深刻化するウクライナ問題を受け、安倍晋三氏は、露骨なプーチン大統領批判にかじを切ったようだ。4月21日、都内で開かれたシンポジウムで、プーチン大統領を「力の信奉者」とし、「戦国時代の武将のようなもの。織田信長に人権を守れと言っても、全然通用しないのと同じ」と語った。 比喩の微妙さもさることながら、安倍氏がプーチン大統領を批判したのは、この日だけではなかった。 11日、片山さつき参院議員のパーティーでおこなわれた講演では、ウクライナ侵攻を「本当に衝撃的な出来事だ」とし、「あのように、国際法を踏みにじって堂々と他国を侵略し、残虐な行為を続ける国が世界には存在する」と怒りのコメント。 17日におこなわれた福島県での自民党会合では、「ウクライナの祖国を守るという決意の強さを見誤った。そして自分の力を過信した結果、こういうことになっている」と断言。かつて「ウラジーミル」「シンゾー」と呼び合った関係性