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  • 中国版『ファイト・クラブ』、エンディング変更 当局の勝利に

    デヴィッド・フィンチャー監督の映画『ファイト・クラブ』。エドワード・ノートンさん(右)とブラッド・ピットさん。Photo12提供(2009年2月7日撮影)。(c)Archives du 7eme Art / Photo12 via AFP 【1月25日 AFP】映画『ファイト・クラブ(Fight Club)』の中国版ルールその1、オリジナル版のエンディングに触れないこと。ルールその2、警察が勝利を収めるようエンディングを変えること。 中国は世界でも最も厳しい検閲を行っている国の一つで、外国映画の公開は毎年数作しか許可されず、大幅にカットされることもある。 今回その影響を受けたのが、エドワード・ノートン(Edward Norton)さんとブラッド・ピット(Brad Pitt)さんが出演する、デヴィッド・フィンチャー(David Fincher)監督の『ファイト・クラブ』だ。 中国映画ファン

    中国版『ファイト・クラブ』、エンディング変更 当局の勝利に
  • 米動画サービスが『風と共に去りぬ』配信停止 人種差別理由に

    映画『風と共に去りぬ』(1939年)のポスター(2007年12月9日撮影)。(c)GABRIEL BOUYS / AFP 【6月10日 AFP】米国をはじめとする各国で人種差別と警察の暴力に抗議するデモが拡大し、放送業界が配信内容の見直しを進める中、動画配信サービスHBOマックス(HBO Max)は9日、映画『風と共に去りぬ(Gone with the Wind)』をストリーミング配信のコンテンツから削除した。 【写真特集】世界各地に広がる抗議デモ 米黒人男性死亡事件 南北戦争を舞台にした1939年公開の同作はアカデミー賞(Academy Awards)9部門を受賞し、インフレを考慮した興行収益で歴代トップに君臨する歴史大作だが、奴隷が不満を言わず、また奴隷所有者が英雄のように描かれているという部分は批判の的にもなっている。 HBOマックスはAFPへのコメントで、「『風と共に去りぬ』には残

    米動画サービスが『風と共に去りぬ』配信停止 人種差別理由に
  • 世界唯一の美術品分析用粒子加速器、ルーブルで始動

    仏パリのルーブル美術館でAGLAE加速器で分析されるブロンズ像(2017年11月21日撮影)。(c)AFP/STEPHANE DE SAKUTIN 【11月24日 AFP】フランス・パリのルーブル美術館(Louvre Museum)で23日、世界唯一の美術品専用の粒子加速器が稼働を始めた。古代の貴重な美術品の分析などに用いられる。 同美術館地下に格納された全長37メートルのAGLAE加速器は、フランス美術館修復研究センター(C2RMF)が210万ユーロ(約2億8000万円)を投じて整備と改良を行った。今回初めて、有機物で制作された絵画などの作品の定期的調査、真贋(しんがん)判定などに活用される。 AGLAE加速器はヘリウムと水素の原子核を毎秒2万~3万キロメートルに加速して物体に衝突させ、放出された放射線を捕捉し分析する。同加速器を使用すれば、作品から試料を採取することなく化学組成を判定す

    世界唯一の美術品分析用粒子加速器、ルーブルで始動
  • エルドアン氏殺害で賞品? 芸術作品めぐりトルコがドイツに抗議

    ドイツ・ベルリンの首相府前で、「この車が欲しい?独裁者を殺せ!」と書かれた横断幕を持つ活動家(2017年7月3日撮影)。(c)AFP/John MACDOUGALL 【7月5日 AFP】トルコ政府は4日、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領らを殺害すれば賞品として車を与えると訴えた芸術作品を、ドイツの首都ベルリン(Berlin)の首相府前に設置することを許可したとして、ドイツ政府に正式に抗議した。 問題の作品は3日に首相府前に設置された。高級自動車メーカー「メルセデス・ベンツ(Mercedes Benz)」のCクラスが置かれ、その前に張られた横断幕には「この車が欲しい?独裁者を殺せ!」と書かれたメッセージとともに、エルドアン大統領、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領、サウジアラビアのサルマン国王(King Sal

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  • 少女像で「負の力や脅威」の象徴に、雄牛像作家が苦言 米NY

    米ニューヨークのウォール街で、雄牛像「チャージング・ブル」と向かい合うよう設置された「恐れを知らない少女」の像(2017年3月8日撮影)。(c)AFP/EDUARDO MUNOZ ALVAREZ 【4月13日 AFP】米ニューヨーク(New York)ウォール街の銅像「チャージング・ブル(Charging Bull)」と「恐れを知らない少女(Fearless Girl)」像の設置をめぐり、作家と市当局者らが対立しており、男女平等権やアート作品の誠実性、そして著作権に関する議論が熱を帯びている。 ウォール街の南側に30年近く置かれている「チャージング・ブル」は、イタリア系米国人アーティストのアルトゥーロ・ディ・モディカ(Arturo Di Modica)氏(76)の作品。同氏は12日、「恐れを知らない少女」像は同氏の著作権を侵害し、芸術的なメッセージをゆがめていると指摘。この少女像を別の場所

    少女像で「負の力や脅威」の象徴に、雄牛像作家が苦言 米NY
  • 著名アーティスト、トランプ氏理由に25年越しプロジェクト中止

    米コロラド州アーカンソー川のプロジェクトに関する作品の横に立つ、アーティストのクリスト氏。仏パリのギャラリーで(2010年11月26日撮影、資料写真)。(c)AFP/JACQUES DEMARTHON 【1月27日 AFP】数々の巨大インスタレーション作品で世界的に知られるアーティストのクリスト(Christo)氏(81)が、米コロラド(Colorado)州のアーカンソー川(Arkansas River)の川面の上を約9.5キロにわたって銀色の布で覆うプロジェクトを中止すると発表した。理由はホワイトハウス(White House)の新しい「主人」だという。 ブルガリア出身のクリスト氏はインターネット上に発表した声明で、「オーバー・ザ・リバー(Over The River)」と名付けられたこのプロジェクトの準備に20年、法的な議論に5年を費やしており、「もうこれ以上結論を待つことはしたくない

    著名アーティスト、トランプ氏理由に25年越しプロジェクト中止
  • 盗難のゴッホ2作品、14年ぶり発見 イタリアのマフィア捜査で

    イタリアで14年ぶりに発見されたビンセント・ファン・ゴッホの絵画、「ヌエネンの教会から出る人々」(左)と「スヘフェーニンゲンの海の眺め」(右)の隣に立つゴッホ美術館のアクセル・ルガー館長(2016年9月30日撮影)。(c)AFP/MARIO LAPORTA 【10月1日 AFP】オランダの首都アムステルダム(Amsterdam)で14年前に盗難被害に遭っていたビンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Van Gogh)の名画2点が、イタリア・ナポリ(Naples)近郊にある麻薬組織リーダーの自宅から見つかった。イタリア当局とゴッホ美術館(Van Gogh Museum)が9月30日、発表した。 ゴッホ美術館の声明によると、見つかったのは「スヘフェーニンゲンの海の眺め」(1882年)と「ヌエネンの教会から出る人々」(1884~85年)。額縁が外されており、一部に損傷がみられるものの、保存状

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  • 仏ルーブル美術館、セーヌ川氾濫で休館へ 収蔵品を避難

    仏パリのルーブル美術館で、セーヌ川の氾濫を受けて展示室に移された、美術品を収納した箱(2016年6月3日撮影)。(c)AFP/GEOFFROY VAN DER HASSELT 【6月3日 AFP】(写真追加)フランスの首都パリ(Paris)のルーブル美術館(Louvre Museum)は、数日にわたり続く大雨により氾濫したセーヌ(Seine)川による浸水被害を避けるため、3日を休館とし、地下に保管している貴重な美術品を避難させると発表した。 パリ当局はセーヌ川沿いに防水壁を設置。ルーブル美術館と同じくセーヌ河岸に位置し、世界最高の印象派コレクションを収蔵しているオルセー美術館(Orsay Museum)も2日、通常より早く閉館。川の水位が5.5メートルを超えた場合、美術品の一部を上階に移動させる態勢を整えた。 これまでのところ、セーヌ川の氾濫によるパリ市内への被害はほとんどなく、中心部に水

    仏ルーブル美術館、セーヌ川氾濫で休館へ 収蔵品を避難
  • 「パナマ文書」で所有者特定、モディリアニ作品を押収 スイス

    仏リール・ビルヌーブダスク・アウトサイダーアート近現代美術館に展示される伊画家アメデオ・モディリアニの作品を鑑賞する女性ら(2016年2月26日撮影、資料写真)。(c)AFP/FRANCOIS LO PRESTI 【4月12日 AFP】第2次世界大戦(World War II)中にナチス・ドイツ(Nazi)によって略奪されたとみられる伊画家アメデオ・モディリアニ(Amedeo Modigliani)の絵画が、スイス・ジュネーブ(Geneva)で押収された。当局が11日、明らかにした。パナマの法律事務所から流出したいわゆる「パナマ文書(Panama Papers)」により、現在の所有者が特定されたことがきっかけだったという。 ジュネーブ司法当局の報道官がAFPに明かしたところによると、「パナマ文書に関連した新事実の枠組みの中で、刑事手続きが始まった」という。同報道官は、問題の絵画は「先週後半

    「パナマ文書」で所有者特定、モディリアニ作品を押収 スイス
  • 旧KGBに放火、アーティストを拘束 ロシア

    ロシア・モスクワで、連邦保安局(旧KGB)部の扉に放火し、ポーズを取るロシア人アーティストのピョートル・パブレンスキー氏(2015年11月9日撮影)。(c)AFP/NIGINA BEROEVA 【11月10日 AFP】ロシア・モスクワ(Moscow)で9日、旧ソ連時代の国家保安委員会(KGB)の後継機関であるロシア連邦保安局(FSB)の部の扉に放火したとして、政治的なパフォーマンスで知られるアーティストのピョートル・パブレンスキー(Pyotr Pavlensky)氏が警察に身柄を拘束された。 「赤の広場(Red Square)」に自分の睾丸を釘で打ち付けるパフォーマンスで最も有名になったパブレンスキー氏はモスクワの警察署に拘束されている。AFPの取材に応じた同氏の弁護士オルガ・チャフダール(Olga Chavdar)氏によれば、パブレンスキー氏は9日午前1時(日時間同日午前7時)ごろ

    旧KGBに放火、アーティストを拘束 ロシア
  • 「極端な」児童ポルノ漫画は禁止を、国連報告者が日本に呼び掛け

    東京都内の日記者クラブで会見する国連(UN)の「子どもの売買、児童売春、児童ポルノ」に関する特別報告者、マオド・ド・ブーアブキッキオ氏(2015年10月26日撮影)。(c)AFP/KAZUHIRO NOGI 【10月26日 AFP】(一部訂正)国連(UN)の「子どもの売買、児童売春、児童ポルノ」に関する特別報告者、マオド・ド・ブーアブキッキオ(Maud de Boer-Buquicchio)氏は26日、日に対し、子どもを「極端」に性的に描いた漫画を禁止するよう呼び掛けた。 先進7か国(G7)の中で唯一児童ポルノ所持を禁止していなかった日では、昨年ようやく子どものわいせつ写真や画像の「単純所持」禁止を盛り込んだ改正児童ポルノ禁止法が可決され、今年7月に施行された。しかし、新法施行後も性的に挑発的なポーズをとった子どもを実写した書籍やビデオはいまだ広く出回っている上、漫画の児童ポルノ描写

    「極端な」児童ポルノ漫画は禁止を、国連報告者が日本に呼び掛け
  • 米黒人青年殺害、差別訴えるアートに遺族が抗議

    米シカゴのギャラリーで行われているアーティスト、ティロック・ムーアさんの展覧会で、白人警官に射殺された黒人青年、マイケル・ブラウンさんの殺害現場を再現した展示(2015年7月15日撮影)。(c)AFP/MIRA OBERMAN 【7月17日 AFP】昨年8月に米ミズーリ(Missouri)州ファーガソン(Ferguson)で白人警官に射殺された黒人青年、マイケル・ブラウン(Michael Brown)さん(当時18)。遺体の等身大の複製を展示している米シカゴ(Chicago)のギャラリーに対し、ブラウンさんの父親が即時撤去を求めている。 ギャラリーのオーナーは、芸術を通して米国の人種差別と闘う展示だと主張しているが、ブラウンさんの父親は、白人の特権と人種差別に関する展示の一部としてこの作品を制作した白人アーティストは行きすぎだという批判の先鋒に立っている。 警察の立ち入り禁止テープに囲まれ

    米黒人青年殺害、差別訴えるアートに遺族が抗議
  • 最高峰バレエ団で初の黒人女性首席ダンサー誕生、米国

    米ニューヨークで、「並外れた黒人女性」の特集取材に応じるミスティ・コープランドさん(2013年1月7日撮影)。(c)AFP/Getty Images for BET/Theo Wargo 【7月1日 AFP】(写真追加)世界最高峰バレエ団の一つ、アメリカン・バレエ・シアター(American Ballet Theatre、ABT)は30日、ミスティ・コープランド(Misty Copeland)さん(32)をプリンシパル(首席ダンサー)に昇格すると発表した。米ニューヨーク(New York)を拠点に、その78年の歴史を通して世界トップクラスのダンサーを迎えてきた同バレエ団で黒人女性がプリンシパルになるのは初めて。 4月に公開された米誌タイム(Time)とのインタビューで、コープランドさんは、健康的なイメージとはどういうものか、どんなバレリーナがあり得るか、その手を示すことが自身にとって重要

    最高峰バレエ団で初の黒人女性首席ダンサー誕生、米国
  • ヒトラーの描いた絵、計5600万円で落札 独

    アドルフ・ヒトラーが描いたノイシュバンシュタイン城の絵画(撮影日不明、2015年6月9日提供)。(c)AFP/AUKTIONSHAUS WEIDLER 【6月22日 AFP】ナチス・ドイツの独裁者アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)が約100年前に描いた水彩画やデッサンなどが週末、ドイツで行われたオークションに出品され、計40万ユーロ(約5580万円)近くで落札された。ドイツ南部ニュルンベルク(Nuremberg)に社を置く競売会社ワイトラー(Weidler)が明らかにした。 独通信社DPAがワイトラーの話として伝えたところによると、最高値をつけたのはノイシュバンシュタイン城(Neuschwanstein Castle)を描いた作品で、中国からの買い手が10万ユーロ(約1400万円)で落札した。カーネーションの静物画には7万3000ユーロ(約1020万円)の値がついた。 競売に

    ヒトラーの描いた絵、計5600万円で落札 独
  • 芸術的創造性、精神疾患と共通の遺伝子で発現か アイスランド研究

    【6月9日 AFP】芸術的な創造性は、根源となる遺伝子を統合失調症双極性障害(そううつ病)と共有している可能性があるとの研究結果が8日、英科学誌「ネイチャー・ニューロサイエンス(Nature Neuroscience)」に発表された。 研究では、アイスランドのバイオテクノロジー企業「デコード・ジェネティクス(deCODE Genetics)」が同国で集めたサンプルから得られたDNAコードを集積した遺伝子データベースを詳細に分析。まず、アイスランド人8万6000人の遺伝子情報と医療情報を比較し、統合失調症の発症リスクを2倍に、そううつ病を約30%増加させる特徴的なDNAパターンを特定した。 次に、芸術活動に従事する人々のゲノム(全遺伝情報)を詳しく調べた。アイスランドで視覚芸術、演劇、舞踏、文筆、音楽などの各芸術分野の全国規模の団体に所属する1000人以上から提供されたサンプルを分析したと

    芸術的創造性、精神疾患と共通の遺伝子で発現か アイスランド研究
  • 【AFP記者コラム】報道写真の加工問題、芸術性と不正の境界 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News

    ホワイトハウスで、ウサマ・ビンラディン容疑者を殺害した軍事作戦を見守るバラク・オバマ米大統領とヒラリー・クリントン国務長官ら。写真の真実性に疑いはないが、「タングステン」というソフトウエアで調べたところ、クリントン国務長官とオバマ大統領の顔の部分は明るくされ、机の上の書類は読めないよう加工されている。また、中央にいる将官の胸のメダルは明るくされている(2011年5月1日撮影)。(c)AFP/Official White House Photo by Pete Souza 【3月16日 AFP】世界報道写真財団(World Press Photo、WPP)が主催する報道写真コンテストには今年、前例がないほど多くの「加工された写真」が持ち込まれ、写真報道(フォトジャーナリズム)における芸術性と不正の境界線の在りかをめぐる議論が再燃した。最終選考の一歩手前まで残った写真の20%が、過度の加工を施

    【AFP記者コラム】報道写真の加工問題、芸術性と不正の境界 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News
  • サルトルのノーベル賞辞退の背景、書簡間に合わず 新資料で判明

    仏パリ(Paris)のカフェで話す哲学者ジャンポール・サルトル(Jean-Paul Sartre、1957年12月9日撮影)。(c)AFP/INTERCONTINENTALE/STF 【1月5日 AFP】1964年にノーベル文学賞に選ばれたが、これを辞退した仏哲学者ジャンポール・サルトル(Jean-Paul Sartre)──サルトルは当時、あらかじめ辞退の旨をつづった書簡を送っていたが、その到着の遅れが、混乱を招く原因となっていたことが明らかになった。スウェーデンの日刊紙スベンスカ・ダグブラデット(Svenska Dagbladet)が3日、報じた。 同紙によると、サルトルの書簡は、ノーベル委員会(Nobel Committee)によって最有力候補に挙げられてから1か月近く経過した後に到着したという。通常50年とされる秘密保持期間の満了に伴い開示された資料によって初めて判明した。 サルト

    サルトルのノーベル賞辞退の背景、書簡間に合わず 新資料で判明
  • カミュからサルトルへの手紙発見、暖炉の上で50年

    ノーベル文学賞受賞が報じられた直後に撮影されたアルベール・カミュ(Albert Camus、1957年10月17日撮影、資料写真)。(c)AFP 【11月27日 AFP】フランスの2人の著名な作家で哲学者のアルベール・カミュ(Albert Camus)とジャンポール・サルトル(Jean-Paul Sartre)との間で交わされた手紙の1通が、先ごろフランス国内で見つかった。手紙はカミュからサルトルに宛てたもので、1970年代からサイン収集家の自邸暖炉の上に額縁に入れられた状態で飾られていたという。 実存主義文学の古典ともいわれる小説「異邦人(L'Etranger)」などで知られるノーベル文学賞作家、カミュによるこの手紙には日付が記されていないが、1951年3~4月に書かれたものとみられ、有名な「カミュ・サルトル論争」で決裂した2人の作家が、その少し前には良好な関係にあったことを示すものだ。

    カミュからサルトルへの手紙発見、暖炉の上で50年
  • 芸術発祥の地、欧州ではない? インドネシア壁画の年代測定で新説

    インドネシア・スラウェシ(Sulawesi)島の洞窟で発見されたヒトの手形。英科学誌ネイチャー(Nature)提供(2014年10月8日提供)。(c)AFP/NATURE/KINEZ RIZA 【10月9日 AFP】インドネシアの洞窟で発見された手形の壁画が、4万年前に描かれたことが分かったとの研究結果が8日、発表された。芸術発祥の地は欧州だとする通説を否定する研究だ。 インドネシア・スラウェシ(Sulawesi)島の洞窟にある壁画は、岩に押しつけて広げた手の周囲に赤っぽい色の顔料を吹きつけて描かれた。世界最古の芸術作品とされる欧州各地の洞窟絵とほぼ同年代か、それ以前のものの可能性がある。英科学誌ネイチャー(Nature)で研究結果を発表したインドネシアとオーストラリアの国際研究チームによると、同じ洞窟で発見されたイノシシの仲間「バビルサ」の絵は、約3万5000年前に描かれたことが年代測定

    芸術発祥の地、欧州ではない? インドネシア壁画の年代測定で新説
  • 現代アート、過去1年間の落札総額 史上初20億ドル突破

    仏ベルサイユ宮殿(Chateau de Versailles)の「ヘラクレスの間」に展示された現代美術作家ジェフ・クーンズ(Jeff Koons)氏の代表作「バルーンドッグ(Balloon Dog)」(2008年9月9日撮影)。(c)AFP/STEPHANE DE SAKUTIN 【9月24日 AFP】現代アート市場情報の世界的大手である仏アートプライス(Artprice)が23日に発表した年次報告によると、13年7月から1年間の世界の現代アート作品の落札総額は、史上初めて20億ドル(約2200億円)を突破した。 この期間に行われた公開競売での現代アート作品の落札総額は、前年比40%増の20億460万ドル(約2220億円)に上った。 現代アート市場で依然、高い人気を誇っているのは、ジャンミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)と、ジェフ・クーンズ(Jeff Koons

    現代アート、過去1年間の落札総額 史上初20億ドル突破