日本サッカー協会の専務理事(55)に関するセクシュアル・ハラスメント行為疑惑が6日、一部スポーツ紙で報じられ、同協会は会見を開いてセクハラ行為はなかったとの見解を示した。 同協会などによると、2011年2月の日本体育協会(日体協)の懇親会で、日体協理事を兼務している専務理事が日体協の女性職員(当時)に対してとった態度を、参加者が問題視して相談窓口に訴えた。サッカー協会の聞き取り調査に女性職員、専務理事ともセクハラ行為を否定したという。女性職員は嘱託で今年3月に任期満了を迎えた。 専務理事は08年にもサッカー協会の女性職員に対するセクハラ疑惑を持たれ、幹部から口頭注意を受けた。日本サッカー協会の田嶋副会長は「疑われるようなことはするなと再三注意していた。このような報道が出たことを、サッカーを支えてくれるみなさまにおわびしたい」と謝罪した。