ひとりでも加入できる労働組合・東京ユニオンのブログ。『闘うユニオン』は東京ユニオン30周年記念誌のタイトルです。よろしくお願いします。 東京電力福島第一原子力発電所(原発)の事故対応に従事し白血病を発症した男性・A さん(41歳)について、厚生労働省は10月20日、「被ばくと疾病の因果関係が否定できない」と判断し業務上災害(労災)として認定しました。 福島第一の事故後の作業で、白血病を含むがんが労災認定されたのは初めてのことです。ところが、東京電力(東電)は「労災認定されたのは協力企業の作業員で、詳細をコメントできる立場にない」とまるで他人事のように語っています。私はそのような東電の無責任な対応を決して許せません。 Aさんは、東電の多重請負構造に属する建設会社(東電のいう「協力企業」)の社員です。通常時でも、東電を頂点とした、元請け、下請け、孫請け、ひ孫受け、六次、七次……というようなピラ