関連トピックス原子力発電所野田佳彦東京電力 野田佳彦首相は2日、東京電力の広瀬直己社長、下河辺和彦会長と官邸で会談した。首相は「(福島第一原発事故の)賠償と原発の安定化に向けた作業をしっかりやってほしい」と指示し、広瀬社長は「新生東電としてしっかりやっていく」と答えた。 広瀬氏らは、東電が政府の原子力損害賠償支援機構から1兆円の出資を受けて実質国有化されたのを踏まえ、あいさつに訪れたという。首相は東電が9月に実施する家庭向け電気料金の値上げに関連して、国民の理解を得るために合理化の徹底なども促した。 関連記事東電、実質国有化 国が1兆円出資、議決権の50%超(7/31)東電に支援金1071億円 原発事故賠償、政府が交付(7/27)政府が原発賠償基準 土地・建物など目安 福島事故(7/21)福島県、東電に63億円賠償請求 検査や除染の人件費(7/7)賠償費用の捻出を優先 東電値上げ決着(