「脱原発」発言を続ける小泉純一郎元首相について、志位和夫共産党委員長は17日の記者会見で「核のごみ処理が出来ないから原発を無くすという点は理が通っている。私たちとも接点がある」と評価し、脱原発で連携する「一点共闘」の可能性を示唆した。 志位氏は「小泉氏の発言に注目している。原発ゼロの一点でどんな立場の方とも協力を図る」と述べた。 小泉氏は16日にも千葉県木更津市で講演、「原発はコストが安いと言われるが私は信じない。一日も早く原発をゼロにすべきだ」などと語っている。 小泉氏の「脱原発」発言については、渡辺喜美・みんなの党代表や小沢一郎・生活の党代表、菅直人元首相らも賛同。元首相の発言の波紋が広がっている。 関連記事「小泉元首相のシンパ、自民にかなりいる」民主・松原氏10/17脱原発の小泉氏、「ピュアで短絡的な面も」 甘利経財相10/16原発推進の安倍政権に異議 自民若手にも再稼働慎重派