関連トピックス原子力発電所東京電力 2030年の原発の割合をどうすべきかなどについて国民の声を聞く意見聴取会が1日、福島市で開かれた。東京電力福島第一原発事故が起きた地元のため、発言できる人をこれまでの会場の9〜12人から、30人に増やした。そのうち28人は30年かそれより前に原発をゼロにするよう求めた。 政府は、30年の電力に占める原発の割合について、「0%」「15%」「20〜25%」の三つの選択肢を設け、全国11カ所で意見聴取会を開いて意見を集めている。この日は細野豪志・原発相が「原発事故以降、大変なご迷惑をおかけして申し訳ない」とおわびし、聴取会を始めた。 出席者は「事故以来、孫たちが家に来なくなった」「政府は除染に責任を持つというが、全く進んでいない」などと被害を訴えた。原発についても「一日も早くゼロにしてほしい」との声が相次ぎ、聴取会は予定より約1時間長く続いた。政府は4日