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ブックマーク / hokusyu.hatenablog.com (51)

  • 「表現の自由戦士」は権力がお好き - 過ぎ去ろうとしない過去

    現代オタクの心性について鋭い分析を加えた墨東公安委員会氏の記事「チンドン屋たちの暴走 SNS時代の「オタク」と表現の自由、赤松健氏の出馬について」(https://bokukoui.exblog.jp/32726091/)がバズっています。私自身も興味深く読みました。特にオタクの欲望が「批評」から「宣伝」へと変化しているという指摘は、昨今のSNSでのオタクの振舞いについて鑑みるに、頷けるものがありました。 一方で、この記事は多くの批判に晒されています。新しい視点とは何かも示さず「古い」と負け惜しみのように断言するものや、「長い」という、自分は140文字以上の文章が読めないのだと自白しているようなものがほとんどです。また、多くの人は表現規制問題とは質的に対権力問題であり、ジェンダーやエスニシティを差別的・ステレオタイプ的に描くことへの批判は表現規制とは呼ばない、という氏の主張に反発している

    「表現の自由戦士」は権力がお好き - 過ぎ去ろうとしない過去
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    cubed-l 2022/07/08
  • シルバー民主主義なるものは存在しない――Here is no such thing as Silver Democracy - 過ぎ去ろうとしない過去

    世の中には、存在しないものを存在すると言い張って社会を惑わす人たちが存在する。存在しない大量破壊兵器が存在すると主張した大統領は戦争を引き起こしたし、差別やハラスメントをこれからも続けていきたい人々は「キャンセルカルチャー」という存在しない文化が存在すると主張して、被害者の告発を無効化しようとしている。そして、日政治が目下の日の社会問題に対して機能していない理由を「シルバー民主主義」なる造語によって説明しようとしている勢力についても、存在しないものを存在すると言い張って社会を惑わす人たちに分類することができるだろう。 「シルバー民主主義」とは、少子高齢化の進展により有権者の多くが高齢者となり、その結果、高齢者にとって得になるような政治が行われ、若者や子供は置いてきぼりにされてしまう、という現象を表したものであるという。これによって世代間格差が広がり、若者は高齢者に搾取され続けることに

    シルバー民主主義なるものは存在しない――Here is no such thing as Silver Democracy - 過ぎ去ろうとしない過去
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    cubed-l 2022/06/21
  • いわゆる「ボーイズクラブ」問題に寄せて - 過ぎ去ろうとしない過去

    昨年三月頃に明らかとなった呉座勇一氏による誹謗中傷事件の被害者に対して、これまで見るに堪えない激しい二次加害が行われている。その件に関して、考えていることをここでいくつかコメントしておくとともに、ジェンダーや他の差別問題に対してバックラッシュを行い、学問研究の風通しを悪くさせている醜いボーイズクラブ文化が一刻も早く消滅することを願っている。 被害者に対する二次加害は問題が発覚したときから続いていたが、それがより激しくなったのは、呉座氏の処分が明らかとなり、それが訴訟問題へと発展したときからだ。 呉座勇一氏によれば、彼は昨年一月に常勤職への昇格の内定を日文研から受け取っていたが、三月の誹謗中傷事件ののち再審査が行われ、内定が取り消しになったという。また呉座氏はかかる事件について一ヶ月の停職処分も受けている。呉座氏は自身の行いや考え方が誤りであったことは認めつつ、この「処分」は不当に重く、また

    いわゆる「ボーイズクラブ」問題に寄せて - 過ぎ去ろうとしない過去
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    cubed-l 2022/01/24
  • 『主戦場』を見た後に - 過ぎ去ろうとしない過去

    軍「慰安婦」問題を描いたドキュメンタリー映画『主戦場』(ミキ・デザキ監督)が評判となっている。上映している場所が少ない(関東では2館。私が見てきた5月上旬の段階では1館)こともあるが、常に満席。事前予約は必須で、平日の午前中ならばなんとかなるだろうと当日訪れた私は、後日に出直しを迫られた。 映画は、「慰安婦」に対する「支援派」と「否定派」、のインタビュー映像が交互に繰り返されることによって進んでいく。しかし、「否定派」の議論の稚拙さがすぐに明らかになる。誘導によってではない。かれらはカメラに向かってほとんど無防備に、普段から自分たちが主張していることを、主張している通りに喋る。だがその主張は、その後の「支援派」の主張やナレーションによって直ちに否定される。主張のそれ以外は、議論の余地なく嫌悪感をもよおすような、差別、明白なウソ、陰謀論である。 この映画は双方の議論について、いわゆる「両

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    cubed-l 2019/06/05
  • 6.11新宿中央公園を中心とする経緯の確認 - 過ぎ去ろうとしない過去

    なぜ針谷氏が登壇すべきでなかったのかについては会のブログ内において何度も詳しく明快に書いてあるので、ここで繰り返し書くことはしません。わかるまで熟読してください。 ただし、問題意識を共有するしない以前に、経緯の認識が「なんでそうなるの!?」というものばかりで、非生産的な議論を生んでいる原因の一端はそこにあると思うので、関係者のひとりとして経緯にたいする見解をちゃんと書いておきます。 経緯に対する典型的なまちがいは、次のブログにあらわれています。 ■ヘイトスピーチに反対する会の行動を支持しません http://d.hatena.ne.jp/fut573/20110619/1308487730 まず、常野さんの発言もぼくの発言も、会としての声明ではなく、6/9の時点の個人的な声明です。これに問題があると感じたならば、常野あるいは北守を批判すればいい話であって、会とこれらの発言を直接結びつけるの

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    cubed-l 2011/06/23
  • まどかの救済――あるいは背中のまがったこびとの話 - 過ぎ去ろうとしない過去

    2月のエントリ「約束された救済――『魔法少女まどか☆マギカ』奪還論」は、編があのような結末をむかえたこともあって、大きな反響を呼んだ。もちろん、あのエントリは予測でも願望でもなく、魔法少女の理念をただ著しただけにすぎない。しかし、内心の予想以上にあのエントリとぴったりくる結末だったのをみて、人が一番驚いているとともに、ベンヤミンと『まどか☆マギカ』の相性はよいということを、ますます確信するに至った。 ところで、人気番組終了の常なのだが、最終回以後、様々な感想がネット上に飛び交っている。満足した者、満足してない者、それぞれいるだろう。あの結末は納得がいかない、という人がいるのはあたりまえのことである。ひとにはそれぞれ価値基準があるのだから。しかし、あのわかりやすい最終回を見て、なお見当違いな解釈をおこなっている人びとも多く見られる。それはたぶんにドグマ的であり、「誰かが幸福になるには誰か

    まどかの救済――あるいは背中のまがったこびとの話 - 過ぎ去ろうとしない過去
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    cubed-l 2011/04/26
    うん、分かりやすかったよね
  • 米粒があたかも人間であるかのように――小池晃氏都知事選出馬への支持表明 - 過ぎ去ろうとしない過去

    ――君たちはいつもそうだね。反石原統一候補はすでにいるのに、それが共産党だと分かると決まって別の候補を探そうとする。わけがわからないよ。どうして"現実主義"リベラルは、世論の支持にこだわるんだい? ※最初の数段落は左翼の人向けなので飛ばしてもらっても結構です わたしは一応ドイツ歴史なるものを研究していたりしていなかったりするので、議会制民主主義へのシニシズムに対してはもともと批判的でした。まさにそのシニシズムこそが、ワイマール体制を崩壊に導いた元凶だと思っていたからです。 しかしここ数年、やはり議会制民主主義は質的にはマジョリティとマイノリティの格差を追認することでしかないのではないか、という思いが強くなりつつあります。もちろんすぐできる改善はあります。(理念と実証科学に基づいた)選挙制度改革、供託金の廃止、外国人参政権の導入などです。しかし、少なくとも現在の日の国政選挙・地方選挙に

    米粒があたかも人間であるかのように――小池晃氏都知事選出馬への支持表明 - 過ぎ去ろうとしない過去
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    cubed-l 2011/04/06
    俺も小池さんに勝って欲しいんだが、都民じゃないんだよなぁ
  • ボイコット記事FAQ - 過ぎ去ろうとしない過去

    昨日の記事について(いつのものことですが)主旨がきちんと伝わってないようなので、新たに説明しようと思いました。今回は誤読されたままブクマが伸びるとまずいので。 元の文章はこちら。 http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20110305/p1 Q1:ボイコットって多数派の支持が得られると思っているからやるんだよね?多数で少数を押しつぶすことを肯定していいの? A1:ぼくもまだ勉強中なのですが、いろいろな人から話をきくに、ボイコットとは必ずしも多数派の支持があるという確信をもって、あるいは実効性への確信をもってやるものではないそうです。テラカオ先生も言っているように、「ボイコット(不買運動)は、実際に当該サービスを「買わない」ことだけでなく、「支持しないから買わない」と表明することに大きな効果」があるのです。実際問題、このボイコット運動によってかれらを追い詰めるのは難しい

    ボイコット記事FAQ - 過ぎ去ろうとしない過去
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    cubed-l 2011/03/07
  • meganeou氏、ksorano氏、egachan氏が関係するあらゆるメディアをボイコットしよう! - 過ぎ去ろうとしない過去

    経緯は*1 http://togetter.com/li/107425 http://togetter.com/li/107776 http://togetter.com/li/107852 http://togetter.com/li/108293 捕捉として 「そらの的あさのニュース 2.3.11」の内容まとめ http://d.hatena.ne.jp/fut573/20110305/1299333484 えがちゃんがfrancesco3氏のtwitter発言を捏造 http://anond.hatelabo.jp/20110304170215 既にご存知の方も多いと思いますが、近日、twitter上で、@meganeou氏が@francesco3氏にたいして名誉毀損に値するような一連の罵倒ツイートを行いました。さらにその後、@ksorano氏が自身の番組「そらの的あさのニュース 2

    meganeou氏、ksorano氏、egachan氏が関係するあらゆるメディアをボイコットしよう! - 過ぎ去ろうとしない過去
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    cubed-l 2011/03/06
    ホッテントリ入りしてても見ないように自然となったなぁ
  • 南京事件と軍事のコスト - 過ぎ去ろうとしない過去

    ■南京大虐殺における殺戮の簡略な分類 http://d.hatena.ne.jp/D_Amon/20110103/p1 ■新たな「解釈否定論」?(補足;解釈否定派の「倒錯」について) http://d.hatena.ne.jp/bluefox014/20110105/p1 一連の議論を読んで、奇しくもちょうど一年前に書いた次のような記事を思い出しました。 ■軍事のコスト http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20100105/p1 ここで簡単に論じたのは、倫理的価値を軍事的合理性よりも優位におくことによって「軍事のコスト」を上昇させ、戦争の発生を抑止することが可能なはずである、ということです。そのような価値の序列をわれわれが共有していくためには、未来に起こりううる戦争だけでなく、過去に起こった戦争についても、その視点においてまなざされるべきなのです。 亜門さんや青狐さ

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  • 東京都表現規制問題をめぐる一連の出来事についての共同声明(転載可) - 過ぎ去ろうとしない過去

    参考 ●「東京都青少年健全育成条例改正案に反対する緊急ネットワーク」と昼間氏らへんの対立(Togetter - amamako氏のまとめ) ●mukofungoj c^iuloke ●よねざわいずみ (yonezawaizumi) on Twitter 12月15日、「東京都青少年健全育成条例改正案」が東京都議会で可決され、マンガ・アニメへの表現規制がいっそう厳しくなることになりました。これについて、わたしたちにはいくつかの言うべきことがあります。 1. 制定の過程で石原都知事は、同性愛者について「どこかやっぱり足りない感じがする。遺伝とかのせいでしょう。マイノリティーで気の毒ですよ」という発言を行いました。石原都知事の差別的発言は今に始まったことではありません。しかし、この発言がセクシャルマイノリティへの重大なヘイトスピーチであることに変わりは無く、わたしたちは市民のひとりひとりとして、

    東京都表現規制問題をめぐる一連の出来事についての共同声明(転載可) - 過ぎ去ろうとしない過去
  • とあるアルファブロガーのSophisterei(詭弁)――あるいは正統的な暴力も暴力であることについて - 過ぎ去ろうとしない過去

    はじめに結論から書いておこう。「国家が暴力を独占する」の意味は、国家が自らの暴力の行使に対してのみ、正統性を付与するということである。国家というのは、征服によるものであれ、共和主義的な統合によるものであれ、その集団がある領域内を実効支配した時点で、定義上、その領域内には少なくとも国家に匹敵しうるような暴力を行使可能な集団は存在していないはずである。だが、国家はなお支配のために「暴力を独占」する。それは、自前の暴力組織にのみ正統性を与えることによってであって、そうやって正統性を与えられた暴力組織を「軍隊」や「警察」と呼ぶ。ウェーバーによればその正統性の源泉は、近代国家においては「合法性」である。その正統性(=合法性)に基づいてはじめて、政府は国家内の自律的な暴力集団を規制したり弾圧することができるのである。 軍隊や警察は、人を殺しうる力を持っている。たとえ侵略軍から「国家を防衛」するためであ

    とあるアルファブロガーのSophisterei(詭弁)――あるいは正統的な暴力も暴力であることについて - 過ぎ去ろうとしない過去
  • 1月24日における新宿中央公園での事件について - 過ぎ去ろうとしない過去

    ■緊急声明 http://livingtogether.blog91.fc2.com/blog-entry-26.html 1月24日(日曜日)、私たちは、「レイシストを通すな!1.24緊急行動」として在特会のデモへの抗議行動を呼びかけました。すでに報告したように、私たちが呼びかけた新宿南口での抗議行動はひとりの逮捕者を出すことなく終了しました。しかしその後、在特会のデモ解散地点となった新宿中央公園にて、デモ参加者と衝突した人物が逮捕されたという情報を知る事となりました。 この件について、すでに多方面から様々な憶測が流されています。私たちのブログにも、予断と偏見に満ちた無責任なコメントが数多く寄せられています。デモ解散時の現場を直接に目撃していない私たちは、逮捕に関する詳細を把握していません。しかし次のことを言わなければならないと考えています。 それはこの間、ヘイトクライム、ヘイトスピーチ

    1月24日における新宿中央公園での事件について - 過ぎ去ろうとしない過去
  • 男性の人権はあらかじめ肯定され、女性の人権はあらかじめ蹂躙されている- 過ぎ去ろうとしない過去

    http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/hokusyu/20091203/p1 男はケモノ「だから」予防拘禁すべしなんて一言も述べてないのに、文章のある一部だけを取り上げて「男性への予防拘禁だけしからん!(キリッ」って言っている人たちは何なんでしょうかね。もちろん記事を投稿した時点である程度予想していたことですが。予想していたなら対策しとけよボケという突っ込みが聞こえてきそうですが、無視します。 ところで「予防拘禁」まかりならんというのは当然だと思うし、「予防拘禁」に怒りを燃やすのはたいへん結構なことだと思います。であるならば、そのような人はぜひ、現在、実質的に女性が「予防拘禁」されているという現実、あるいはそのような「予防拘禁」を容認するような言説(「自衛」論)がまかりとおっていることにまず抗議すべきだし、抗議していただきたいですね。 ブクマ

    男性の人権はあらかじめ肯定され、女性の人権はあらかじめ蹂躙されている- 過ぎ去ろうとしない過去
  • 「男はケモノ」が「女性の自衛」と結びついていること自体が差別 - 過ぎ去ろうとしない過去

    「男はケモノ」という論法は確かに問題かもしれませんが、それ以上に「男はケモノ」ということで何を言おうとしているのかがもっと問題です。 ■強姦するのが男の性なら去勢するのが自己責任でしょ http://d.hatena.ne.jp/Francesco3/20091129/1259458069 「強姦するのが男の性なら去勢するのが自己責任」は、単なる極論に極論をぶつけているわけではありません。「強姦するのが男の性」いわゆる「男はケモノ」という前提を、「だから」女性は自衛しなければならない、という結論に接続させること自体が女性蔑視的である、ということを暴露しているのです。 「男はケモノ」であるとしましょう。世の中に、人間を手当たりしだい襲うような「ケモノ」がうろうろしている場合、まっさきに対策されるべきは「ケモノ」の排除です。たとえば野犬が増えて人々の身が危険になった場合、ふつうは野犬を捕まえて

    「男はケモノ」が「女性の自衛」と結びついていること自体が差別 - 過ぎ去ろうとしない過去
  • 暴力をいかにして包摂するか - 過ぎ去ろうとしない過去

    暴力の問題を純法律的問題としてのみ捉える考え方が馬鹿げているのは、むしろその考え方こそが、直接的暴力の質的問題を過小評価することにつながるからに他ならない。直接的暴力の形態は様々である。警察が振るう暴力だって、当然ながら直接的暴力と呼べる。では、なぜ今回のtoledさんに振るわれた暴力が問題となるのか?純法律的な答えは、このようなものにならざるをえない――法律でそう決まっているから。かくして、いっさいがっさいの「存在」の形象は問題の中心から切り離され、議論はひどく限定された「当為」の次元で行われる。これは――今や20世紀(初頭)の遺物となった――きわめて素朴な法実証主義といわなければならない。「存在」は「当為」から解放されるが、そのことによって「当為」に縛られる。まさに、あらゆる形象と結びついたさまざまな暴力の区別が、合法的かどうかの区別に還元されてしまうのである。たとえば陵辱ゲームはな

    暴力をいかにして包摂するか - 過ぎ去ろうとしない過去
  • つねちゃんが英雄になってしまうという懸念はただのマッチポンプだよ - 過ぎ去ろうとしない過去

    つねちゃんは、――少なくとも、ぼくのけして長いとはいえない付き合いから言えば――人並みには臆病だ。 警察という保障がありながらも沿道の右翼の罵声には立ちすくんでしまうぐらいには*1臆病だ。 そのつねちゃんが、自らすすんで在特会の暴力に晒されるためにプラカード(という名のただの紙切れ)をかかげたなんてありえない。 つねちゃんがプラカードを掲げるのは、排外主義に対する明確な拒否以外の何者でもない*2。そのような、ある種の信念を貫くと呼べるような行為そのものが、好きでたまらない人がいるのは知っている。でも、そういう人は結局のところ、たとえば城内みのるでさえ賞賛してしまうのだろう。 また、このような暴力が発生することは予期できたはずだから、(排外主義反対をかかげるのは)賢明ではなかったという人もいる。しかし、まさに排外主義が行われているその現場で排外主義に反対してはならないのであれば、われわれは一

    つねちゃんが英雄になってしまうという懸念はただのマッチポンプだよ - 過ぎ去ろうとしない過去
  • 公言することに意味がある - 過ぎ去ろうとしない過去

    http://d.hatena.ne.jp/apesnotmonkeys/20090602/p1 http://d.hatena.ne.jp/apesnotmonkeys/20090607/p1 オタクのコード*1においては、「kanonへのコミットメントを表明するためにことさら他人の尊厳を足蹴」にすることは政治的に正しいわけです。「三次元よりも二次元」と言うことが政治的に正しいのと同様に。よって、「70年前死んだ中国人のことを気で思うことは出来ない。よっぽどkanonの方が実感がある」と公言することは、要はオレはオタクとして高い等級に位置するから崇め奉ってくださいという表明であって、わざわざ公言する必要がなかったことなどではなくて、むしろ公言せずにはいられなかったということになります。 心性のレベルでいえば、↓と一緒です。 http://b.hatena.ne.jp/entry/htt

    公言することに意味がある - 過ぎ去ろうとしない過去
  • ポストモダニズム系リベラルの世界も大変だ - 過ぎ去ろうとしない過去

    また南京事件で盛り上がってますね。 中国は南京事件政治利用しているという人がいますが、少なくとも日中国交正常化以降、中国が南京事件に関して「謝罪と賠償」を要求したことは一度だって無いし、毒ガス問題など個別イシューを除けば日中間で歴史認識が政治問題になっているのは唯一靖国くらいのものですが、もちろん中国は南京事件があったことをもって靖国神社への参拝に反対しているわけではないのです。 さて、この問題が蒸し返されるときにはきまって、南京事件あったかなかったか「どうでもいい」と思っているのに南京事件「論争」にはいっちょ噛みたいと思っているのが多すぎるのが問題をややこしくしていると思うのですが、それはポストモダニズム系リベラルの問題として表すことができるかもしれません。 つまり、劣化版東浩紀です*1。 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20081215/p1#c122932

    ポストモダニズム系リベラルの世界も大変だ - 過ぎ去ろうとしない過去
  • 「通名」について - 過ぎ去ろうとしない過去

    http://d.hatena.ne.jp/thir/20090414/p1 後輩にいぢめられました。 まあ、「通名」は在日特権であるという議論がいかにばかげているかについてはこちらがよくまっているので、 ■在日朝鮮人の通名が特権だという人は特権の意味がわかってるの? http://d.hatena.ne.jp/sube-sube/20090414/p1 わたくしが付け加えることはないのですが、少しだけ捕捉しておきます。 「通名」を使うのが卑怯だと思い、「名」を詮索するその心性自体がレイシズムです。 たとえば、ナチス・ドイツは、ドイツ風の名前をつけ、ドイツ人に「紛れ込む」ユダヤ人を「卑怯」として、女性にはサラ、男性にはイスラエルというミドルネームをつけることを義務付け、誰がユダヤ人であるか「明確に」わかるようにしました。 「在日」は「堂々と」「在日」であるとはっきり分からなければならず、

    「通名」について - 過ぎ去ろうとしない過去