「3密」回避、テレワークなど、新しい生活様式が広まった新型コロナウイルス禍。特にマスクを外す飲食時は感染リスクが高くなると指摘され、飲食店内ではアクリル板が設置され、「黙食」や「マスク会食」が呼びかけられる。大学でも、多くの学生が利用する食堂に注目。混雑確認用のカメラを設置したり、メニューを絞って提供時間を早めたりと、新たな試みが行われている。 昼休みを迎え、学生たちが次々と集まる正午すぎの京都産業大の食堂。アクリル板が設置された100席以上のテーブルを見下ろす天井角で、直径10センチほどのライブカメラが目を光らせる。 約1万4千人の学生を抱える京産大では、後期課程開始の9月27日から一部で対面授業を再開。現在は対面が8割、オンライン授業が2割になっている。 学生がキャンパスに戻ってきたことで、昼食時に学生が食堂に集中し感染リスクが高まる恐れも出てきた。食堂は複数あり、出入り口が多く入場規