ブックマーク / satoshi.blogs.com (56)

  • MySpace/Facebookがなぜ日本で成功しないか

    TechCrunchの「SNSの世界進出ーなぜMySpaceとFacebookは日でだめなのか」は、私が最近強く感じていることと通じることもあり、いろいろと考えされられた(英文でのレスポンスはここ)。 私と増井君が作ったBig Canvasは、米国法人であり、その最初の商品PhotoShareはAppleのApp Storeを通じて世界同時リリースをした(UI英語と日語のみサポート、ただし投稿はどんな言語でも可能)。その意味では、特定の国のユーザーに特化したつもりは全くない。ただ、既に600万人いるiPhone 2Gユーザーを考えれば、SNSとして成り立つに最低限必要な数千人のユーザーを確保するには米国でがんばらねばならないとは強く認識していた。 米国での一番のライバルは当然MySpaceとFacebookであるが、「常時接続ライフスタイル」に最適化されたサービス作りで「写真版Twi

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    cubeisthebest 2008/08/05
     国のユーザーの中にも少しづつライフロギングをしてくれている人が増えているので、私として望むのはそういった人たちもちゃんと増えて、バランスのとれた国際的なコミュニティに育つこと。
  • ソニーの「イノベーションのジレンマ」について一言

    私の書物「おもてなしの経営学」についてのさまざまなフィードバックはポジティブなものもネガティブなものもとても良い勉強になるので全部読ませていただいているつもりだが、以下の二つに関しては、少し誤解があるようなので一言書いておこうと思う。 何故SONYの経営はiPodを創れなかったか - 雑種路線でいこう 「おもてなしの経営学」:ソニーのエンジニアの名誉のために一言 ([の] のまのしわざ) 私ののごく一部、それも梅田氏とのの対談における「ギークとスーツ」の話題の前フリとして「ギークとスーツのすれちがい」「技術と経営の両方が分かる人が少ない」ことの例として語った言葉だけを取り上げて、あたかも私が「ソニーにiPod+iTunes+iTunes storeが作れなかったのはエンジニアが悪い」と決めつけているかのように誤解をされてしまっているのが私としてはとても残念。 せっかく私のを読んでいただ

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    cubeisthebest 2008/03/31
    「ソニーはどこで勝負する企業なのか」をはっきりとさせるビジョンであり、そのビジョンを伝える言葉である。
  • 北米のPC市場でAppleのシェアが14%に伸びたことを受けて一言

    Growth in Apple's personal computer business continued to outpace the industry average last month, with Macs accounting for a 14 percent unit share and 25 percent dollar share of all US-based PC retail sales, according to market research firm NPD.【AppleInsider | Apple snags 14 percent of US-based PC retail sales in Februaryより引用】 digg.comで見つけたこの記事。米国の新規購入PCにおけるAppleのシェアが、2月に14%に達したとのニュース(1年前は9%)。金額

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    cubeisthebest 2008/03/20
     米国の企業のほとんどがあいかわらずWindowsで統一していることを考えれば、この14%という数字は驚異的
  • "Less is more"なもの作りと合議制と

    ズバリ言ってしまうと既存機能に上乗せする企画は通すのが簡単だし、リスクが少ないからだ。【機能やボタンが多すぎ!! 使いにくいUIのデジタル家電が発売されてしまう当の理由 - キャズムを超えろ!より引用】 こういった罠にハマらないためには、色々とすべきこと・してはいけないことがあるが、たぶん最も強く意識すべきは「合議制では良いものは作れない」という法則。デザインに関わる人が多ければ多いほど、「いろいろな意見」が寄せられてしまい、「せっかく有意義な意見を出してもらったのだから」と次々に意見を取り入れているうちに、機能だけはたくさんあるけど魂が無くて妙に使いにくいものが出来てしまう。 その意味では、37signalsの人たちが言うところの「less is more」は「単に機能を削って使いやすくする」というだけの話ではなく、「企画に関わる人の数を削って魂があるものを作る」というもの作りの過程そ

  • なぜオンラインで注文したMacBookが中国の工場から直接送られてくるのか

    今回の分解結果から判断できるのは,Apple社はハードウエアの設計の出来映えや徹底的なコストダウンに,さほど気を遣っていないことである。それよりも外観のデザインやソフトウエア,ユーザー・インタフェースなど,同社が得意とする側面に力を注いだのだろう。この姿勢は,iPodやiPhoneなど同社の他の製品にも共通すると見られる。MacBook Airの不可思議な作りは,ハードウエアの細部まで手を抜かない日的なものづくりに対する,強烈なアンチテーゼなのかもしれない。【【MacBook Air分解その5】「外は無駄なし,中身は無駄だらけ」 - モバイル - Tech-On!より引用】 これこそがまさにAppleが別の次元での勝負(=おもてなしでの勝負)を目指していることが良く分かる証拠。 ちなみに、これを見て「やはり垂直統合型の企業の方がコストが安くできるんだな」と決めつけるのは必ずしも正しくない

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    cubeisthebest 2008/02/20
    自社工場で、製造工程のネジ止め工程にもこだわってコスト削減することで差別化してきた日本の会社にとって、製造はすべてアウトソースしながらソフトとデザインによるおもてなしで勝負するアップルは戦い難い
  • 米国の近代経営工学の手本になった日本の製造業

    昨日も紹介させていただいた海部美知さんの「パラダイス鎖国」、草稿をアスキー出版から入手して読ませていただいているのだがとても面白い。最近の日の「自主的鎖国」状況を彼女なりの考察を加えて解説しただが、同じく「外から日を見る」という立場にいるせいか共感できる部分も多くあり、楽しく読ませていただいている。 彼女のにも、私と梅田氏との対談(「おもてなしの経営学」に収録...宣伝、宣伝^^)にも出て来る一つの共通する大きなテーマは、「なぜ高度成長経済の時期に、自動車だとかエレクトロニクスなどのハードを作る企業がこれほどグローバルな経済で成功出来たのに、時代がソフトやネットに以降した時に日企業は世界の波に乗り遅れてしまったのか」という疑問。簡単に解答が見つかる話ではないが、海部氏の「パラダイス鎖国」論はその難しい質問に一つの光を差しかける。 ちなみに、MBAのクラスを取り始めてつくづく認識し

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    cubeisthebest 2008/02/14
     高度成長経済時期の日本企業が本当にすごかったこと。こと製造業のオペレーションの効率化に関して言えば、トヨタを筆頭とする日本の会社が圧倒的な強さを持って世界を席巻し、80年代に米国で書かれた経営工学関
  • こんな商品が欲しい:風呂に浮かべてビデオを鑑賞できるiPod希望

    ワイアレスやコンシューマー・エレクトロニクスのカンファレンスに行くと、毎回のように話題になるのが、デバイスのコンバージェンス。いわゆる「多機能携帯電話があれば、デジカメもiPodも、ひょっとしたらパソコンすら不必要なんじゃないの?」という「統合デバイス神話」。 「デバイスは統合されるどころか、TPOに応じたさまざなデバイスが作られることにより分化が進み、そのうち窓ガラス埋め込みデバイスとか、使い捨てデバイスとかができる」と信じている私のようなアンチ・コンバージェンス派は少数派。 今日も、風呂に入りながらiPhoneでYoutubeを見ていたのだが(知り合いがそれに最適なアプリを作ってくれたのでそのテストも含めて...まだアルファテスト中なので公開できないが、ベータ版がリリースされしだいここで報告するのでお楽しみに)、湯船に落とさないようにするのに結構気を使うし、湯気も気になる。可能であれば

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    cubeisthebest 2008/01/29
    冗談のような話だと思う人もいるだろうが、私が言うところの「TPOに応じたさまざまなデバイス」というのはまさにそういう話。
  • ATTがADSL加入者にWiFiを無料で提供

    AT&T Inc. (NYSE: T) today announced that more than 10 million AT&T broadband subscribers will soon have free unlimited access to the company's nationwide Wi-Fi network, the largest Wi-Fi network in the United States. The offer delivers an annual saving of $60 for AT&T broadband customers, and an annual saving of nearly $240 compared with AT&T Wi-Fi costs for consumers who do not have an AT&T broad

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    cubeisthebest 2008/01/24
    空港などの人の集まる場所で無料でインターネットにアクセスできる
  • Life is beautiful: 「便利になるとストレスが上昇する」という不思議なジレンマ

    週末の夕方。東京都内の広告会社で営業を担当する佐野裕美子さん(23)=仮名=は、仕事を終えると気の合う友人2、3人に携帯メールを送る。 「いま何してる?」 送り終わると、すぐに返信確認。1分、2分、3分…何度も操作を繰り返す。返事が来たら事に誘う。5分も返事が来なければイライラする。「早く決めたいから、すぐ返信がほしい。自分が待てなくて嫌な思いをしているので、わたしはいつも即レス(即答)です」 【【溶けゆく日人】快適の代償(1) 待てない人々 数分間でイライラ (1/4ページ) - MSN産経ニュースより引用】 これと全く同じことが、アメリカBlackberryを持つビジネスマンにも起こっている。私も3年ほど前にしばらく持ち歩いていたのだが、あまりにもイライラするので持つのをやめてしまった。 Blackberryを持つと会社のメールに24時間いつでもどこでもアクセスできるようになる。

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    cubeisthebest 2007/11/15
    周辺環境に、はまらない
  • 「CGMサービス」と「0と1で割り切れるデジタルの世界」との妙なミスマッチ

    ずいぶんとスパムに攻撃されてしまっていたブログパーツ「ラーメン大好き」。ブログパーツを貼付けていただいた方々にはご迷惑をおかけしてしまったが、ようやくデータベースのお掃除をし、簡易スパムフィルターを設置させていただいた。 今回の場合は、私自身が注意を払っていない間にスパムに攻撃されてしまい、それをユーザーの方にコメント欄で指摘していただいてから対処する、ということになった。小さなサービスだし、ユーザーもそれほど多くないので大問題にはならなかったが、それでもご迷惑をおかけしたことには違いなく、反省している。 ここ2〜3年の間に「Web2.0だ、CGMの時代だ!」と星の数ほどのベンチャー企業が作られたわけだが、そこでちゃんとビジネスを成立させたり、Googleによる買収などのExitに成功させた企業はごくわずか。どうやったらそんな企業の一つになれるのかが分かれば苦労はしないのだが、その鍵を握る

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    cubeisthebest 2007/11/02
    大切なのは「すごいテクノロジー」なんかではなく、「ユーザーからのさまざまなフィードバックを受けて誠実に対応する態度」であったりする。エンジニアが姿勢として持つべきものにも大きな変化を与えている
  • 交渉の場にのぞむ前にしておくべき心の準備

    ネゴシエーション(交渉)に関するテクニックにはさまざまなものがあるが、その多くが「いかに自分の欲する条件に近いものを勝ち取るか」をゴールとしたもの。それはそれで役に立つのかも知れないが、私としてはどちらかというと、今読んでいる「Getting to YES(日語訳:ハーバード流交渉術)」というに書いてあるアプローチの方がしっくりと来る。 このの筆者(Roger FisherとWilliam Ury)は、一般に良く使われる「交渉は勝つか負けるか」「相手に手の内を見せない」「自分はできるだけ譲らずに相手に譲らせる」などのテクニックは交渉を長引かせるだけだし、その過程で相手との信頼関係を損ねかねないと警告する。 このにはいくつかの有効な提言が含まれているので何回かに分けて紹介したいと思うが、まず最初に紹介したいのは、交渉の場にのぞむ前に自分がしておくべき心の準備の話。 多くの場合、人は交

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    cubeisthebest 2007/10/23
     欧米的発想
  • ESPN MVP が FieceMobile の Top 10 App 入り

    ESPNとUIEvolutionの関係はすでに5年ぐらいになる。ESPNによるMVNOビジネスの失敗などの紆余曲折があったものの、MVNO端末向けに作ったアプリ(全米の各種スポーツのリアルタイムスコア、ビデオ、各選手の統計データなどが簡単にアクセスできるアプリケーテョン)をVerizonのVCastサービス向けのダウンロード型のアプリケーションとしてリニューアルし、ようやくESPNの(そしてUIEvolutionの)フラグシップ・アプリケーションとして認められるようになったのは何よりも喜ばしい限りだ。 この件でも明らかになったことだが、結局のところは「技術そのものの価値」を売ろうとしてもなかなかビジネスにならず、顧客(この場合は ESPN)、もしくは顧客の顧客(いつでもどこでもスポーツ情報に触れていたいスポーツおたくたち)にとって当に価値があるものは何かを見極めた上で、それを可能にする会

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    cubeisthebest 2007/10/17
    結局のところは「技術そのものの価値」を売ろうとしてもなかなかビジネスにならない。顧客にとって、本当に価値があるものは何かを見極めた上で、それを可能にする会社としてなくてはならない
  • Life is beautiful: 会社のカルチャー作りの大切さ

    University Washington で Executive MBA のコースを受けることにした理由の一つは、成功する企業とそうでない企業を分ける要因を私なりにちゃんと理解したかったからである。 Microsoft 時代に Bill Gates の下で働くことにより、業界の流れを読んだり、それに基づいた企業戦略を立てることに関しては、それほど不自由を感じなくなった。しかし、いざ自分で起業をしてみて強く感じたのは、企業戦略を立てることは「初めの一歩」でしかなく、その戦略に基づいてちゃんと利益を生み出す組織を作りあげる方がその何倍も何十倍も難しいということ。 色々と反省する点はあるのだが、あえて一番反省している部分を上げるのであれば、会社のカルチャー作りに十分な注意を払って来なかったこと。戦略に関わる mission statement や vision に関しては常にはっきりと語り続け

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    cubeisthebest 2007/10/05
     どんなにすばらしい企業戦略を持っていようと、それを実現するのにふさわしいカルチャーを持った組織を作ることができなければ宝のもちぐされ
  • Life is beautiful: チームとは (The Discipline of Teams)

    今日紹介するのは、Harvard Business Reviewの記事の中でも特に評価の高い、Katzenbach & Smith による「The Discipline of Teams(このリンクをたどれば全テキストが原文で読める。日語で詳しく読みたい人は右に紹介した「好業績チームの知恵」を参照)」。彼らは「単なる人の集まりはチームと呼ぶべきではない。メンバーそれぞれの力を合計した以上の力が出せる人の集まりだけをチームと呼ぶべきだ」と主張し、チームを以下のように定義する。 a small number of people with complementary skills who are committed to a common purpose, set of performance goals, and approach for which they hold themselves

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    cubeisthebest 2007/09/03
      ゴールの共有と動機付け、小さなゴールの設定、役割/責任の明確化
  • iPhoneのYouTubeが意外と使えない件について

    iPhoneに関してはベタボメ状態の私だが、数ある機能のうち「使えない」と思うものが一つだけある。Youtubeだ。iPhoneの入手当初2~3日は目新しくてなんどかYoutubeビデオを見たのだが、それ以来ぜんぜん使っていない。 なぜかといえば、Youtubeは私を含めたほとんど人にとって「ブラウズする」ものではなく、「他の人のブログに貼り付けてあるものを見るもの」であるからである。 CGMサービスの「おもてなし」をデザインするときに強く意識すべきなのは、 作る人の数 << 作品を積極的にブラウズしたりコメントを加えたりする人の数 << 他の人たちが発掘してくれた作品をROM状態で楽しむ人の数 だという事実である。この比率はサービスによってことなるのだが、Youtubeの場合その比率は、Web2.0Expoで得たデータによれば 1 : 10 : 250 ぐらいだそうである。つまり、you

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    cubeisthebest 2007/08/01
     YouTube作る人:広める人:ROM=1:: 10:: 250
  • 直感的なUIとhand-eye-cordinationの話

    下のビデオは一歳度児がiPhoneのフォト・アルバムの機能を使っている姿を撮影したものだが、これを見ると「直感的なUI」とは、まさに人間が赤ん坊のうちにマスターする"hand eye cordination(目からフィードバックを受けながら手先を動かして物をコントロールする能力)"に合致したものなのだということが良く分かる。 【追記】参考までに、私が特に好きなUI関連の書物二冊へのリンクを張っておく。特に「誰のためのデザイン」はUIが単なるソフトウェアやウェブ・サイトのUIデザインの問題ではないことに目を開かせてくれる良書だ。 ・誰のためのデザイン?—認知科学者のデザイン原論 ・Envision Information

  • NGNをユーザーの立場に立って考えてみた

    今日は、早稲田のキャンパスで開かれたGITI(早稲田大学国際情報通信研究センター)のフォーラムで講演をする機会をいただいた。NGN(Next Generation Network)に関して好きなことを話して良いと言われて私が用意したプレゼンは、「素朴な質問シリーズ」。インフラや技術の話ばかりが先行しているので、「もう少しユーザーの立場に立って考えてみませんか」、というのが私のメッセージである。 私が並べた素朴な質問は以下の15個。 1.家にはビートルズのCDがあるんだけど、今回のドライブに持ってくるのを忘れたから聞けない。これって不便じゃない? 2.うただひかるのシングルCDはもう持ってるのに、なぜ携帯電話用の「着うた」をまた買わなければならないの?これって「二重取り」でしょ。 3.CDはiTuneにコピーしてiPodやApple TVで楽しめるのに、どうしてDVDはコピーすらできないの?

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    cubeisthebest 2007/06/13
    インフラや技術の話ばかりが先行しているので、「もう少しユーザーの立場に立って考えてみませんか」、というのが私のメッセージである。莫大な費用をかけて「次世代ネットワーク」を構築するのって、本当に必用な
  • 「企業理念」の大切さ

    UIEvolution の起業は私にとっては初の起業であった。今から思い直してみると、ビギナーだった故のたくさんの失敗をしてきたが、今の私から見て「良くそれなしで会社として成り立ったなァ」と言いたくなるよう恥ずかしいことを一つしている。 「User Experience Matters」、「Pervasive Application」など、会社の外に向けたビジョンやミッションははっきりと打ち出していたものの、どんな人を採用してどんなカルチャーの会社にしたいか、という会社作りにおいてもっとも大切な「企業理念」を目に見える形の言葉にしておかなかったのである。 そもそも「企業カルチャー」の大切さを私が理解していなかったこともあるし、私自身の中でも「どんなカルチャーの会社にしたいか」というイメージが固まっていなかったのもある。GoogleMicrosoft・Sony・Honda、どれもファウンダ

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    cubeisthebest 2007/06/12
    机上の空論に時間をかけず、とにかく手を動かして目に見える形・体験できる形を一日でも早く作る。実際のユーザーにものを提供して、そこから学ぶ。人を観察する力が、もの作りの原点だ。
  • ブロガーが広告主に気を使うようになったら終わりだ

    既にさまざまなところでも報道されたし、実際にこのブログのサイドバーにも広告が表示されているので気が付いている人も多いと思うが、ブログ向けの広告ビジネスベンチャーであるAgile Media Networkに、私自身もブロガーの一人として協力している。CGMという新しいメディアの上で、どうやって広告ビジネスを成り立たせるか、ブロガーとしてだけでなく、この業界で働く人間の一人として、協力・叱咤しつつ暖かく・冷たく見守って行きたいと考えている。 そんな中で、当然色々な意見も出てくるのだが、示唆された意見の一つで私が猛烈に反対したのが、広告主に気を使ったブログ・エントリーを書く、という発想。それだけは絶対にできない。 「言論の自由」は現代人に与えられた基的人権の中でも最も大切なものの一つ。しかしながら、暴力的なまでのパワーを持ってしまったマスコミのために、個人の声がほとんど聞こえなくなってしまっ

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    cubeisthebest 2007/05/08
     報道規制にも広告主にも勤め先にも支配されず、ブロガー個人の責任と良識を持って「言論の自由」を最大限に発揮してこそがブログだ。ブロガーが広告主に気を使うようになったら終わりだ。
  • Apple TV とネット家電の「おもてなし」

    Apple TVが我が家に来てからというもの、誰かが家に来るたびに自慢している私だが、もっとも評判が良いのは意外なことにスライドショーである。「スライドショーなんてパソコンじゃあ当たり前」と思う人も多いかも知れないが、42インチのプラズマテレビで見るバックグランド・ミュージック付きのスライド・ショーは、それだけでも$299を払っても良いぐらいの価値がある。 今までWebTVだとかテレビにブラウザーを載せたりだとか色々な「ネット家電」が試みられて来たが、どれもピントが外れていた。何がいけないかというと、「まずテクノロジーありき」の姿勢がある。「ネットに繋がったテレビを作れと言われたけど、どうしようか。そうだ、ネットといえばブラウザーだな。まずはブラウザーを載せて、iModeみたいなポータルを作って…」、これではうまく行くはずがない。 考えるべきは、ユーザーのライフスタイルである。ユーザーがテ

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    cubeisthebest 2007/05/07
     色々な「ネット家電」が試みられて来たが、どれもピントが外れていた。何がいけないかというと、「まずテクノロジーありき」の姿勢がある。考えるべきは、ユーザーのライフスタイルである。ユーザーがテレビに何を