ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)アメリカのChris Norden氏は「GDC(Game Developers Conference) 2016」に登壇し、据置型ゲーム機「PlayStation(PS)4」向けのVR(仮想現実感)用HMD(ヘッドマウントディスプレイ)「PS VR」向けに、さまざまな技術情報を公開した。講演会場の入り口には多数のGDC参加者が列をなし、PS VRに対するゲーム業界の大きな期待がうかがえた。講演では、VR空間上でアバター(仮想キャラクター)によるコミュニケーションを取るVRコンテンツを実演し、講演会場からは参加者からの笑い声が起きるなど、大いに盛り上げていた。 講演ではまず、Norden氏は、PS4の周辺機器である「PS Camera」でPS VRの位置などを計測するため、カメラを起点に幅1.9m、高さ1.9m、奥行き0.6~3mの空間を確保す