今月8日、無資格で岩手県立宮古病院に赴任する直前に医師を偽った疑いで大阪市の無職、一宮輝美容疑者(44)が医師法違反容疑で逮捕された。事件は医師不足に悩む地域住民や関係者を落胆させたが、病院側はなぜ、うそをギリギリまで見抜けなかったのか。キーワードは「救急専門の循環器医」「婚約者と2人で常勤」…、病院にとってのどから手が出るような甘いささやきだった。不自然な点も多かった応募者に、いちるの望みをかけて優遇せざるを得なかった厳しい現実と事件の教訓は? 横浜から片道5時間半かけて長距離通勤を続ける担当医師への一問一答を加え、真相を探った。(中川真) 一宮容疑者が逮捕されてから20日近く。“ニセ循環器医”として宮古病院に赴任しようとした詳しい動機はいまだ不明だ。「金銭目的ではない」(担当弁護士)というが、謎は深まるばかりだ。 病院関係者によると、一宮容疑者は「医学に詳しかった」という。「昨年末の面
俊輔(右)と競り合う本田。戦術面などで迷走する岡田監督とは対照的に、あくまでもオレ流を貫く(撮影・森本幸一) 南アフリカW杯に向け、スイス・ザースフェーで高地合宿中の日本代表MF本田圭佑(23)=CSKAモスクワ=が27日、強気に“オレ流”を宣言した。完敗した韓国戦後、戦術変更&進退伺など迷走する岡田武史監督(53)とは対照的に、「今さら何を変えることがあるの?」とキッパリ。30日の強化試合・イングランド戦(グラーツ)を見据え、金狼がチームを立て直す。(ペン・志田健、浅井武、川端亮平 カメラ・森本幸一) 周囲を囲むアルプスの頂は白く濃いモヤに覆われたが、その目にはクッキリと進むべき道が見えていた。気温8度と冷え込んだ合宿2日目。11対11の実戦形式で主力組に入った本田が、守りに入る岡田監督に痛烈“ダメ出し”だ。 「逆にどう思います? オレはね、今さら何を変えることがあるの? という感覚。変
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