茅ケ崎市矢畑。神奈中バスの停留所周辺には大型ほ乳類の気配はおろか、登り坂すら見当たらない。 「どのような経緯で命名されたのか調査したが、資料が見当たらない」と神奈川中央交通の担当者。 ただ、「登象」は現在も矢畑と、隣接する浜之郷に小字として存在する。停留所は地名から採られたと推測できるが、ここからが本題だ。 いつごろ、なぜ象が登場したのだろう─。 東海道説「ゾウ見物のため」 登象バス停 [写真番号:510677] この写真に関するお問い合わせ 小川さんの書道教室のマスコットは愛らしいゾウだ=茅ケ崎市矢畑 [写真番号:510674] この写真に関するお問い合わせ 長崎から江戸へ向かうゾウを描いた「享保十四年渡来象之図」(国立国会図書館デジタルコレクションから) [写真番号:510675] この写真に関するお問い合わせ 「登象公園」の遊具には残念ながらゾウはいない=茅ケ崎市矢畑 [写真番号:5