印刷 関連トピックス東京電力原子力発電所 政府と東京電力は17日、工程表で避難区域の解除の基準を示すため、最近2週間に大気に放出された放射性物質の量を示した。現時点では発電所西門の敷地境界で毎時約2億ベクレルで、事故時の約1千万分の1、6月下旬の5分の1に減った。 1年間この場所に立った場合、新たに被曝(ひばく)する放射線量は0.4ミリシーベルト。政府と東電は帰宅の条件として、原発の敷地境界での新たな被曝量を1ミリシーベルト以下に抑えることなどを挙げている。 東電は「事故による爆発で放出されて大気中に浮遊している放射性物質まで測っており、新たに放出されている放射性物質はさらに低い」とみている。ただ、放出が減った理由の説明ができないため、新たな測定法を検討する。