私は別にThe 虎舞竜のファンというわけではない。『ロード』は人口に膾炙したから、自称ロッカー()の耳にも届いただけである。他の曲は一切知らない。 しかし、人口に膾炙したということは、少なくない数の人が、この歌に感銘を覚えたということである。歌詞の叙情性は私の好みではないが(私の好みに関してはいつか吐き出すかもしれない)、人々の心を揺るがしたのであろう。 叙情性を切り捨てて、サイケ()でパンク()なロックンロール()を追い求めたのは私の絶望ゆえであろうが、最近のいくつかのできごとが、私を正の方向へ歩ませようとしている。 高校の先輩が出産した この先輩は著名な個人事業主で、公人名義のTwitterのアカウントでも妊娠・出産の報告をされている。公人としての先輩にとっての私は有象無象の一人でしかないと感じていた。 ほとんど放置していたFacebookのアカウントへ、見知らぬ名前の方からフレンド申