楽しむ 生命誌研究の中村桂子さんに聞く、日本の息苦しさの正体|「生きもの目線」の哲学①人間は生きものである──。この考えをもとに、生命約40億年の歴史を研究してきたのが、中村桂子さんです。その「生きもの目線」によって、日本社会にある息苦しさの正体や、昨今の気候変動の取り組みで、抜け落ちている視点について語ってもらいました。 効率・競争社会のツケ YAMAP 春山慶彦(以下、春山) 今日はお時間をいただきありがとうございます。直接お話をお伺いできるのを楽しみにしていました。よろしくお願いいたします。 生命誌研究者 中村桂子(以下、中村) こちらこそ、ありがとうございます。 春山 最初に自己紹介と、私たちが行っている事業の紹介をさせていただければと思います。私は1980年、福岡県で生まれました。今、42歳です。 中村 あらまぁ、私の半分以下ね(笑)。 春山 YAMAPを起業しようと思った一番の
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