私は、国語に関する原稿執筆を仕事としており、各サイトで何度か同じご質問に答えて参りました。今回はいい機会ですので、網羅的に説明させていただきたいと思います。部分的に、他の方のご回答と重なる点もございますが、ご了承ください。 まず、国が内閣告示・訓令で定めた「現代仮名遣い」(昭和61年 全文は文化庁のHP=下記URL内にあります。)では、「ぢ」「づ」を使うのは次の二つの場合(例外)に限り、それ以外は原則としてすべて「じ」「ず」を使うことになっています。 例外1)同音の連呼によって生じた「ぢ」「づ」 例 ちぢむ(縮む) つづく(続く) つづみ(鼓) 例外2)二語の連合によって生じた「ぢ」「づ」 例 はなぢ(鼻+血) そこぢから(底+ちから) たけづつ(竹+筒) みちづれ(道+連れ) 以上のことから結果的に(現象的に)、 「語頭には『ぢ』『づ』は来ない。」 ということになります。 なお、次のよう