、”Stereoelectronic Effect”の邦訳版。 アノマー効果や反結合性軌道、超共役などが化合物の立体構造・反応性におよぼす影響、すなわち立体電子効

  • 化学 美しい原理と恵み (サイエンス・パレット) | Chem-Station (ケムステ)

    化学一般 化学 美しい原理と恵み (サイエンス・パレット) 2014/4/2 化学一般, 化学書籍レビュー, 高校化学 一般, 書籍 コメント: 0 投稿者: ペリプラノン 概要 化学の裏に流れている美しい原理を平易に説明する書 対象 化学を敬遠しがちな一般読者 解説 サイエンス・パレットシリーズの新刊。一般的に化学のイメージは残念ながら悪い。臭い、危険、意味不明な元素記号、構造式の羅列、実物が無く生活に密着していることが感じられない、などなど酷い扱いである。学校の化学が嫌いになると大人になってさらに化学が嫌いになるようである。ニュースを見れば毒物混入、残留農薬、薬害、化学兵器と負の側面ばかりが取りざたされる。しかし、もう既に社会生活に化学が介在しない物は無いのである。高校の化学でつまずくとそこから化学アレルギーが始まるのであろうが、書は化学の基礎的な原理や、その原理に必要な物理的な事項

  • 第21回 バイオインフォ-マティクスによる創薬 – Heather Carlson | Chem-Station (ケムステ)

    海外化学者インタビュー 第21回 バイオインフォ-マティクスによる創薬 – Heather Carlson 2011/10/24 海外化学者インタビュー, 研究者へのインタビュー バイオインフォーマティクス、たんぱく質、創薬 投稿者: せきとも 久々の更新。間があいてしまって申し訳ござません。第21回目はミシガン大学アナーバー校、カレッジオブファーマシーのヘザー・カールソン教授です。カールソン教授は理論化学、タンパク質とその配位子間にある相互作用のコンピューターモデリングがご専門で、主にバイオインフォマティクス的アプローチによる分子認識の解明と、それを応用した創薬探索に取り組まれています。それではインタビューをどうぞ。 Q. あなたが化学者になった理由は? 高校の化学の先生が素晴らしい方で、多くのindependent study(=提示された課題を個人で学習/研究するスタイルのコース)に

  • リチウムイオン電池の課題のはなし-1 | Chem-Station (ケムステ)

    Tshozoです。 以前リチウムイオン電池に関するトピックを2つほど紹介した(記事:リチウムイオン電池のはなし~1~; 水と塩とリチウム電池 ~リチウムイオン電池のはなし2にかえて~)のですが、皆様ご存知のとおりS社製電池(正確にはその子会社)がボーボー燃えていたという事故がここ1年くらい起こっていましたね。しかも、対策したと発表したはずのS社からその後製品もボーボー燃えてしまったため結局航空各社が対象品の機内持ち込みを制限するという異例の対応を取ることになったのは記憶に新しいことと思います。 S社関係の時系列の一覧表 筆者が昨年内に把握したぶんだけですので追記ご指摘願います なおリコール前に対策品を1回出したものの、その対策品すらも発煙してしまったもよう http://time.com/4485396/samsung-note-7-battery-fire-why/ 例のアレの炎上を扱っ

  • 化学物質恐怖症への処方箋 | Chem-Station (ケムステ)

    ケムステ読者の皆様はDHMOという物質をご存知ですよね。DHMOはジハイドロジェンモノオキシドの略です。これは大変危険な物質とされていて、酸性雨の主成分であったり、温室効果を引き起こすなど環境問題でしばしば取り上げられたかと思えば、悪性腫瘍に含まれていたり、強力な毒素を作り出す微生物の増殖を促進したり、はたまた福島第一原子力発電所では放射性物質を含んだものが検出されるなど、人類の脅威の場で必ずと言っていい程登場します。 米国でそんな危険な化学物質であるDHMOが浄水場から家庭の水道に送られているというエイプリルフールネタをラジオで流したところ、住民がパニックに陥ったというニュースがありました。そのDJは毎年エイプリルフールでジョークをやっていたそうですが、一般市民にはDHMOが水であることを理解できなかったようなのです。まあ確かに来はdihydrogenmonooxideなんて名前では呼

  • 博士号とは何だったのか - 早稲田ディプロマミル事件? | Chem-Station (ケムステ)

    一般的な話題 博士号とは何だったのか - 早稲田ディプロマミル事件? 2014/7/18 一般的な話題, 化学者のつぶやき 博士課程, 早稲田大学, 研究倫理 投稿者: GEN 私は今年の3月に学位(博士号)を取得し博士になりました。早稲田大学では剽窃だらけの論文でも学位が与えられることが明らかになり(学位取消に当たらず)、呆れと怒りでやりようのない気持ちとなっています。少し衝撃的なタイトルをつけましたが、早稲田大学の調査委員会が会見を聞いた瞬間にこれを思い、強く抗議したいと思い筆をとりました。化学の楽しさを広めるための場でこのようなことを書くのは悩みましたが、私自信の学位取得の際の体験を交えながら、今回の「事件」についてつぶやいてみたいと思います。 学位審査はどのような流れで行われるか 私が学位を取得した専攻ではホームページに学位の申請要件などがまとめてあります。 ■京化■ 京都大学・理

  • 人工タンパク質ナノブロックにより自己組織化ナノ構造を創る | Chem-Station (ケムステ)

    スポットライトリサーチ 人工タンパク質ナノブロックにより自己組織化ナノ構造を創る 2016/4/28 スポットライトリサーチ, 化学者のつぶやき ナノブロック, 人工タンパク質 コメント: 0 投稿者: webmaster 第32回のスポットライトリサーチは、信州大学繊維学部応用生物科学科新井研究室アソシエイト研究員の小林直也さんにお話を伺いました。 小林さんの所属する新井研究室では「天然タンパク質に深く学び、役立つ人工タンパク質を創製する」ことを目標に掲げて、タンパク質工学および構造生物学関連の研究を展開しており、最近では人工タンパク質の創製研究にも特に力を入れています。 その中でも、今回は、「人工タンパク質を用いて、ナノスケールでのブロック遊びをしよう!」という遊び心や好奇心を大事にして、超分子化学および幾何学的な視点を活かした研究に取り組んだ結果、インパクトのある成果に数えられる成果

  • 炭素繊維は鉄とアルミに勝るか? 2 | Chem-Station (ケムステ)

    Tshozoです。だいぶ間があいてしまいました。とりあえず前回は炭素繊維の歴史と製造方法などを中心に概要を述べてきました。今回は出来上がったものを鉄とアルミと比較し、どういう位置づけの材料なのかをまとめてみましょう。・・・結論がだいたい予想出来ると思いますが、まぁお聞きください。 圧縮天然ガス用タンクへの炭素繊維+樹脂巻き付け風景 東レ子会社Zoltekのさらに子会社 Entec社のHPより引用(こちら) 上の炭素繊維にはこういうベトベトした熱硬化樹脂をしみこませており、 後で加熱などで固める 他の材料との特性比較一覧 全体の定性比較イメージを書いてみるとこんな感じ。Fe:鉄、Al:アルミ、GF:ガラス繊維+樹脂熱硬化後、CF:炭素繊維+樹脂熱硬化後、です。一般的な値をもとにしており、最新データは反映させていません。コストも2012年前後での値なので炭素繊維の値段も少し下がってるはずです。

  • スイスの博士課程ってどうなの?2〜ヨーロッパの博士課程に出願する〜 | Chem-Station (ケムステ)

    スイス スイスの博士課程ってどうなの?2〜ヨーロッパの博士課程に出願する〜 2015/8/5 スイス, 一般的な話題, 化学地球儀, 化学者のつぶやき CV, スイス, モチベーションレター, 出願, 博士課程, 奨学金, 推薦状, 留学 コメント: 0 投稿者: Gakushi 前回はヨーロッパの博士課程の概略について紹介しました。今回は応募するにあたって何が必要なのか、具体的事例を交えて紹介します。特にヨーロッパへの留学においては、日で修士号を取得後、博士課程から入学する学生が多いので、その際の準備、研究室の探し方、Application Mailの送り方 の順に紹介していきます。 準備 まず、自分を落ち着かせ、よりたくさんの情報を得るため指導教官、もしくは指導教官に聞くのが憚られる場合、信頼のおける先輩、先生に相談しましょう。次に、奨学金の応募に関して徹底的に調べ、申請期限や自分の

    スイスの博士課程ってどうなの?2〜ヨーロッパの博士課程に出願する〜 | Chem-Station (ケムステ)
  • 非専門家でもデザインはできる!「ノンデザイナーズ・デザインブック」 | Chem-Station (ケムステ)

    化学者のつぶやき 非専門家でもデザインはできる!「ノンデザイナーズ・デザインブック」 2014/5/12 化学者のつぶやき, 書籍・ソフト・Web 投稿者: cosine [amazonjs asin=”4839928401″ locale=”JP” title=”ノンデザイナーズ・デザインブック フルカラー新装増補版”] 「つぶやき」読者のみなさんは、デザインセンスに自信ありますか? もちろん専門家ではないほとんどの方は「ごめんなさい・・・」だと思えます。 しかし我々のような科学者といえど、デザインセンスが必要とされる局面は多々あります。 典型的なのはプレゼンスライドと論文の図づくりでしょう。どんなに良い仕事でもこれらが見づらいだけで、「あーあなんだよこの仕事・・・」と受け手に思われてしまうものです。 科学の中身が最重要なのはもちろんですが、一目で惹きつけられるような論文・スライドを作れ

  • リアル『ドライ・ライト』? ナノチューブを用いた新しい蓄熱分子の設計-前編 | Chem-Station (ケムステ)

    一般的な話題 リアル『ドライ・ライト』? ナノチューブを用いた新しい蓄熱分子の設計-前編 2014/4/30 一般的な話題, 化学者のつぶやき, 論文 MIT, Nature Chemistry, 蓄熱材料 投稿者: Tshozo Tshozoです。今回はMITからのNature Chemistry記事を紹介いたします。 今回も現所属組織にまつわるアレコレを書こうと考えていたのですが、身が危うくなる可能性があるため自粛致します。気を取り直して今回はNature Chemistryに掲載されましたMIT-Harvardによる共研内容を速報としてご紹介したいと思います。その論文とはこちらです。 “Templated assembly of photoswitches significantly increases the energy-storage capacity of solar the

  • STAP細胞問題から見えた市民と科学者の乖離ー前編 | Chem-Station (ケムステ)

    一般的な話題 STAP細胞問題から見えた市民と科学者の乖離ー前編 2014/3/19 一般的な話題, 化学者のつぶやき, 論文 投稿者: ペリプラノン 世間をあっと言わせ、たちまち時の人に。 蓋を開けてみるとなんだかはっきりしないものだった。 科学と社会が抱える様々な問題が浮き彫りになったSTAP細胞フィーバーですが、今後の展開に目が離せません。その寸評は様々なサイトでなされているのでそちらに譲るとして、ここではともすると誤解されている科学とは何か、科学的とはどういうことか、科学における作法とはどういったものかなどについておさらいしておきたいと思います。 その上で改めてSTAP細胞論文のどこに問題があるのかを考えていただきたいと思います。 筆者も科学者の一員です。 科学者という人種は、まだ明らかになっていない自然界の摂理を探求すべく活動しています。よって、UFOは存在するかなど、どんなに突

  • 採用面接で 「今年の日本化学会では発表をしますか?」と聞けば | Chem-Station (ケムステ)

    一般的な話題 採用面接で 「今年の日化学会では発表をしますか?」と聞けば 2014/2/5 一般的な話題, 化学者のつぶやき, 日常から 就活 投稿者: みねちゃん 今回は就活に関するつぶやきです。それも企業の面接担当の方へのお願いです。 お願いはひとつだけ。 企業の採用面接で 「今年の日化学会では発表をしますか?どんな発表ですか?」 という質問をしてみて頂けませんか? 現実の就職活動においては、修士課程1年生(M1)の学生は様々な情報、デマに流されます。 就職試験は実は10月から始まっているとか、どこどこの企業はエントリーシートをもう締め切ったとか、50社エントリーシートを出しても落ちるやつがいるとか、エントリー開始から1時間後にはもう締め切られるとか、もう誰それは内々定をもらったとか、当にさまざまな噂が出回ります。しかもそれらの情報の一部は真実です。 企業の人事の方のほとんどは大

  • ERATO伊丹分子ナノカーボンプロジェクト始動! | Chem-Station (ケムステ)

    一般的な話題 ERATO伊丹分子ナノカーボンプロジェクト始動! 2013/10/1 一般的な話題, 化学者のつぶやき, 日常から 投稿者: webmaster 秋晴れが続いております。皆さまご清祥のこととお喜び申し上げます。と、10月になりましたね。 10月1日といえば、大学では後期が始まり、大学生の皆さんは長かった夏休みですべてを忘れていることでしょう。内定式の方もおおいのではないでしょうか。大学教員の皆さんは9月の討論会時期を過ぎ、1ヶ月後の科研費を見据えて腰を据えていることでしょう。企業の皆さんはいつもどおりといったところでしょうか。世の中では消費税アップの表明があるとかないとか。いやいや10月1日といえば、天一の日でしょう!と思うのは筆者だけでしょうか。かれこれ学生時代から、アメリカ滞在時以外は無料券をもらうために、1杯….. いやいや話がそれにそれました。こんな話をしたいわけでは

  • 水素社会~アンモニアボラン~ | Chem-Station (ケムステ)

    エネルギー源として利用されている石油は資源量に限りがあり、再利用が難しいうえ燃焼の過程で二酸化炭素やメタンなどの環境に望ましくない(とされる)副生成物を放出します。そこで、代替エネルギーの創出を目指した研究が世界中で積極的に行われています。これら代替エネルギー候補の中で、特に注目を浴びているもののひとつが「水素」です。 その理由として(1)資源として大量に在り(2)燃焼後の副生成物は水のみ、であることが挙げられます。クリーン&グリーンなのでしょう。 ところが、その燃焼性の高さから、貯蔵や運搬を安全かつ経済的に行うことが難しい、といった決定的な欠点があります。それらを克服すべく、まずは水素を貯蔵でき・また容易に取り出せる物質や技術の開発に焦点が当てられていて、アメリカのエネルギー省(DOE;Department of Energy, USA)では、2015年までに、1リットルあたり81gの水

  • オープンアクセス論文が半数突破か | Chem-Station (ケムステ)

    ただし他分野と比べ化学のオープンアクセス比率は低め 論文のオープンアクセス比率について大規模調査の結果が公表されました。そこで、ひととおりの情報をまとめ、考えを文章にしてみました。 オープンアクセスについてどう考えますか? オープンアクセス論文が半数突破か[4] 何らかのかたちで、今や全世界の論文の半分が、パブリックビューが可能な状態になっているとの調査結果が公表されました[1]。査読された論文を、フリーアクセスにしようと言う努力が、「全体の50パーセントを突破した」というひとつのマイルストーンに到達したことになります。欧州委員会の助成を受けたサイエンスメトリクス社の調査によれば、公表後2年以内にオープンアクセスされているとのことです。サイエンスメトリクス社の社長を務めるEric Archambault氏は「風……なんだろう吹いてきてる確実に」という趣旨の言及をしています。 “Things

  • 「優れた研究テーマ」はどう選ぶべき? | Chem-Station (ケムステ)

    「科学者として取り組むべき研究テーマは、どういう指針で選ぶべきなのか?」―これは研究者なら誰しも頭を悩ませる問題でしょう。プロとして現実的に生き残っていくためには、純粋興味のみに依るのではなく、ある程度現実を見据えたテーマ設定が求められることも多々あるからです。また必ずしも研究者を第一志望としない学生たちであっても、適切なテーマを与えてやることは、彼らの成長という教育的観点からも意義深いことです。 “How to Choose a Good Scientific Problem”(by Uri Alon, Molecular Cell, 2009, 35, 726)は、研究テーマ選びの指針を示したエッセイです。数ページ程度の短文ながら、「優れたテーマ選びは、人材育成の一環である」という観点から、分野を問わない骨太の内容が綴られています。駆け出しの独立研究者(PI)が想定読者のようですが、経

    「優れた研究テーマ」はどう選ぶべき? | Chem-Station (ケムステ)
  • ちょっと変わったイオン液体 | Chem-Station (ケムステ)

    新機能で広がるイオン液体の応用範囲   反応溶媒に、電池材料にと、今まで注目を集めてきたイオン液体。従来は思いもよらなかった機能が新たに付け加えられて、期待される応用範囲は広がりつつあります。アミノ酸イオン液体に、磁性イオン液体に、農薬イオン液体。さらには次世代医療の急先鋒、核酸医薬にも使われて、まだまだアイディアは出てきそうです。 元素の単体のうち、常温で液体なのは、臭素と水銀。また、単体のうち、ガリウムは融点30度なので、夏場は溶けます。東京観測史上初、最低気温でさえ30度超と、8月11日のニュースになっていましたが、これだと溶けっぱなしです。液体の話を化合物にも広げると、例えば水はそこらにあふれています。汗だくになって、プールや海水浴に行って、そうめんをべて、夏はとりわけ水が身近な季節です。臭素や水は固体になると分子結晶、水銀やガリウムは金属結晶。ええっと、イオン結晶はみな高融点で

  • ついに成功した人工光合成 | Chem-Station (ケムステ)

    生きとし生けるすべてのものを育む太陽のめぐみ。植物が太陽の光を受け取り、わたしたち動物がその恩恵をべて生活する。自然は、太陽に端を発しよどみなく流れるエネルギーと、物質の循環によって成り立っています。 2011年、日企業の研究グループが、画期的な人工光合成の技術開発を報告しました。光触媒で知られる二酸化チタンと、金属錯体触媒を組み合わせ、光からエネルギーを取り出し、水中で二酸化炭素から有機化合物のギ酸を合成することに成功しました。ギ酸さえ作ることができれば、従来の有機化学の手法を用いて、どうとでも有用な化合物に変換できるでしょう。 今回、紹介する論文はこちらです。 “Selective CO2 Conversion to Formate Conjugated with H2O Oxidation Utilizing Semiconductor/Complex Hybrid Photoc

  • 未来の科学コミュニティ | Chem-Station (ケムステ)

    こんばんは、D論執筆中のHajime0123です。気分転換?に記事を書かせて頂きました。さて、皆さんは、30年・40年後の化学者がどのように研究し、論文を出しているか、想像したことはありますか? Bioinformatics黄金時代と言われる近年、最近の5年間でも化学者の利用するツールはガラリと変わり、日進月歩のテクノロジーの恩恵を化学の分野でも受けています。ケムステも様々なウェブツールを読者に紹介しています。それではもっと先の未来ではどうなっているのだろう・・・と、ちょっとした機会があったので考えてみました。 一人数台”コンピュータ”時代 未来ではどこにいても、タブレットやスマートフォンを通してネットへのアクセスが可能となり、容量はテラバイト、マック・ウインドウズといった違いはもはや意味をなさなくなることでしょう。世界はフラットになり、アクセスできる情報量の差もなくなってきます。一人が7