花粉の飛散シーズンに備え、気象情報会社ウェザーニューズ(千葉市美浜区)で球体の花粉観測機「ポールンロボ」を全国に発送する作業が進んでいる。 全国に観測網を作り、花粉症対策につなげるのが目的。人の顔に見立てた球体の直径は約15センチ。花粉の量で目の色が変化する。申し込みのあった一般家庭や病院、企業など約千カ所に設置される予定だ。観測したデータは同社に自動送信され、スマホのアプリやウェブ上で無料公開される。 同社によると、関東や九州の早いところでは2月初めから飛散が始まる見通し。飛散量(全国平均)は例年の1・2倍、少なかった昨年の4・4倍になると予測し、早めの対策を呼びかけている。(金居達朗)