小泉今日子の奇跡 バーニングプロダクションの地位を確固たるものにしたのは、小泉今日子の登場だった。彼女は'81年のオーディション番組『スター誕生!』で合格、翌年『私の16才』でデビューしている。 小泉について、周防は「売れる」という確信があったという。 「彼女は最初から、自分をどのように売っていくかを考えていましたね。もちろん曲は作曲家の先生に頼みますが、彼女は自分で詞を書くこともあった。また、彼女は偉ぶることなく幅広く誰とでもつき合える。人間的に素晴らしい女性ですよ」 ナベプロ、ホリプロなどの大手プロダクションと比べると、バーニングの所属タレントの数は少ない。にもかかわらず、芸能界で大きな力を持っているのは、バーニングが「音楽出版権」ビジネスに早くから目をつけたからだと言われている。 一例として挙げられるのが、サザンオールスターズの音楽出版権の一部をバーニング傘下のバーニングパブリッシャ
![バーニング社長・周防郁雄氏が初めて語る「芸能界と私」(田崎 健太) @gendai_biz](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ea336febb8b8e5c3a315c08eaef590e80580bd56/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F8%2Fa%2F1200m%2Fimg_8a7de28ecef7380c109a7f46539b4e85124803.jpg)