NATROM氏の化学物質過敏症に対する見解・姿勢はこちらにまとめられている⇒何を否定し、何を否定していないか あるものについて議論している場合、言ってもいない事を前提され批判を受けたり、言った事をあたかも言っていないかのごとく扱われる時がある。それは大変に困るので、ありがちな疑問を設定し、それに答えてまとめておく。いわゆるQ&AやFAQの類のコンテンツ。 ここでリンクしたNATROM氏のページもそのような構成であり、いくつかの(恐らく、誤解されがちな)主要な論点がまとめられている。そして、こういうものを検討しておくのも、ある論者の意見をなるだけ正確に評価するのに役立つものと思われる。 そこで、リンク先でNATROM氏が挙げている項目のいくつかを採り上げ、その見解について検討する。 尚、本エントリーにおける小見出しは、リンク先のNATROM氏のページより引用する。 微量の化学物質の有害性は否
ゆうくぼ @yu_kubo [literacy]"「これらは鼻粘膜への刺激ですので、そこから直接ガンや白血病が生じることは現状ではほぼ考えられません」と書いた。なんでだよ。「可能性はきわめて低いがゼロではない」とは考えないのか?" / “「低線量でも鼻血が起…” http://t.co/2rNKH4AkEV 2013-03-13 08:46:01 あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco 可能性がゼロではないものすべてをかたはしから「否定できない」と言って心配いたら、世界はかなり住みづらいと思う。明日太陽が爆発する可能性もゼロではない 2013-03-13 08:49:29 あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco 「杞憂とは何か」というのは、一筋縄ではいかない。可能性と結果の大きさを掛けてリスクにすればいいのかというとそうでもない “@ynabe39: @kikumaco そ
えっとですね。この種の(タイトルに書いたような)議論の時には、「証明」「相関」「無い」という言葉について意味内容を確認しておく事が肝要です。それが疎かになっては、話がいつまでも噛み合いません。 範囲 範囲を考える事も重要でしょう。空間的時間的な範囲のとり方によって、確認出来るか出来ないか違ってくる。私の部屋に○○という生き物がいるかどうか、というのと、広大な宇宙空間を対象にする物理学や天文学とでは、全然異なってくるでしょう。あるいは、医学のように、ある病気にどのような治療が効果的かを探る、といった場合には、その範囲は無限であると考える事も出来ます(将来その病気になる人、という所を概念的に考慮したりする)。 証明 私達が経験する現象について、数学のように厳密な意味で何かを「証明」する、と言う事が出来るかどうか。帰納的推論の難点もあります。上に書いたように、対象のとる範囲が無限の場合(有限の場
たとえ更新が遅くても気長に見てください。また、ここの特徴として、一旦書いた記事を修正して再投稿する事もあります。 コメントは承認制です。コメントを書いてもなかなか反映されない時には「コメントを見ている暇が無いのだな」と思ってやってください。 ===コメントされる方は、節度を守る様お願い致します。名無しやダブハン、マルチポストは御遠慮ください。頂いたコメントは、私の気まぐれにより無警告で削除したりしなかったりします。予めご了承ください。=== 初回公開日:2012年09月11日 最終更新日:2012年09月27日 (2012年09月27日更新:novtanさんの御指摘により、aggren0xさんのidを訂正しました。大変失礼致しました。コメント欄も御覧ください) 1.「メカニズムを解明することだけが科学である」という誤解 ニセ科学を信奉する人が、批判者に対して反論してくるテンプレートの中に「
2011年3月の福島第一原発の事故以降、放射線に関するさまざまな情報が飛び交った。「内部被曝で鼻血が出た」「先天性異常の赤ちゃんが生まれる」......。その多くは、不正確なデータや出どころ不明のデマだったが、ツイッターなどネット上であたかも真実のように拡散してしまったケースも少なくない。 そうした情報を「真実ではない」と、指摘し続けてきた科学者がいる。大阪大学サイバーメディアセンター教授、菊池誠さんだ。専門は物理学だが、以前から科学的立場を装ったオカルト情報「ニセ科学」に対して警鐘を鳴らしてきた。日々、マスコミやネットから押し寄せてくる無数の情報の中から、私たちは一体、何を信頼したらいいのか、菊池さんに聞いた。 (聞き手:亀松太郎) ■「あなたの鼻血は被曝ではない」と誰かが言うべき ――菊池さんがニセ科学には関心を持つようになった経緯は? もともと、変な話は好きだったんです。最初は単に好
菊池 誠 「“御用”のレッテルで科学を殺すな」 http://wpb.shueisha.co.jp/2012/07/03/12292/ -事故の影響に関して、専門家がもっと自発的に情報発信すべきだったと思いますか? 菊池 本当の意味での原子力の専門家がほとんど表に出てこなかったのは残念でした。もちろん、一部の専門家は事故直後からテレビにも出ていましたが、ご存じのように彼らの安全寄りの予想は大きく外れ、事故は拡大していった。それで彼らが信用をなくしてしまったことが、その後に大きく影響したと思います。 また、容赦なく"御用学者"というレッテルが貼られるようになったことも、彼らが口をつくんでしまった理由かもしれません。いずれにせよ、初期のつまずきで彼らの意見があまり表に出なくなってのは、われわれにとって大きな損失だったと思います。一番の専門家による専門知識を得られなくなったわけですから。 yur
レーザー核融合反応の実験に成功、クリーンエネルギー実現か=米国 2012/07/20(金) 09:49:46 [サーチナ]という記事を元にした釣り記事が一部で話題になってるようだけど… たぶん元記事はNIFのプレスリリースにある「National Ignition Facility makes history with record 500 terawatt shot」という記事。写真がかっこいい。 元のプレスリリースも、サーチナの記事も「核融合の点火に使うためのレーザーの出力がピーク時に500テラワット」ということしか書いてない。一瞬(数兆分の1秒)それだけのレーザー光線を集中させたよ、という記事。これは素晴らしい実験成果だと私は思う。核融合に至るまでの長い道のりをほんの少しだけ先に進んだ、でも、大きな一歩だよ、というプレスリリース。 でも、核融合の結果 500テラワットが出たわけではな
福島第一原発事故以降、「御用学者」と罵声を浴びせられたこともある菊池 誠教授。それでも彼が発言を続けた理由とは? あらゆる情報が錯綜し、安全なのか危険なのか、それどころか何が起こっているのかさえよくわからなかった福島第一原発事故の直後、「直ちに健康に影響はありません」という“大本営発表”に心から安心できた人はどれほどいただろうか。そんななか、ツイッターでより正確な情報発信を試みた何人かの科学者がいた。 そのひとりが、大阪大学サイバーメディアセンター教授の菊池誠氏だ。特にインターネット上や週刊誌上で飛び交う、科学的根拠やソースの怪しい危険情報について、彼は「それはおかしい」「真実ではない」と注文をつけ続けた。そんな姿勢に“御用学者”と罵声を浴びせる人たちもいたが、それでもなお発信をやめなかったのは科学者としての責務か、それとも人としての正義感だったのか―。 *** ■とんでもないことを言う“
MITからマウスで低線量被曝のマウスを用いた研究論文が出され、それと同時に広報からプレスリリースが発表されました。 自然放射線の400倍というレベルでマウスを5週間飼ってもDNAへの過剰な影響は認められなかったというもの。(追記:外部被曝の実験です) 同様の研究はこれまでにもありますが、今回の研究は DNAへの影響の最新の評価法を多数用いているという科学的なものに加え、 ・米国の環境放射能の8倍という退避基準は疑問 続きを読む
あふらん/afran @pinwheel007 私の転換点① ブログにまとめて書くつもりですけど、その前に、ここでちょっとつぶやきます。私の転換点は去年の5月ごろ「つまり、放射能は量の問題なんだ」と気づいたときだと思います。「あるかないかではなく、量の問題なんだ」と気づいたときから冷静に考えられるようになりました。 2012-03-05 15:17:41 あふらん/afran @pinwheel007 私の転換点② それまで夫がいろいろ説明してくれても、夫が言っていることはわかるんだけど、頭の上に重たい雲がどーんとのっかってる感じがとれませんでした。この重たい気分がいやなのよと思って、どこかに引っ越したいと思いました。会津に行って帰ってくるときは気分が沈みましたね。 2012-03-05 15:23:56
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7. 「専門家」を信用するのか?信用しないならどうするのか?ということ(2011/12/11) 食品の汚染については、その深刻さが次第に明らかになってきています。 米については、7月くらいに空間線量率が 3uSv/h を超えるところでは暫定規制 値の 500Bq/kg を超えるのではないか?と書いたのですが、現在の福島の状況 を見ると全く外れというわけでもないようで色々なところで暫定規制値を超え る米が発生しています。もっとも、水田の汚染量と米の汚染量の対応が よくわからないので、実際に水田の汚染がどれくらいのところで 暫定規制超えになっているのかははっきりしません。 とはいえ、こんな予想があたってもひとつも嬉しくないわけですが、暫定規制 を超えるものまででている、ということは、その 1/10 の 50Bq/kg とかの米は はるかに沢山ある、ということです。 また、前項でみたように、リン
物質を構成する素粒子に質量を与えたとされる未知の粒子「ヒッグス粒子」を見つけた可能性が高まり、ジュネーブ郊外にある欧州合同原子核研究機関(CERN)は13日、緊急の記者会見を開く。 「神の粒子」とも呼ばれるヒッグス粒子は、現代物理学の基礎である標準理論を説明する粒子の一つで、世界の物理学者が40年以上探索を続けてきた。存在が確認されれば世紀の大発見となる。 発表するのは、日本の研究者も数多く参加するCERNの「ATLAS」実験チームと、欧米中心の「CMS」実験チーム。いずれもCERNの「大型ハドロン衝突型加速器(LHC)」という実験装置を使って、陽子と陽子を高速で衝突させ、そこから出てくる粒子をそれぞれ分析した。 その結果、今年10月末までの両方の実験データの中に、ヒッグス粒子の存在を示すとみられるデータがあることが分かった。8月までのデータでは、存在する確率が95%以下しかなく、データの
追記:記事末に入門記事へのリンク集を置いてあります。 ← まずは当事者のCERNによるセミナーの告知: CERN PUBLIC SEMINAR (13 December 2011) そっけない告知ですね。論文との絡みもあるんで、こうなるんだろうけど。 (プレスリリース:Update on the search for the Higgs boson by the ATLAS and CMS experiments at CERNはもうちょっと親切) 本当に見つかったかどうかは13日待ちということで。 (最近、科学系では発表聞いて「え?」って思うこともあるんで、半分期待しつつ…) CERNによるtweet。ATLASチームとCMSチームが相互の検索結果を付き合わせてるよ、というもの。2週間ほど前。 ATLAS and CMS combine their Higgs search analys
米航空宇宙局(NASA)は5日、生命に欠かせない水が液体で存在し得る惑星を、ケプラー宇宙望遠鏡による観測で確認したと発表した。米メディアによると、惑星の地表付近の平均気温は推定セ氏22度。組成は不明だが、NASAは「地球型惑星の発見に一歩近づいた」としている。 惑星は、地球から600光年離れており、大きさは地球の2・4倍。「ケプラー22b」と名付けられた。太陽よりもやや小さく温度の低い恒星から適度に離れた軌道を、約290日周期で公転している。 ケプラー宇宙望遠鏡は、太陽系の外側にある惑星とみられる天体をこれまでに2326個発見。このうち48個は、恒星との距離などから水が液体で存在する可能性があるが、実際に惑星であることが確認されたのはケプラー22bが初めて(共同)
印刷 素粒子のニュートリノが光より速いという実験結果を9月に発表した国際共同研究グループOPERAが17日、精度を高めた再度の実験でも、同じ結果が得られたと発表した。 実験は、スイス・ジュネーブ郊外にある欧州合同原子核研究機関(CERN)の加速器から人工的に作りだしたニュートリノを打ち出し、約730キロ離れたイタリアの研究所の検出器に到達するまでの時間と距離を測定している。 10月下旬から11月上旬にニュートリノが発生する時間をより厳密に測定したところ、同じ結果が得られたという。ただ、場所や距離の測定に全地球測位システム(GPS)を利用している点は前回と変わらない。このGPSの精度を疑問視する指摘もあることから、研究グループでは「実験方法に関する疑問の一つは排除できたが、最終的な結論に達したわけではない」としている。(ワシントン=行方史郎) 関連記事〈WEBRONZA〉日本発、「神岡
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